ワコムの電子投票ソリューションとは
タッチディスプレイであるワコムの液晶ペンタブレットを利用することで、従来の記帳台での投票をそのまま電子的に置き換えることができ、紙の投票用紙に書くように液晶画面に手書きで投票できます。
平成14年より地方選挙に限り導入されている電子投票ですが、令和2年3月にシステム要件が改訂され、ワコムもサポートし、全国の自治体から関心が高まりつつあります。
【関連事例:利島村で行った電子選挙の実証】
https://www.jt-tsushin.jp/article/wacom-interview-toshimamura-202107/
【関連事例:葛飾区で行った電子選挙の実証】
https://www.jt-tsushin.jp/article/wacom-report-20220512/
導入事例:北海道岩見沢市
北海道の中央付近にあり、開拓者が休泊所で浴(ゆあみ)をして疲れを癒した事にちなみ、付近が「浴澤」(ゆあみさわ)と称されるようになる。これが転訛し「岩見澤」(いわみざわ)になったとされる本市で電子投票を使った模擬選挙が行われました。
本番の選挙で導入を検討するにあたり、年齢を問わず誰もがスムーズに投票を行えることが重要で、今回は有権者の意見や反応を伺うべく、参議院選挙の出口に特設ブースを開設し、本番さながらの実証を進められました。
事前に市の広報誌にも掲載し、実証は約4時間の短い時間でしたが、住民102名にご協力を頂き、結果として電子投票を「体験して良かった」が97%、本番でも使いたいが9割を超えました。
60代以上の参加者が4割を超える45名おられ、「良い経験でした」「私でも出来ました」「年を取ると小さい字が見えにくい」とコメント頂き、全体的に「開票も楽になるし良いのでは」など高評価を得ることができました。
北海道で初の試みであったため、テレビや新聞の取材も行われております。
岩見沢市の選挙管理委員会からは、「参議選の期日前投票を終えた方が体験してくれたことから、紙による投票との比較もしやすく、「生の声を聴けた」のではないかと思っています。
開票時間が大幅に短縮されるというのはもちろん魅力的ですが、有権者の貴重な一票が無効票や按分票とならないのが一番だと思っています。今回は高評価を得られましたが、今後の参考としていきたいと考えています。」とコメントを頂きました。
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