株式会社ワコムは、官公庁様の窓口業務をはじめ様々な用途で液晶ペンタブレットを活用したソリューションをご提案しています。今回は申請等を受理した後に行う、審査業務でのご活用事例をご紹介します。
導入事例:神戸市 消防局 予防部危険物保安課保安係
神戸市消防局予防部危険物保安課保安係様では火薬類取締法をはじめとする保安三法に関する許認可事務の業務をされております。
事務の大まかな流れとしては、窓口で申請受付後に審査・内部決裁を実施し、許可等の行政処分をしていますが、昨今の世界情勢を踏まえて電子申請や手数料のキャッシュレス化等、行政手続きのデジタル化に注力されております。
デジタル化を推進するなか『電子申請で受け付けた申請データをどのように審査をするのか』という課題に直面しました。従来の紙の申請書で出来ていた審査中に関する指摘事項や法律の参照部分等のメモ書きをPDFの電子申請データでも同様に行いたいという審査する職員からの意見もあって、「このままでは受付が電子データでも審査の利便性から担当者が紙に出力するなんてことになってしまう。そしてまた、電子決裁をあげるためにスキャニングをしていてはペーパーレス化や業務改革、DXの推進にはならない。」と、当時の不安を担当者の方からお伺いしました。
解決策を模索しているなかで、他業界のデジタル化について調査をしていると、ワコムのペンタブレットが描画だけでなく学校のリモート授業等で活用されている事例を発見し、これは応用できると思い立ち、今年2月ごろに保安係員に一部導入して実証実験を行った結果、紙の申請審査に近い状態で大変便利に電子データ上でも審査が行うことができましたとご好評を頂きました。
また、申請者である事業者の方にも、『メール文での指摘ではわかりにくい部分もあったが、申請した電子データに訂正箇所が直接記入されているので、どこを修正すればいいのかすぐ確認出来てとても分かりやすい』というご意見も頂いているとのことでした。
審査業務をワコムの液晶ペンタブレットを利用する事でスキャニング作業の廃止、紙の出力代金のコストカット、業務効率の改善などに繋がり、職員側の負担についても大きく改善する事ができました。
行政手続きのスマート化を推進することは手続きの利便性向上だけでなく、感染症拡大防止につながり、間接的に市民や職員を守ることに繋がります。今後もICT等を活用して、より安全で便利な消防行政を実現できるように努めたいとコメントを頂いております。
今後、各地の消防本部では急速に「電子申請」「消防同意の電子化」「帳票類の電子化」などがキーワードとなり、業務改善の検討から導入が進んでくると想定されます。
ワコムではこのような行政の課題に対して、職員や住民の利便性向上にむけた製品を提供し、社会貢献につながる活動を続けて参ります。
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