地域創生Coデザイン研究所では、日本各地の様々な地域で持続可能な発展に向けての支援を行っております。
今回は、香川県小豆郡土庄町豊島(てしま)の取り組みと弊所の支援活動についてご紹介します。
豊島について
香川県小豆郡土庄町豊島(てしま)は、面積は約14.5平方キロメートル、人口は約800人(2024年時点)の瀬戸内海に浮かぶ自然豊かな島です。島の中央にそびえる壇山からは湧水が出ており、稲作を中心とした農業や漁業が昔から盛んであり、豊かな島「豊島」と名付けられる由来と言われています。
とくに外国人観光客から高く評価されているのが「瀬戸内の自然」にある「日本の暮らし」です。数多くの海外メディアから、穏やかな海と風光明媚な景色のコンビネーションについて、「世界に類を見ない美しさ」といった言葉で紹介されています。
自然・文化・芸術を活かしたサスティナブルな島へ
サスティナブルな取り組み
地域創生Coデザイン研究所では現在、豊島の持続可能な発展を目指して以下の分野で取り組みの支援を行っています。
1. 地域コミュニティの活性化
島の住民と外部からの移住者がコミュニケーションのとれる場の設定。既存住民と新たな住民の共創の機会をつくることで、持続可能な地域社会構築をめざしたコミュニティ形成に取り組んでいます。
また、移住者の方々が豊島で取り組まれている活動も各方面で注目されています。
【各分野での主な取り組み】
- 環境学の分野: 廃棄物処理プロセスと環境回復についての取り組み
- 社会学の分野: 地域住民の活動と行政の協力による課題解決策の模索に関する取り組み
- 観光学の分野: サスティナブルツーリズムの実現をめざす取り組み
- アート・文化の分野: 芸術と地域文化を通じた地域振興モデルの策定に関する取り組み
2. 持続可能な観光
観光客数を制限し、環境に配慮した観光ガイドやエコツアーが行われています。
取り組み事例「豊島プロジェクト」
自然・文化・芸術を活かしたサスティナブルな島へ向けての取り組み「豊島プロジェクト」の中から地域創生Coデザイン研究所も参画しました2つの事例をご紹介します。
1. 島古来の自然環境を活かしたツーリズムツアー策定
豊島では瀬戸内海の温暖な気候・地形を活かした棚田や果樹園が営まれてきました。
柑橘類やオリーブなど特産物をめぐる「ローカルガイドツアー」を企画し、観光客からご好評をいただいております。
また、島を自転車で巡る「エコサイクリングツアー」、環境に配慮しながら海上をサイクリングできる「豊島発 HOBIEサイクリング」も人気を博しています。
【ローカルガイドツアー】
2. 現代アートの島としての新たな文化定着への取り組み
豊島は瀬戸内国際芸術祭(Setouchi Triennale)の会場の一つであり、その中でも豊島美術館は自然とアートの融合を象徴する存在となっています。アーティストの大竹伸朗氏による「心臓音のアーカイブ」など、自然や人間の生命をテーマにした作品など注目を集めています。このような新たなブランディング要素についてもアート鑑賞ツアーとして企画し、文化定着への取り組みを行っています。ツアー後の瀬戸内海の多島美と夕日はここでしか味わえない特別な体験です。
【瀬戸内海の多島美と夕日】
地域創生Coデザイン研究所では、今後も地域パートナーの皆さまと各地域の特性に合わせた持続可能な発展に向けた支援を行ってまいります。
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