避難所の鍵が開かない・施錠されていて入れない
地震や豪雨、その他の災害が発生した時、避難所を開設して住民に安全な場所を提供することは、重要な初動対応の一つです。迅速に避難所を開設することで、住民は速やかに安全な場所へ移動でき、怪我や事故のリスクを最小限に抑えることができます。また、災害発生時の混乱を最小限に抑え、被害の拡大を防ぐためにも避難所は不可欠です。
2024年1月の能登半島地震では、避難所の鍵を管理する担当者の到着が遅れ、避難してきた住民が屋外で待機せざるを得なかったり、中には学校などの窓ガラスを割って中に入ったりと、入り口が施錠されていて避難所に入れない事例が複数報じられました。これは能登半島地震に限ったことではなく、過去の地震や台風等の災害時にも起きたことがある問題です。
スマートロックで迅速な避難所開設へ
この避難所の鍵問題は、最新のデジタル技術を搭載したスマートロック「RemoteLOCK」で解決できます。
避難所となる体育館や公民館などの公共施設は、通常、施設管理者や自治体職員、近隣住民の方などが鍵を管理しており、発災時には避難施設に直接出向いて入り口を開け、避難所を開設する運用が一般的です。ただし、施設までの道路寸断や、鍵の管理者が被災するなどの要因ですぐに現場に到着できない場合、前述のように「避難所の鍵がない」「避難所開設が遅延する」ことにつながりかねません。
RemoteLOCKを利用して緊急時用の暗証番号を予め登録し関係者で共有しておくことで、管理者は災害発生時に鍵を取りに行くことなく避難施設に向かい、解錠できます。また、管理者が避難施設に行かずとも、発災時に暗証番号をエリアメールや防災無線等で地域住民に伝えることで、避難所に最初に到着した人が解錠して避難所の開設につなげる、といった運用が可能になります。さらに、避難所の閉鎖後は、RemoteLOCKのクラウド管理機能から暗証番号を削除することで、暗証番号の不正利用を回避します。
※参考:「緊急用PINコードの作成」
停電でも、Wi-Fi通信が途絶えても解錠できる
万が一停電になったりWi-Fi通信が途切れたりした場合でも、RemoteLOCKは安定してご利用いただける設計になっています。電池式のため停電時も稼働し、正常通信時に登録された暗証番号はRemoteLOCK機器に記録されているため、Wi-Fi通信が途絶えても、事前に登録した暗証番号で解錠いただけます。
このように、災害時のさまざまな状況下でも、RemoteLOCKを活用することで迅速な避難所の開設が可能になります。
フェーズフリー:平時の運用と省人化の実現
RemoteLOCKは、災害時の避難所の鍵としてだけでなく、平時の利用においても大きなメリットを生み出します。物理的な鍵の受け渡しや返却の手間を削減し、鍵の管理を省人化・無人化することで夜間の施設貸し出しを可能にし、管理の効率化と住民の利便性向上を実現します。多くの自治体で課題として挙げられている「鍵の担い手不足」の対策としても有効です。
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