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先進事例2024.04.01

「避難所の鍵が開かない」を解決するには 〜スマートロックを活用した鍵管理で迅速な避難所開設〜

[提供] 株式会社構造計画研究所 RemoteLOCKチーム
「避難所の鍵が開かない」を解決するには 〜スマートロックを活用した鍵管理で迅速な避難所開設〜
この記事の配信元
株式会社構造計画研究所 RemoteLOCKチーム
株式会社構造計画研究所 RemoteLOCKチーム

避難所の鍵が開かない・施錠されていて入れない

地震や豪雨、その他の災害が発生した時、避難所を開設して住民に安全な場所を提供することは、重要な初動対応の一つです。迅速に避難所を開設することで、住民は速やかに安全な場所へ移動でき、怪我や事故のリスクを最小限に抑えることができます。また、災害発生時の混乱を最小限に抑え、被害の拡大を防ぐためにも避難所は不可欠です。

2024年1月の能登半島地震では、避難所の鍵を管理する担当者の到着が遅れ、避難してきた住民が屋外で待機せざるを得なかったり、中には学校などの窓ガラスを割って中に入ったりと、入り口が施錠されていて避難所に入れない事例が複数報じられました。これは能登半島地震に限ったことではなく、過去の地震や台風等の災害時にも起きたことがある問題です。

スマートロックで迅速な避難所開設へ

この避難所の鍵問題は、最新のデジタル技術を搭載したスマートロック「RemoteLOCK」で解決できます。

避難所となる体育館や公民館などの公共施設は、通常、施設管理者や自治体職員、近隣住民の方などが鍵を管理しており、発災時には避難施設に直接出向いて入り口を開け、避難所を開設する運用が一般的です。ただし、施設までの道路寸断や、鍵の管理者が被災するなどの要因ですぐに現場に到着できない場合、前述のように「避難所の鍵がない」「避難所開設が遅延する」ことにつながりかねません。

RemoteLOCKを利用して緊急時用の暗証番号を予め登録し関係者で共有しておくことで、管理者は災害発生時に鍵を取りに行くことなく避難施設に向かい、解錠できます。また、管理者が避難施設に行かずとも、発災時に暗証番号をエリアメールや防災無線等で地域住民に伝えることで、避難所に最初に到着した人が解錠して避難所の開設につなげる、といった運用が可能になります。さらに、避難所の閉鎖後は、RemoteLOCKのクラウド管理機能から暗証番号を削除することで、暗証番号の不正利用を回避します。
※参考:「緊急用PINコードの作成」

停電でも、Wi-Fi通信が途絶えても解錠できる

万が一停電になったりWi-Fi通信が途切れたりした場合でも、RemoteLOCKは安定してご利用いただける設計になっています。電池式のため停電時も稼働し、正常通信時に登録された暗証番号はRemoteLOCK機器に記録されているため、Wi-Fi通信が途絶えても、事前に登録した暗証番号で解錠いただけます。

このように、災害時のさまざまな状況下でも、RemoteLOCKを活用することで迅速な避難所の開設が可能になります。

フェーズフリー:平時の運用と省人化の実現

RemoteLOCKは、災害時の避難所の鍵としてだけでなく、平時の利用においても大きなメリットを生み出します。物理的な鍵の受け渡しや返却の手間を削減し、鍵の管理を省人化・無人化することで夜間の施設貸し出しを可能にし、管理の効率化と住民の利便性向上を実現します。多くの自治体で課題として挙げられている「鍵の担い手不足」の対策としても有効です。

静岡県藤枝市における活用例

RemoteLOCKを活用して、フェーズフリーの運用を実現している例は全国に見られます。その一例として、静岡県藤枝市では、防災拠点と学校体育施設等にスマートロックを導入し、「避難所運営の迅速化」ならびに「小中学校体育施設の夜間貸出における利便性向上」を図っています。

▶詳細1(藤枝市プレスリリースへ):防災拠点と学校体育施設等にスマートロックを導入~オンライン決済導入と併せて、市民の利便性を向上~ (2024年3月15日)

▶詳細2(電通東日本、電通総研、構造計画研究所プレスリリースへ):電通東日本、電通総研、構造計画研究所の連携で藤枝市の公共施設にスマートロックを導入、安全・便利なまちづくりへ(2024年3月21日)

スマートロックを用いた避難所の鍵管理について検討されている方は下記のお問い合わせ先までご相談ください。

災害が発生しないことが一番ですが、万が一の時の備えとして、この記事が各自治体の災害対策に少しでも役立つことを願っております。

お問い合わせ

株式会社構造計画研究所
RemoteLOCKチーム
TEL: 050-1807-1888
E-mail: remotelock-lgsales@kke.co.jp
https://remotelock.kke.co.jp/case/public-facilities/

株式会社構造計画研究所 RemoteLOCKチーム
株式会社構造計画研究所 RemoteLOCKチーム
株式会社構造計画研究所 RemoteLOCKチーム
設立1959年5月6日
資本金10億1020万円
代表者名代表取締役社長 湯口 達夫
本社所在地

〒164-0012
東京都中野区本町4丁目38番13号 日本ホルスタイン会館内

事業内容

構造計画研究所は、建物の構造設計業務から、構築物を取り巻く自然現象の解析やシミュレーション業務、情報通信分野でのソフトウェア開発、製造分野へのCAD/CAEのソフトウェア販売やカスタマイズ、そして人間の意思決定支援分野でのコンサルティングなどを提供しております。「大学、研究機関と実業界をブリッジする Professional Design & Engineering Firm」を標榜する当社は、今後も工学知をベースにした有用な技術を活用し、社会の諸問題の解決に挑むことで、より賢慮に満ちた未来社会を創造してまいります。

URLhttps://www.kke.co.jp/

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