株式会社ワコムは液晶ペンタブレットを通じて、各自治体のDX化やペーパーレス化を支援しております。昨今では『書かない窓口』や『スマート窓口』と呼ばれる役所の窓口でもご採用が多く、人口の大小を問わず、全国300以上(※2023年11月時点)の自治体で利用いただいております。
今回は新たに、政府が進めるデジタル田園都市国家構想の仕組みを活用し、建築DXとして、建築確認申請のオンライン受付を開始した群馬県前橋市建築指導課にお話しを伺いました。
<導入事例:前橋市 都市計画部 建築指導課>
■建築確認申請のオンライン受付を開始した背景を教えてください。
国土交通省が2025年までに建築確認申請を含むオンライン利用率を50%にするという目標に対し、前橋市としてその目標に向けて建築確認申請のオンライン受付の導入を検討しました。その際、建築DXとしてデジタル田園都市国家構想の仕組みで導入できないか検討も進めました。
■建築確認申請のオンライン受付導入前の検討課題などがあれば教えてください。また、その課題に対してどのように解決されたのでしょうか?
基本的に建築系の部局は図面など紙での作業が多く、さらに検討した当時、建築系のシステム化を調べたところ、恐らく北海道庁しか実施しておらず、なかなか電子化された図面や帳票でどのように業務をするのかイメージがわいていませんでした。そこに電子ファイル媒体のまま審査できる仕組みとして、ワコムの液晶ペンタブレットと、ドキュメント編集や面積などの測定ができるソフトウェアを組み合わせることでその課題を解決することができるとわかり、その他のデバイスと比較検討した結果、有効性や職員負担軽減などの効果が高いと判断して導入を決定しました。また、オンライン受付開始の告知も課題でしたが、事前に建築士事務所協会及び建築士会に向けて説明会やオンライン打ち合わせなどを通して説明を実施しました。
■液晶ペンタブレットを導入された後、使い心地はいかがでしょうか?
24インチなので画面が大きく見やすく、2画面の構成にしたこともあり、図面比較がしやすくなりました。ペンのすらすらとした書き味が心地よく、画面に対して直接操作でき目や手が行ったり来たりしないため、疲労が軽減されました。タッチ機能も有効で、特定部分を拡大して表示し、コメントを入れて元の大きさに戻し保存もしています。また何よりも紙を利用する機会が減少しました。
■前橋市建築指導課としての今後の方向性と計画があれば教えてください。
2023年4月よりオンラインでの建築確認申請の受付を開始し、2023年11月時点で全体の10%ほどを電子で受付していますが、さらに申請率を上げていきたいと思います。
課題として、さらなるオンライン受付メニューの拡充がありますが、直近で完了検査申請や道路相談のオンライン受付を開始したのでこちらの申請率もあげていきたいと考えております。
ワコムでは、これからも自治体職員や住民の利便性向上に向けた製品を提供し、社会貢献につながる活動を続けて参ります。導入前のお試し依頼も受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。
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