株式会社ワコムは液晶ペンタブレットという製品を通じて、各自治体のDX化/ペーパーレス化をご支援しております。
今回は、本運用でご採用を頂きました大阪府吹田市消防本部様にお話を伺いました。
吹田市は、昭和15年(1940年)に誕生し、令和2年(2020年)に市制施行80周年を迎えた、人口約38万人の都市です。 大阪市に隣接し、多くの鉄道駅があり交通アクセスの良さと、万博記念公園などの緑豊かな環境が特徴です。
吹田市消防本部、総務予防室、村上様になぜ今回、消防法令における申請・届出の電子化を検討されたのか背景をお伺いしました。
村上様)
令和2年(2020 年)12 月 25 日に総務省から発出された「自治体 DX 推進計画」における重点取組事項として「自治体の行政手続のオンライン化」が挙げられています。その計画に基づき、本市において取組を効率的かつ効果的に整備するため、「吹田市行政手続の電子化取組方針」が制定されました。これに伴い、消防本部内で「消防法令における申請・届出の電子化」について検討するようになりました。
さらに、消防法令における申請・届出の電子化前の課題と、電子化導入後の状況についてもお伺いしました。
村上様)
消防法令における申請・届出を電子化するにあたり、すぐに電子化できる申請・届出とは何かを考え、令和4年(2022年)4月1日から、防火管理者選任解任届出書、消防計画、消防用設備等点検結果報告書等の「電子データの確認のみで処理可能な申請・届出」の電子申請の受付を開始しました。その結果、申請者は24時間・365日、いつでも・どこでも申請することができるようになり、利便性が向上することになりました。
次は、消防長同意等の「電子データの審査が必要な申請・届出」の電子化についてです。「電子データの審査」はPDF等をPCモニター等で視認し審査していくのですが、縮尺の整合がとれない・そもそも画面が小さすぎる・紙媒体であれば直接記入できるが電子データではそれができない等、課題が続出しました。そんな中、株式会社ワコムの液晶ペンタブレットに触れる機会がありました。
上記のような背景や課題に対して、弊社の液晶ペンタブレットを利用することにより、電子データ上の図面を審査する課題を解決できると考えていただき、実証を重ねて導入をご検討いただきました。
実際にワコムの液晶ペンタブレットを消防同意審査業務でご利用いただいた感想も村上様にお伺いいたしました。
村上様)
画面が大きく見やすい、付属のタッチペンでも指でも操作可能であるため、紙媒体と同じように直感的に審査を進めていくことができました。この液晶ペンタブレットを導入することができれば、消防長同意等の「電子データの審査が必要な申請・届出」の電子化は可能であると思いました。
この液晶ペンタブレットを導入することができれば、消防長同意等の「電子データの審査が必要な申請・届出」の電子化は可能であるという大変うれしいコメントをいただいております。
最後に村上様に今後の吹田市消防本部の電子化についてお伺いさせていただきました。
村上様)
吹田市消防本部は、株式会社ワコムの液晶ペンタブレットを含む電子申請対応端末を導入することができました。予防担当への充足率は100%です!!
これにより、令和5年(2023年)4月1日からすべての消防法令における申請・届出の電子申請の受付を開始します。
電子化導入についてはこれでひと段落しました。これからは運用面での課題を検討していかなければなりません。全国での電子化による事例はまだまだ少ないため、我々自身で課題を「見える化」し、改善に取組んで参ります。
大阪府吹田市消防本部様のように、課題を感じながらもなかなか、解決策が見つからないケースも多くございます。私共では、自治体のDX推進及びペーパレス化の一環として、ワコムの液晶ペンタブレットを活用し、自治体様の業務改善や課題解決ができるようにご提案をさせていただいております。ご導入前のご相談、試用、評価のご依頼も受け付けておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
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