ワコムの電子投票ソリューションとは
タッチディスプレイであるワコムの液晶ペンタブレットを利用することで、従来の記帳台で行う投票をそのまま電子的に置き換えることができ、紙の投票用紙に書くように液晶画面に手書きで投票することができます。
現在、ワコムでは液晶ペンタブレットを使った電子投票のデモアプリケーションを活用し、本番選挙の前段階として各自治体での模擬選挙を支援しております。
【関連事例:利島村で行った電子選挙の実証】
https://www.jt-tsushin.jp/article/wacom-interview-toshimamura-202107/
今回は東京都 葛飾区で行った事例についてご紹介します。
【導入事例:東京都 葛飾区】
葛飾区では無効票や按分票の削減、開票に関わる経費節減の効果を期待され、電子投票の採用について継続し検討を行われています。昨年度からは区内の中学校における出前授業を通じ、学生による模擬選挙を複数回に渡り実証されております。
今回は年度初めに行われる明るい選挙推進委員*の委嘱状伝達式の場をお借りし、研修会も兼ねた形式で会員の皆様に電子投票を体験して頂きました。
*明るい選挙推進委員とは、「明るい選挙推進協議会」に所属する会員のことです。
選挙違反のないきれいな選挙、投票参加及び国民の政治意識の向上等を図るための事業をなされ、投票立会人として投票事務が円滑に進行するよう、現場での協力も行われています。
体験者の年代構成としては、全体で50代以上の141名、その内7割が70歳以上の年代 で占められ、普段から非常に紙の投票に慣れた方々からの声を伺うことができました。
結果としては、8割以上の方が液晶ペンタブレットでの記入しやすさや、投票する画面のわかりやすさについて「良かった」と回答をされ、高評価を頂きました。
反面、本番選挙での実施については紙での投票を変わらず要望される声も多数あり、 若者世代と異なりスマートフォンやパソコン等の電子機器に不慣れな点、戸惑いを感じる点が多くの理由となりました。
本番選挙での導入に向けては、直感的な操作を実現するインターフェース開発に加え、 事前の操作説明による浸透など、各方面での検討が必要になると想定されます。
葛飾区では今回の模擬選挙も参考にされながら、将来的な本番選挙での導入を見据え、 引き続き啓発活動を進めていきたいとのことでした。
ワコムとしても継続して、全国の自治体のご支援を進めて参ります。試用やデモンストレーション等のご依頼も受け付けておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
本サイトの掲載情報については、企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。
提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性について弊社(イシン株式会社)は何ら保証しないことをご了承ください。