近江八幡市では、業務効率化を目ざし、2018年あたりから業務DXの検討を開始しました。
しかし、RPA導入をはじめとするICT化の推進には、相応の事前準備と変革への意識改革が必要となりますが、多忙な通常業務の中、それらを行うことは簡単ではなく、実態としてなかなか進んでいなかったとのことです。
そんな中、2019年度、全庁的にICTを推進するため庁内各課でICT推進員を選任。2020年7月にプロポーザルにて、NTTビジネスソリューションズの「NaNaTsu AI-OCRwith DX Suite」(AI-OCR)と「WinActor」(RPA)の導入を決定いただきました。
導入後、提供事業者へ“丸投げ”することなく、近江八幡市の行政改革部門の担当者と提供事業者であるNTTビジネスソリューションズが、共に各課へのヒアリングを行い、手書き帳票の多い幼児課に効果が見込めることを確認しました。 結果、紙の申請書類の読み取りから基幹システムへの登録までを自動化することで、職員の稼働時間の削減、さらに業務効率化に寄与しているということです。
これまでは、人が帳票を見ながら、管理用のエクセルに手入力していたところを、AI-OCRでデータ化し、AI-OCRでエクセルを作成した後の認定処理(実際にいろんな情報から保育所の入所申請を許可するかどうかを人が判断)については、職員の方に実施いただきます。その後、認定処理後のエクセルの情報をシステムへ投入するところをRPAで全自動化することで、職員の方の手間を省けています。
教育・保育給付認定業務へのAI-OCRとRPA導入
■業務内容(幼児課)
保育所等入所申込書、各種証明書等の受付を行い、その申請書情報から1件ずつ認定処理を実施します。その認定結果の各種項目を1件ずつシステムへ入力し、出力データにて最終確認を行います。(年間約1,000件)
■AI-OCRとRPA導入後のフロー
■導入後の効果
※導入後の効果は試算に基づくものです。
※「NaNaTsu AI-OCR with DX Suite」は、株式会社NTTデータが提供する、AI inside株式会社の文字認識AIを活用した地方公共団体等向けのサービスです
※「NaNaTsu」は株式会社NTTデータの登録商標です
※「DX Suite」はAI inside株式会社の登録商標です
※「WinActor」はNTTアドバンステクノロジ株式会社の登録商標です
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