

昨今、学校に不審者や車両が侵入する事件が増えていることから、学校の防犯対策に対する重要度が高まっています。その一方、持続可能な地域スポーツ環境を確保するために学校体育施設の有効活用を進めることが求められています。不審者から学校を守るための仕組みを導入しつつ、地域住民にも使いやすくしなければならないという、セキュリティとアクセシビリティの両立が課題になっています。
こういった課題をお抱えの自治体のみなさまに、課題解決の一助になる門扉向け入退室管理システム「TOBIRA(トビラ)」をおすすめします。
防犯対策導入時の課題
近年、不審者の学校侵入事件が相次ぎ、防犯対策の見直しを検討している学校は増えています。例えば、名古屋市では学校の入り口を原則施錠して来訪者が使用可能な門を限定し、インターフォンで確認後に門を解錠するという手順を義務化することによって、不審者の侵入を防止しています。(参考:https://www.tokai-tv.com/tokainews/article_20230707_28652)
しかし、門などの扉の開閉や訪問者の確認、鍵の管理等で業務量が増えてしまうと教職員の負担が増えるだけではなく、一時的に学校に訪れる方や、夜間開放などで学校に用事がある地域住民にとっても、気軽に学内に入ることができないために不便に感じることがあります。また、教職員が不在となる夜間は、訪問者の確認を行うために人を配置するなど、門や体育館の鍵などを来訪者に貸し出すための代替手段を用意する必要があります。このような課題が生じることから、管理者も利用者も不便さを感じない適切な防犯対策の実現が難しくなっています。
出入り口の制限をスマート化
「TOBIRA」は既設の電気錠や自動扉に後付けできる「クラウド型入退室管理システム」 です。もちろん、既に電気錠や電磁ロックが導入されている学校の門にもご導入いただけます。

▼アクセスコントロールシステム「TOBIRA」
https://remotelock.kke.co.jp/products/acs-tobira/
地域住民をはじめとする学校の利用者は、ドアや門の近くに設置されたリーダーを利用して、与えられた認証方法で鍵を解錠します。認証方法は暗証番号だけでなく、QRコード、FeliCaカードでも認証可能です。認証の種類が複数あるため、用途に応じて使い分けることができ、特に暗証番号であれば子供からお年寄りまで、誰でも簡単に利用することが可能です。
さらに「TOBIRA」はLANケーブルによる有線接続であることから常時インターネットに接続することができ、クラウド管理システム上の遠隔操作で門の解錠・施錠も可能です。職員室や建物の中だけでなく、市の庁舎といった学校から離れた場所からも、門の鍵を開け閉めすることが可能です。
複数の拠点と入室者の一元管理!管理者の負担を大幅に軽減
認証方法の与え方は簡単です。インターネットへの接続環境があれば、クラウド管理システムから利用者を登録することができます。管理者は常時入れる権限のほか、時間制限を設けた権限を設定することが可能です。暗証番号であれば、利用者にはメールや電話など様々な手段で伝えることができます。暗証番号を事前に通知し、利用者が門や扉を解錠することができれば、鍵の受け渡しのために管理者を常駐させる、もしくは門や扉を解錠するための鍵を貸し出す必要がなく、管理者の負担を軽減することができます。
キーレスならではのメリット
通常の鍵(物理鍵)は受け渡しの制限、紛失や複製の恐れがあります。「TOBIRA」の場合、それらの心配はありません。また、解錠時刻、解錠時に使用された暗証番号などの履歴を確認できるため、どの利用者の権限が悪用されているのか、暗証番号の流出源を特定できます。必要に応じて、暗証番号の利用を停止することも可能です。
また、「TOBIRA」が電気錠に組み込むスマートロックシステムであることから、火災報知器や警備システムとの連動が可能で、 火災報知器の作動とともに自動扉や電気錠を開放することや、警備システムの作動中は認証リーダーを無効化することができます。
他の部屋の電子錠や予約システムとの連携
弊社が提供するWi-Fi通信型電子錠「RemoteLOCK(リモートロック)」も、「TOBIRA」と同じクラウド管理システム上で管理できます。「RemoteLOCK」は、体育館や貸し教室の扉に取り付けることができ、鍵の受け渡しによる負担を軽減したい、利便性を向上したいといった悩みを解決する、暗証番号式・クラウド管理機能を備えたスマートロックです。「TOBIRA」と合わせて導入すれば、一つの暗証番号で門と「RemoteLOCK」が設置された他の施設や部屋を解錠できます。例えば、利用者が門と体育館を開錠できる時間制限付きの暗証番号を受け取ったとします。そのとき、利用者は指定時間内のみ、学校と体育館を出入りすることができます。

さらに、予約システム「まちかぎリモート」との連携も可能です。学校の施設を貸し出す際、利用者側は手続きの煩雑さ、学校側は予約と鍵の管理による負担が課題になることがあります。「まちかぎリモート」は予約、支払い(オンライン決済)、鍵管理まで全て一元管理できる施設予約システムです。「TOBIRA」とのシステム連携により、予約状況に合わせて施設に入場するための暗証番号を自動発行することができます。
▼予約システム「まちかぎリモート」
https://machikagi-remote.kke.co.jp/
導入事例
・暗証番号式スマートロック「RemoteLOCK」、神戸市の公共施設管理に導入
・浜松市で学校開放事業に関する実証実験の協定調印式~施設予約や鍵の受け渡し、決済手続きのオンライン化・スマート化を検証~
導入に必要なもの
導入に必要なものは以下のようになります。

※料金については別途お見積りいたします。
※ドアによっては取り付けが難しい場合があります。
※設置には電源供給(100V)の及び有線LAN(インターネット環境)が必要です。
「TOBIRA」導入済み自治体様の取り組み例
・川崎市と学校施設のさらなる有効活用に向けた実証実験に関する協定を締結
2023年3月の不審者学校侵入事件にともない、文部科学省はオートロック等の防犯設備の設置を促進する目的で、補助金の補助率を引き上げました。詳しい情報については、文部科学省の窓口までお問い合わせいただけましたら幸いです。
(参考:https://www.mext.go.jp/b_menu/activity/detail/pdf2023/20230317.pdf)
お問い合わせ先
株式会社構造計画研究所
RemoteLOCK 自治体マーケティング担当
TEL: 050-1807-1888
E-mail: remotelock@kke.co.jp
ウェブサイト:https://remotelock.kke.co.jp/case/public-facilities/
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・【動画あり】神奈川県藤沢市、地域市民の家をリモートロックで安全・安心・徹底管理
・これからの公共施設運営の“カギ”はスマートロック。全国に広がる導入事例を一挙に紹介
・【2023年度自治体向け実証実験モニター募集】無償で施設管理のスマート化を実現できる、まちかぎリモート&RemoteLOCK

設立 | 1959年5月6日 |
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資本金 | 10億1020万円 |
代表者名 | 代表取締役社長 湯口 達夫 |
本社所在地 | 〒164-0012 |
事業内容 | 構造計画研究所は、建物の構造設計業務から、構築物を取り巻く自然現象の解析やシミュレーション業務、情報通信分野でのソフトウェア開発、製造分野へのCAD/CAEのソフトウェア販売やカスタマイズ、そして人間の意思決定支援分野でのコンサルティングなどを提供しております。「大学、研究機関と実業界をブリッジする Professional Design & Engineering Firm」を標榜する当社は、今後も工学知をベースにした有用な技術を活用し、社会の諸問題の解決に挑むことで、より賢慮に満ちた未来社会を創造してまいります。 |
URL | https://www.kke.co.jp/ |
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