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イベントリポート
イベント2024.12.20

「すごい仕事ぶり」に光を当てる、「地方公務員アワード」が今年も開催

「すごい仕事ぶり」に光を当てる、「地方公務員アワード」が今年も開催

※下記は自治体通信 Vol.62(2024年12月号)から抜粋し、記事は取材時のものです。

10月13日、東京都内の会場にて、ホルグ社主催の「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2024(以下、地方公務員アワード)」の表彰式が開催された。目覚ましい活躍をした地方公務員に光を当てるこのイベントも、今年で8回目を数える。当日は10月半ばの三連休の中日とあって、受賞者やその家族のほか、職場の同僚から成る応援団など、約150人におよぶ参加者が全国から集まり、盛況ぶりを見せた。

11人の「すごい公務員」と、2人のネクストホープを選定

 「地方公務員アワード」とは、地方公務員による他薦をもとに、活躍する現役の地方公務員が審査を行い、「本当にすごい!」と思われる地方公務員を表彰するもの。際立つ成果を上げた職員の活躍を広く発信することで、社会から地方公務員が認められ、その力をより発揮できる環境を構築するとともに、行政サービスの質を高め、住民が広くその恩恵を享受できるようになることを目的としている。

 過去の受賞者で構成される審査委員会によって、今年は過去最高に迫る147件の応募のなかから11人の地方公務員が受賞した(下記「顔ぶれ」参照)。さらに今年は、30歳以下の若手公務員に与えられる「ネクストホープ賞」を設定し、2人が表彰された。企業協賛賞の1社としてイシン株式会社では「自治体通信賞」を設け、11人の受賞者のなかから、郡山市職員の深谷大一朗さんを選定し、同賞を授与している。深谷さんはこれまで、クラウドファンディング実施支援制度や起業家支援、実証実験など多くの官民連携事業をゼロイチで立ち上げている。いずれの取り組みも、自治体が旗振り役となった官民連携・産官学連携の好事例として高く評価しての選定となった。

 当日は、会場に駆けつけた中野区長の酒井直人氏、草加市長の山川百合子氏、郡山市長の品川萬里氏のほか、オンラインで祝辞を寄せた元環境大臣の小泉進次郎氏、元厚生労働事務次官の村木厚子氏などが登場。多彩なゲストが受賞者を称え、地域に尽くす地方公務員の日々の献身的な仕事ぶりに敬意と評価の言葉が寄せられた。

 表彰式終了後には受賞者を囲む懇親会も開かれ、貴重な交流の場となった。

受賞者11人の顔ぶれ
  • ◆池田 次郎さん
    川西市 市長公室 市制70周年記念事業事務局 事務局長補佐
    PRのプロフェッショナルとして、発信し続ける広報 など
  • ◆伊藤 貴規さん
    磐田市 健康福祉部 健康増進課 主任保健師
    全国男性保健師の悩み解消の場「男性保健師の会」を設立 など
  • ◆伊藤 允一さん
    瑞浪市 みずなみ未来部 シティプロモーション課 魅力発信係長
    まちのPR動画「奇跡の化石」製作 など
  • ◆勝谷 聡一さん
    宇治田原町 企画財政課 課長補佐
    ふるさと納税と広報の両方で「日本一」
  • ◆郷田 秀章さん
    堺市 上下水道局 事業サービス課 主幹
    水道アプリ「すいりん」の開発で、業務効率化に貢献
  • ◆近藤 裕さん
    豊田市 生涯活躍部 市民活躍支援課 担当長
    補助金手続きの電子化、ラリー世界大会の運営 など
  • ◆武田 亜可理さん
    愛媛県 農林水産研究所 水産研究センター環境資源室 研究員
    全国各地で水産関係の地域イベントを開催
  • ◆辻村 真輝さん
    羽曳野市 都市魅力部 魅力づくり推進課 課長
    コロナワクチン集団接種モデルを確立 など
  • ◆橋本 一磨さん
    豊田市 市長公室 東京事務所 所長
    「徴収一元化」と「官民連携」で、債権管理の課題を解決
  • ◆深谷 大一朗さん
    郡山市 文化スポーツ部 国際政策課 課長補佐 兼 国際交流係長
    社会起業家支援プログラムなど、多くの官民連携事業をゼロイチで立ち上げ
  • ◆安高 昌輝さん
    草加市 市長付みらい戦略担当主査(兼)市長室広報課 主査
    予算ゼロ・異動初年度で、広報紙をフルリニューアル
    • (肩書は受賞当時)


インタビュー
深谷 大一朗さん
郡山市
文化スポーツ部 国際政策課 課長補佐 兼 国際交流係長
深谷 大一朗さん

社会起業家支援プログラムなど多くの官民連携事業をゼロイチで立ち上げ

 自主勉強会などで出会った素晴らしい活動をしている地方公務員に少しでも近づきたい、との想いが今までありました。今回の受賞で、ようやく同じ立ち位置に立てたかと思っています。若手の地方公務員には、アワード受賞者という目指すべきロールモデルをぜひ知ってほしいです。

 「自治体通信賞」というメディア協賛企業からの表彰は、公民連携を重視してきた私には、とても励みになりました。これからも「行政・企業・市民団体」の連携、そして自分の活動のモットーである「遊ぶ・学ぶ・働く」が調和した活動を継続すべく、取り組みの幅を広げていきたいです。

推薦者の言葉
  • 福島 勉さん
    南相馬市 総務部 秘書課 ゼロからイチを創り出すシゴデキ公務員は仲間から愛されるイイヤツ
  • 辻本 剛教さん
    郡山市 建設部 河川課 長けているつなぐ能力で配属先の堆積土砂を浚渫して加速させる
  • 鈴木 聡さん
    郡山市 上下水道局 官民連携を促進し、地域経済を活性化させる取り組みを実現
  • 山田 雅文さん
    福島県 危機管理部 原子力安全対策課 官-官、民-民、官-民。すべてをつなぐ、福島県公務員NO.1イベントオーガナイザー
  • 小川 俊介さん
    郡山市 政策開発部 政策統計課 地域に飛び出し作った人とのつながりを生かし、息の長い持続的な事業を創出している
  • 坂井 俊之さん
    郡山市 政策開発部 広聴広報課 前例がなくても事例を作る行動力。地域の起業家が一歩踏み出すためのオシゴト術
  • 柳沼 優子さん
    郡山市 都市構想部 開発建築指導課 ひょうひょうと熱い漢。彼のユーザーありきの補助金アンテナの高さはピカイチ
審査員講評
想いを同じくする「仲間」のつながりが増えている
インタビュー
寺井 優介さん
福井県
未来創造部 知事特命 チャレンジ応援ディレクター
寺井 優介さん

 今年の受賞者に共通していたのは、熱い想いを持ちながら、どこまでも謙虚な姿勢でした。今年度から30歳以下が対象となるネクストホープ賞が新設されました。未来を担う若手職員たちを称え、認めていくことが地方公務員全体の士気向上につながっていくはずです。

 なかなか誉められる文化がない地方公務員の世界において、こうして全国規模で個人を表彰する機会は本当に貴重です。過去の受賞者も数多く参加され、想いを同じくする「全国の仲間」のつながりがどんどん増えています。このアワードを通じて出会った地方公務員たちがさらに日本を元気にしていくと信じています。


『地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2024』について、詳しくはコチラ
https://www.holg.jp/award/2024-02/

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