“チアリングパートナー”に渡す「ノベルティキット」に込めた想い《Part.1》


相模原市のシティプロモーション担当者で通称「相模原市シティプロモーション公式SNS『中の人』」が、どういった発想や方法論で一連の施策を展開しているのかをお伝えする本連載。今回から3回連続でお届けするのは、相模原市シティプロモーションサイト「さがみはらむすび」と同時にリリースした「さがみはらチアリングパートナー」の『ノベルティキット』について。細部にわたって込めに込めた“こだわりと想い”とは?
はじめに
こんにちは。相模原市 市長公室 シティプロモーション戦略課主任 ブランディング戦略担当「相模原市シティプロモーション」公式SNSの「中の人」です。
前々回(「相模原市シティプロモーションサイト」のデザイン戦略《前編》「さがみはらむすび」リニューアルの“裏側”)と前回(同《後編》目指したのは「わかりやすくて運用しやすい!」)は、前編ではサイトのコンセプト、後編ではデザインやレイアウトの意図などを前後編にわけて紹介させていただきました。
今回は、「相模原シティプロモーションサイト」と同時にリリースした「さがみはらチアリングパートナー」の『ノベルティキット』(下画像)のデザイン戦略を紹介します。

「さがみはらチアリングパートナー」の『ノベルティキット』とは?
「さがみはらチアリングパートナー」とは、「好き」と「発信」をキーワードに「私が好きな相模原の魅力を伝えたい」「多くの方に知ってほしい」そんな想いを自分らしい表現方法で発信してくださる方のことです。
そのような方なら、個人にとどまらず、企業や団体、キャラクターなども、「さがみはらチアリングパートナー」です。人気バンド[Alexandros]や、モデルの冨永愛さん、元F1ドライバーの片山右京さんなど、本市にゆかりのある著名な方々にも、「さがみはらチアリングパートナー」として、相模原市シティプロモーションサイト「さがみはらむすび」にメッセージを寄せていただいています。

こんなヒト、企業・団体、キャラクターなどが「さがみはらチアリングパートナー」に(イラストは相模原市のリリース資料より)
「さがみはらチアリングパートナー」の皆様にその証(あかし)としてお渡ししているのが、「ノベルティキット」です。
「ノベルティキット」の専用ケース(下画像のいちばん上)の中には、左下から、
- 証(あかし)カード:1枚
- ステッカー(防水):1枚
- むすびステッカー(防水):2枚
を入れています。

大切なのは共通項
相模原のことが好きで発信してくださる方が増えて、その輪が広がってほしいという構図は、星座のようにつながり、銀河のように広がる様子に例えることができるのではないかと考えました。そこで、全体的に宇宙をイメージした青ベースのカラーに統一し、関係するコンテンツをあしらうことに決めました。
青色ひとつとっても、色々な青がありますが、今回選んだのはくすみブルー。ここ数年、若者の間でくすみ系カラーが流行っていることをご存じでしょうか。「くすみカラー 流行り」などと検索すると色々関連記事も出てきます。相模原市のシティプロモーションのメインターゲットは20代から30代の若者。その世代に特に今好まれているカラーを選択しました。また、単色に統一したことでフルカラーに比べてコストも抑えています。
『さがみはらチアリングパートナー』のあかしのようなものを作る―。それだけを考えるなら、ステッカー1枚、カード1枚作れば済むのかも知れませんが、そこに意味があって、自信を持って大切な人に勧められるような、そして、皆が勧めたくなるような、他にはない特別なものにしようと思い色々と思案しました。
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