高度に自家用車に依存し、少子高齢化が進む日本社会においては、公共交通の利用者の減少が続き、公共交通インフラを担っている事業者の経営状況が悪化し、路線縮小・撤退が相次いできました。公共交通インフラの代表である路線バス・鉄道などは 70〜80%が赤字と言われています。
その結果、公共交通が不十分である「交通空白地帯」「交通不便地域」の増加が課題となり、自治体がそれらの公共交通を助成金を通じて支援している現状があります。一方、高齢者の免許返納件数が平成 23 年に 10 万件を超え、近年は 30 万件近くにまで達する現状を考えると、今後も公共交通の維持するための自治体負担は増加する懸念があります。
私達はこの少子高齢化に端を発する地域交通の課題に着目し、解決策を模索しております。
MaaSとは
MaaS とは「Mobility as a Service」の略であり、2015 年にフランスのボルドーで行われた ITS 世界会議で結成された「MaaS アライアンス」という組織では、「MaaS は、いろいろな種類の交通サービスを、需要に応じて利用できる一つの移動サービスに統合することである」と定義されています。GoogleMap やその他の経路探索サービスを用いて、徒歩、電車、バスなどの複合ルートを提供することは MaaS の一種であると捉えられます。
DRTとは
DRT とは「Demand Resposive Transport」の略であり、いわゆる「オンデマンド型乗合タクシー」のイメージです。この DRT は乗合効率を高めるのみならず、CO2 排出削減などにも効果があると言われており近年導入が進んできております。DRT は以下の特徴をもつモビリティになります。
- 固定ルートを持たずに運行
- 位置情報をもとに最適なルート計算
- 遅延情報等による動的なルート再計算
CTCの考える解決策
私どもは柔軟性が高い DRT と効率的な輸送を実現する路線バスなどの既存公共交通を MaaS でつないだ地域交通の実現することで、経済性と利便性のバランスがとれた地域交通が実現できると考えております。
具体的には、DRT により交通空白・不便地域内の輸送を担い、鉄道・路線バスへの乗り継ぎを MaaS で支援することで、地域交通が最適化され、自治体の負担と公共交通への社会的ニーズのバランスがとれると考えております。
公共交通の最適化を実現する「Rural MaaS」
「誰でも」「好きな時に自由に移動できる」生活を実現するため、MaaS/DRT を用いて公共交通の最適化を実現します。 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)では、以下の MaaS オペレーションを請け負います。
- 高効率な輸送を実現する DRT(オンデマンド交通)でラストワンマイルをカバー
- 既存公共交通網の利便性向上を MaaS で実現(公共交通の全体最適)
- 高齢者向けのコールセンタ設置
- 現状の課題分析を行い、地域ごとにカスタマイズ
- 自治体の助成金負担を削減し、地域交通の最適化
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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 未来技術研究所
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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
設立 |
1979年7月11日 |
所在地 |
〒105-6950 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー |
資本金 |
21,763百万円 |
従業員数 |
単体 4,594名、CTCグループ 9,333名(2021年4月1日現在) |
事業内容 |
コンピュータ・ネットワークシステムの販売・保守、ソフトウェア受託開発、情報処理サービス、科学・工学系情報サービス、サポート、その他 |
URL |
https://www.ctc-g.co.jp/
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