実証実験はともかく、交通不便地域解消あるいは赤字路線代替を目的に DRT(オンデマンド交通) を正式なサービスとして持続的に提供することは可能なのか?
自治体として非常に気になる疑問に対しての CTC からの 1 つの回答です。
純民間事業として:ジリ貧 or 近隣バス路線の駆逐
一般に DRT 運営企業は DRT 事業に責任を持つため、事業として成立させるためにあらゆる手立てを考えます。
そもそも交通不便地域や赤字路線は、周辺の住民が少なく顧客層を拡大することも難しい地域です。経費削減のみで事業として成立させることができる地域もごく稀であるため、単独で事業として成立させるための企業努力の結果、近隣の路線バスの顧客を奪う形となってしまうことも想像されます。この場合、仮にオンデマンド交通単独で事業として成立したとしても、近隣バス路線の存立が脅かされる事態となります。
自主運行サービスとして:高い費用負担
一般に運行受託企業は自治体からの委託に基づいて DRT の運行に責任を持つため、安全や時間の正確性には留意しますが、利用者の拡大や運行の効率化を促進する動機づけがありません。
そのため自治体の費用負担を大きく改善することは難しく、住民サービスとして継続的に費用負担を受け入れる覚悟が必要となることが想定されます。
全体最適化事業として:既存交通との共存共栄
CTC は自治体からの委託に基づいて、DRT 単独ではなく MaaS によりバスや電車などの既存公共交通を含む地域の公共交通の全体最適による助成金の低減・適正化に責任を持ちます。
DRT をバス停までのラストワンマイルと位置づけ、路線バスへの乗継(=送客)を促進して地域公共交通全体の活性化を図り、既存バス路線の収益を改善して全体として自治体の負担を軽減します。
オンデマンド交通サービスの持続的な提供のためには、DRT 単独ではなく地域の公共交通全体の最適化を意識した運営が重要です。
CTC では、地域の状況や方針に応じたサービス設計と運営をご提案いたします。
・実証実験にご興味がある方は こちら
・まずは地域の分析をお考えであれば こちら
目指す姿:公共交通の最適化を実現する「Rural MaaS」
「誰でも」「好きな時に自由に移動できる」生活を実現するため、MaaS/DRTを用いて公共交通の最適化を実現します。 伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)では、以下のMaaSオペレーションを請け負います。
- 高効率な輸送を実現するDRT(オンデマンド交通)でラストワンマイルをカバー
- 既存公共交通網の利便性向上をMaaSで実現(公共交通の全体最適)
- 高齢者向けのコールセンタ設置
- 現状の課題分析を行い、地域ごとにカスタマイズ
- 自治体の助成金負担を削減し、地域交通の最適化
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伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
設立 |
1979年7月11日 |
所在地 |
〒105-6950 東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー |
資本金 |
21,763百万円 |
従業員数 |
単体 4,594名、CTCグループ 9,333名(2021年4月1日現在) |
事業内容 |
コンピュータ・ネットワークシステムの販売・保守、ソフトウェア受託開発、情報処理サービス、科学・工学系情報サービス、サポート、その他 |
URL |
https://www.ctc-g.co.jp/
|
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