酷暑とコロナで外出がはばかられる2021年夏。こんな時は空調の効いた部屋で本という「知識の海」を泳いで過ごす―。そんな人も多いと思います。そこで自治体職員が書いた本を紹介する自治体通信Online「自著書評」掲載記事から、この夏にピッタリのオススメ本をお届けします。“知のエナジーチャージ”にお役立てください。(著者名50音順。各記事末尾に掲載記事リンクがあります)
住民の心をつかむ自治体チラシ 仰天!ビフォーアフター(足立区シティプロモーション課)
“まち”を変える行政チラシの作り方を足立区(東京都)シティプロモーション課が刊行しました。
足立区のイメージアップの原動力となった“秘伝のノウハウ”をまとめた『仰天!ビフォーアフター 住民の心をつかむ自治体チラシ』(学陽書房)のポイントについて同区シティプロモーション課に解説してもらいます(筆者は同課の舟橋 左斗子さん)。
《「自著書評」掲載記事リンク》
https://www.jt-tsushin.jp/article/adachiku_cp_book
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はじめて部下を持ったら読む 公務員のチームマネジメント(千葉市 中央図書館 館長・安部 浩成)
係長として異動した未経験の部署スタッフは経験豊富な強者(つわもの)ばかり。そんな萎縮しがちな状況でマネジャーとしてチームワークを形成していくには、さてどうするか?―。
こうした弱った(!?)経験をもつ自治体職員は少なくないでしょう。
ほかにもいろいろある行政組織特有の慣行や現場の実態にマッチしたチームマネジメント法を「市町村アカデミー」教授を務めた自治体職員が刊行しました。千葉市 中央図書館 館長を務める安部 浩成さんが書き下ろした「はじめて部下を持ったら読む 公務員のチームマネジメント」 がそれです。
同書のポイントや活用法などを著者の安部さんに解説してもらいます。
《「自著書評」掲載記事リンク》
https://www.jt-tsushin.jp/article/chiba-abeh_book/
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自治体職員の「対話力」が未来を拓く 「対話」で変える公務員の仕事(福岡市職員・今村 寛)
担当事業で庁内外からさまざまな意見や要望が出て議論百出、どうしよう…。こんな経験はありませんか?
立場や利害が異なる多様な人々が暮らしているのが地域社会。すんなりまとまらないのは、ある意味、必然かもしれません。
「そんな時こそ“対話”が有効な手段です」。こう指摘するのは福岡市職員の今村 寛さん(教育委員会総務部長)。
対話を通じて職場のあり方、仕事のやり方などを変えてきた今村さんは、その経験をもとに『「対話」で変える公務員の仕事 自治体職員の「対話力」が未来を拓く』(公職研)をこのほど出版しました。
「対話の実践でもっと仕事をやりやすくすることができるはず」と話す今村さんに、同書の想いや活用方法等を解説してもらいます。
《「自著書評」掲載記事リンク》
https://www.jt-tsushin.jp/article/book-taiwa_imamura/
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現場のプロがやさしく書いた 自治体の滞納整理術(寝屋川市職員・岡元 譲史)
多くの公務員が「やりたくない…」とされる業務に、いわゆる滞納整理があります。しかし、そんなキツい世界にも大きな実績を出した人がいるもの。
たとえば寝屋川市(大阪)職員の岡元 譲史さん。同市入庁後、さまざまな滞納整理に従事し、市税滞納額70%削減に貢献したというから、まさに凄いのひとこと。
どれほど「タフな公務員」かと思えば、ご本人いわく「私ほど交渉ベタな臆病者はいません。何度も心が折れかけて…」(岡元さん)。だからこそ、見えたこと、わかったことがあります。
そうした岡元さんが自らの体験から得た知見をシェアするため『現場のプロがやさしく書いた 自治体の滞納整理術』(学陽書房)を出版しました。同書の読みどころ、想いを岡元さんに解説してもらいます。
《「自著書評」掲載記事リンク》
https://www.jt-tsushin.jp/article/okamoto_neyagawa_book
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仕事の楽しさは自分でつくる! 公務員の働き方デザイン(さいたま市職員・島田 正樹)
公務員がイキイキと働くことが住民の幸せにつながる。そのためにすべきことは-。
SNSや専門誌などを通じて「公務員の働き方」について積極的に情報発信している、さいたま市(埼玉)職員の島田正樹さんが『仕事の楽しさは自分でつくる! 公務員の働き方デザイン』(学陽書房)をこのほど出版しました。
「公務員にも自分なりの“働き方デザイン”があるはず」と話す島田さんに、同書のポイントや想いを明かしてもらいます。
《「自著書評」掲載記事リンク》
https://www.jt-tsushin.jp/article/book-design-mshimada_01/
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根拠が示せる! 上司も納得! 公務員のかんたんデータ活用術(秦野市職員・志村 高史)
EBPM(エビデンスに基づく政策立案)が求められるなど、自治体業務にデータ根拠がますます必要な時代になりました。
そうしたなか“ややこしいデータ”でもカンタンに活用できる方法について秦野市(神奈川)上下水道局 参事(兼)経営総務課長の志村 高史さんが一冊の本にまとめました。
「私が持つデータ活用のスキルは高度でも専門的でもありません。すべて実務を通じて習得したものです」。こう話す志村さんに自著の読みどころ、活用方法等を解説してもらいます。
《「自著書評」掲載記事リンク》
https://www.jt-tsushin.jp/article/book-data_shimura/
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まちの未来を描く! 自治体のSDGs(慶應義塾大学大学院 特任助教・高木 超)
こうすればSDGsを日々の業務に取り入れることができる―。
地方公務員だった経験を活かし“自治体職員の目線”に寄り添ったSDGsの実践書『まちの未来を描く! 自治体のSDGs』(学陽書房)を慶應義塾大学大学院の高木超 特任助教が上梓しました。
「本書をSDGs導入のきっかけにしてほしい」と話す高木特任教授に同書の出版背景やポイントなどを解説してもらいます。
《「自著書評」掲載記事リンク》
https://www.jt-tsushin.jp/article/book-sdgs-ktakagi_02/
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自治体×ベンダー 自治体システム導入の「そういうことだったのか」会議(NPO法人 デジタルガバメントラボ)
いよいよ待ったなしの自治体DX。でも「そのために本当に必要なモノや“使える”サービスとシステムをつくるための準備ってなんだっけ?」。こうした自治体現場の疑問にわかりやすく答える“虎の巻”を、現役の自治体職員等が立ち上げたNPO法人 デジタルガバメントラボが出版しました。
5名の自治体情シス部門職員と2名のベンダー担当者が行政のデジタル化やシステム導入について対談形式で徹底議論した『自治体×ベンダー 自治体システム導入の「そういうことだったのか」会議』(ぎょうせい)がそれです。
同書のポイントや活用方法等について、デジタルガバメントラボ代表理事の千葉大右さん(船橋市役所職員)に解説してもらいます。
《「自著書評」掲載記事リンク》
https://www.jt-tsushin.jp/article/book-jichitaisystem_dgl/
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どんな部署でも必ず役立つ 公務員の読み書きそろばん(所沢市 財務部長・林 誠)
日本型人材育成は「習うより慣れろ」式のOJTが多いとされます。とりわけゼネラリストの育成が必要なため“畑違いの分野”への異動が頻繁に発生する自治体組織では特にそうした傾向が強いと言われます。
しかし、OJTでその部署の仕事の進め方を覚えることはできても、意外と見落とされがちなのが“自治体職員という仕事”の基本―。
それを80項目に分類し、ツボを押さえて体系化したのが所沢市(埼玉)財政部長を務める林 誠さんの近刊「どんな部署でも必ず役立つ 公務員の読み書きそろばん」です。
同書のポイントや活用法などを著者の林さんに解説してもらいます。
《「自著書評」掲載記事リンク》
https://www.jt-tsushin.jp/article/book-yks_hayashi/
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