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こんな事業・取り組みをやっています!《2つの新型コロナ対応編》

    こんな事業・取り組みをやっています!《2つの新型コロナ対応編》

    【自治体通信Online 寄稿記事】
    三重県流「あったかいDX」の全記録~新卒入庁職員の成長ストーリー~ #4(三重県 デジタル社会推進局/同局職員・中濵 佑希乃)

    「あったかいDX」を掲げ、県政のデジタルトランスフォーメーション化を担う部署として三重県庁が2021年4月に発足させた「デジタル社会推進局」。本連載では、三重県版デジタル庁に位置づけられる同局の新卒入庁職員・中濵 佑希乃(なかはま ゆきの)さんが住民目線に近いフレッシュな感性で“自治体DXの最前線”をお届けします。今回と次回は三重県流「あったかいDX」ではどんな事業・取り組みを実際行っているのかについてです。

    今回ご紹介する内容

    全国の自治体のみなさん、こんにちは。三重県デジタル社会推進局デジタル戦略企画課の中濵です。

    あっという間に9月ですね。

    先日三重県でも緊急事態宣言が発令され、デジタル社会推進局(以下、「デジ局」といいます)でもほとんどの人が毎日在宅勤務をしています。

    中濵には、家にこもり、自分自身の体調管理をすることくらいしかできませんが、新型コロナウイルスが1年半以上も猛威を振るう中、第一線で奮闘されている医療従事者の皆さまに、心からの感謝と敬意の気持ちを伝えたいです。

    また、お亡くなりになられた方々にご冥福をお祈り申し上げますとともに、罹患された方々、ご家族、ご関係者の皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

    さて、本連載の#2#3の記事では、デジ局の3つの「バリュー」と、デジ局の独自性について、また、現在中濵が担当している業務についてお伝えしました。
    (参照:#2「三重県版「デジタル庁」ってこんなところ!《バリュー&独自性編》
    (参照:#3「三重県版「デジタル庁」ってこんなところ!《広報チーム編》

    今回は、実際にデジ局は「あったかいDX」を掲げてどんな事業をしているのかについてご説明させていただきます。

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    デジ局の取り組みを特集した「県政だより」

    「あったかいDX」第1弾~AI音声技術を活用した新型コロナウイルスワクチン接種ホットライン夜間コールセンター

    記念すべき「あったかいDX」の第1弾は、AI音声技術を活用した新型コロナウイルスワクチン接種ホットライン夜間コールセンターの開設でした。

    ワクチン接種に関連したコールセンターでAIを活用した事例は、都道府県では初めてのことでした。

    ~AI音声技術を活用した新型コロナウイルスワクチン接種ホットライン夜間コールセンターについて~

    三重県では、県民の皆さまの新型コロナウイルスワクチン接種に関する相談窓口として「みえ新型コロナウイルスワクチン接種ホットライン」を開設し、オペレーターによる有人対応をしていたのですが、いつでも問い合わせできることで県民の皆さまの不安解消に繋げたいという想いから、日中は有人・夜間はAIが電話応対してコールセンターの24時間稼働を目指して、実証実験を開始しました。

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    新型コロナウイルスワクチン接種ホットラインの仕組み

    夜間のAIによる応答では、株式会社サイバーエージェントが提供するAI音声技術を活用したAI電話自動応対サービス「AI電話エージェント」を用いて、受付時間外である夜間応対の自動化を図っています。

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    日中は有人・夜間はAIが電話応対

    この業務の担当は中濵のトレーナーの森出さんです。

    森出さんは、マイナンバー関連の業務をワンオペでこなしている凄腕の持ち主です。

    4月1日に始まったデジ局で、この実証実験はなんと4月28日にスタートしました。当初中濵は「たった1カ月で大きな業務を完成させてしまうなんてすごいな~」くらいにしか思っていませんでしたが、1つの事業を立ち上げる大変さがだんだんわかってきた今考えると…すごすぎます。

    「あったかいDX」第2弾~モバイルオーダーシステムの導入促進

    「あったかいDX」の第2弾はモバイルオーダーシステムの導入による県内飲食店・宿泊施設のDX推進です。

    ~モバイルオーダーシステムの導入による県内飲食店・宿泊施設のDX推進について~

    飲食店の感染対策として、注文を自分の携帯電話でできるモバイルオーダーサービスの技術を持つ企業(株式会社Showcase Gig)と連携して、県内の店舗への導入促進を行っています。
    コロナ対応の長期化によって厳しい状況が続く中、県内飲食店・宿泊施設の方々がデジタル技術を活用することで、人との接触機会の削減やキャッシュレスの推進による感染リスクの低減に加え、店舗運営の効率化による接客品質や業務改善を目的としています。

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    モバイルオーダーシステムの仕組み

    この業務の担当は隣の課の班長の匹田さんです。

    匹田さんは中濵と席が近いことが多く、別の課なのにも関わらず広報のことや企画のことなどいつも相談に乗ってくださります。

    ちなみに、中濵の人生初出張(県庁から車で5分)は匹田さんに連れて行っていただきました。

    広報担当として、このモバイルオーダーの導入を県内の多くの県内飲食店・宿泊施設の方々に知っていただけるよう頑張りたいと思います。

    (こんな事業・取り組みをやっています!《アイデアボックス&5G促進策編》」に続く)

    ☆ 本連載の記事一覧

    自治体通信への取材依頼はこちら

    三重県 デジタル社会推進局のプロフィール

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    デジタル社会推進局のメンバー。キックオフ(2021年4月1日)の際の記念写真(写真撮影時のみマスクを外しています)

    三重県デジタル社会推進局では、デジタル時代を生き抜くために、あらゆる人々が家庭・職場・地域それぞれの場所において、新しく何かにチャレンジできる時間を創出できるよう「みんなの思いを実現する『あったかいDX』」をミッションとして、「誰もが住みたい場所に住み続けられる三重県の実現」を目指し、圧倒的なスピードでデジタル社会形成を推進中。2021年4月創設。50人体制。
    <連絡先>059-224-3086

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