【自治体通信Online 寄稿記事】
自治体職員の「装合計画」#8(元東京都職員/イメージコンサルタント・古橋 香織)
元東京都職員でイメージコンサルタントの古橋 香織さんによる、見過ごされがちだった「公務員の装い」をテーマとした本連載。今回は前回の服装編に続いて、汗に悩む季節に知っておきたいメイクのコツについて。具体的なメイク方法や、あると便利なグッズもお伝えします。
汗に打ち勝つメイクのコツ
前回は服装編をお届けしました。今回はメイクの話にうつりましょう。
最近、公務員女性の皆さんからよく聞くのが「夕方になるとメイク崩れに悩む」という話題です。市民や同僚の目もあってこまめにメイク直しにいけないという状況の方もいらっしゃるかと思いますので、夏のメイクのポイントをお話しさせていただきます。
なお、具体的なメイクのアイテムについては私のインスタグラムで「公務員女子必携コスメ」(https://www.instagram.com/kaori_colorcommons/)としても発信していますので、ぜひそちらもご覧ください。
冬のメイクとの違い
隠したい箇所があったりするとどうしても色々と盛りたくなりますが、何も考えずに重ねれば重ねるほど、メイクは崩れます。本当はお悩み別に複数の下地を使ってメイクをするのが鉄則と言われていますが、忙しい私たちにそんな時間はありません。乾燥が気になる冬場よりも使う化粧品の量を減らして、薄く伸ばすようにしてあげましょう。
特に動きの多い口角周りは薄づきを心がけます。時間のない人はいっそBBクリームにしてしまっても良いですね。
「粉」より「練り」
アイシャドウやチークは、粉よりもクリームやリキッドタイプの方が伸びがよく、密着力があります。汗にも強いので、湿気の多い環境や蒸し暑い環境にいる方はぜひ練り物のコスメを試してみてください。
また粉の物と比べて圧倒的にマスクにも付かないというメリットも。コロナ禍で練り物コスメはどんどん増えているので、粉しか持っていないという方はぜひ「練り」のものも使ってみてくださいね。
鞄の中にはティッシュ、ミスト、あぶら取り紙があると○
ここ数年のメイクの懸念事項である「マスクへの色移り」ですが、それを防ぐために一役買ってくれるのが「ティッシュ」です。テカリや皮脂が気になる部分はこまめにティッシュオフするようにしましょう! これならお手洗いの隙間にササッとできちゃいます。
また、より快適に過ごしたい方には「ミスト」もおすすめです。固定ミストやフィックスミストというものを使ってあげることで、メイク崩れやマスクへの色移りを防いでくれます。これは私もメイク後の仕上げに必ず使っていますが、使った日とそうでない日でメイクの持ちが全然違うのでぜひ試してみてください。
最後は「あぶらとり紙」についてです。あぶらとり紙を使うのは高校生以来(?)の方も多いかもしれませんが、余分な皮脂の除去やテカリ防止には一番役立ってくれます。使い方はぎゅうぎゅう押しながら使うのではなく、サッと拭き取るイメージで優しく肌を撫でてあげると、余分な皮脂だけが取れますよ。ぜひ暑い季節こそ使ってほしいアイテムです。
まとめ
いかがでしたでしょうか? 汗をかきやすい時期の身だしなみは大体が暑さや汗、臭いとの戦いなので、冬の時期よりも気をつけなければいけないことがたくさんあります。
アンケートをいただいた中で拾いきれなかった事項については、私の発信のどこかのタイミングで取り扱いたいと考えていますので、ぜひ今度も楽しみにしていてください。
(「《公務員の“100点の指先”をつくる方法》お手入れ方法からネイルカラー選びまで♪」に続く)
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■ 古橋 香織(ふるはし かおり)さんのプロフィール
元東京都職員
イメージコンサルタント
早稲田大学を卒業後、東京都庁に入庁。都職員時代は消費者行政や東京都議会議会局に勤務。在職中にイメージコンサルティングを学び、2020年1月に東京都を退職し独立。
公務員のほか政治家や士業といった堅さを求められる人たちへの「仕事映え」するスタイリングが得意。北海道から沖縄まで全国の公務員が受けているイメージコンサルティングのコンセプトは「心の戦闘力を服で上げる」こと。「職場で初めて服を褒められた」「自信が出た」などの多くの現職公務員の支持を得ている。
2021年11月に『公務員男性の服~普通の服で好印象・信頼・清潔感は出せる』(ぎょうせい)を上梓。
〈Color Commonsのサイト〉 https://colorcommonslab.com/
〈連絡先(問い合わせフォーム)〉http://colorcommonslab.com/otoiawase