堺市は、包括連携協定を締結しているあいおいニッセイ同和損害保険株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:新納啓介)と連携し、伝統産業をPRする取組みを行っている。地域密着を掲げる同社や、代理店である株式会社ハシオ(本社:大阪府堺市、代表取締役:橋本祐次)のネットワークを活用し、堺の伝統産業である「浪華本染め(注染)*」の技術を使用して染めた手ぬぐいをノベルティとして配ることで、浪華本染め(注染)の魅力や品質の良さを発信している。
第2弾となる今回の手ぬぐいは、堺の子どもたちが堺の街をイメージして描いた絵を、堺注染和晒興業会が「堺街マップ」としてデザインし、製作した。
堺市の担当者は「今後も民間事業者と連携することで、さらなる堺の伝統産業の魅力発信につなげていきたい。」と話す。
浪華本染め(注染)とは、生地の上に手作業で染料を注ぎ込む技法で、生地の上に糊で土手を作り、そこに染料を注ぎ込み表裏両面から染めるので、糸の芯まで染まり、風合いのある染め上がりになる。鮮やかな彩りと自然なぼかしが特徴で、手染ならではの奥行きと風合いが醸し出される。