普通教室は授業はもちろんですが、給食や休み時間など、子どもたちが学校生活の大半を過ごす場であり、幅広い用途での使用が求められる空間です。
さらにGIGAスクール構想や主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の推進など、「何を学ぶか」だけではなく「どのように学ぶか」も重視されてきており、ここ数年の教室のあり方は大きく変化をしてきました。
ここではこれからの普通教室についてご紹介いたします。
学びの変化の背景
サイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する、人間中心の社会の実現を目指すSociety5.0。幅広い産業構造が変革し、暮らし方・働き方が変化していくことが予測されています。
Society5.0時代の到来により、今後10~20年で、半数近くの仕事が自動化(※1)され、子どもたちの多くは将来、今は存在していない職業に就く(※2)とも言われています。
そういった予測困難な時代に立ち向かうためにも、目の前の事象から解決すべき課題を見出し、主体的に考え、多様な立場の人が協働的に議論し、納得解を生み出すための資質・能力が求められてきます。
※1 マイケル・A・オズボーン准教授(英・オックスフォード大学)
※2 キャシー・デビッドソン教授(ニューヨーク市立大学大学院センター)
子どもたちの学びはどう変わるの?
およそ10年に一度改定される「学習指導要領」。
2020年度から新しい「学習指導要領」が始まりました。その中で、子どもたちの「生きる力」を育むために、以下のことが明記されています。
● 主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)の視点から「何を学ぶか」だけでなく 「どのように学ぶか」も重視して授業を改善します。
● カリキュラム・マネジメントを確立して教育活動の質を向上させ、学習の効果の最大化を図ります。
一人一台端末で変化する学びの深化・転換
今後求められる資質・能力をより一層育成するために、GIGAスクール構想が実現しました。一人一台端末と、電子黒板や高速大容量の通信ネットワークなどのICT環境が一体的に整備されたことで、学びの「深化」と「転換」が進んでいます。
一方で、それらの学びを下支えするはずの教室自体の広さや机・イスなど、教室空間は変化しておらず、さまざまな課題が生じ始めています。
教室空間の課題
コクヨ独自に、現場の教員を対象に教室空間に関する調査を行った結果、いくつかの課題が浮かび上がってきました。
まず、児童生徒の机の上が狭く、端末を落としてしまうといった課題があります。一方、机を大きくすると教室内の動線に支障をきたすため、適切な配置が難しいという課題も指摘されました。
また、机の大きさやグループワーク時の移動に関する課題以外にも、机の高さ調節に関する課題を感じている方が多く、業務の負担になっていることが分かりました。
教室空間の課題解決のポイント
このような教室空間の課題は、家具で解決することができます。
そのために、以下4つのポイントがこれからの児童生徒用机・イスには求められてきます。
① 机上を効率的に使える天板機能
② グループワークにも対応できる動かしやすさ
③ 端末の落下リスクの低減
④ 高さ調節の手間と時間を削減
コクヨのご提案
Campus for SCHOOL児童生徒用可動式机・イス
一人一台のタブレット端末やWi-Fiの導入により、学校における子どもたちの学び方が大きく変わりつつあります。今後の「個別最適な学び方」と「協働的な学び方」の展開に向けて、子どもたちに最適な学び環境を提供するために、子どもたち目線で考えた、これからの時代の児童生徒用机・イスです。
児童生徒用デスク拡張ツール「つくえ+(つくえたす)」
今ある机に取り付けるだけで、PCやタブレットはもちろん、教材や文房具などの置き場所と落下防止策に。 これからの時代の学びに適応した快適な机上環境を実現します。
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