本社は都心部に構えているものの、地方に顧客が多いため、しょっちゅう社用車で長距離移動をし、訪問している。そんな従業員は少なくないのではないでしょうか。場所にもよりますが、車での移動は常にリスクを伴うものです。とくに長距離移動となると、移動時間による疲労で、社員に負担をかけることになりかねません。
この記事では、出張等の移動時に車での長距離運転が妥当か否かを考えつつ、適切な移動手段をご提案します。
出張先への長距離移動は大きなリスクを抱えることにもなる
「翌日は朝一で地方のお客様と商談があるから、遅い時間に社用車で移動しておこう」「週末中に社用車で移動をして月曜朝の出張に臨もう」
翌日が早いから、電車より経費が安く細かい移動も楽だから、という理由で、出張時の移動時に社用車を利用する人も少なくはないようですが、これは本当に最適な移動手段と言えるでしょうか…?
というのも、従業員の安全を最優先に考えると、非常に負担が大きいためです。
具体的に、出張時に社用車を利用した長距離移動は、従業員に次のようなリスクや負担をかけることになります。
安全配慮義務違反に問われる場合も
物流や運送業でなければ、走行距離制限の上限を設けていないことがほとんど。しかし、出張の移動で数100km以上の長距離運転をさせる場合、従業員に大きな負担がかかり、最悪の場合、疲労から交通事故につながる危険運転が発生することも考えられます。
労働契約法第5条では、「使用者は労働契約に伴い、労働者がその生命、身体などの安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする」とし、使用者(企業)が労働者に対して追うべき労働契約上の付随義務が定められています。この義務を怠り、万が一、事故などで損害が発生した場合、企業は従業員に対して損害賠償責任を負うことになってしまいます。
リスクマネジメントの観点からも、「〇km以上の走行はさせない」「〇時間以上運転する場合は〇時間ごとに休憩をとる」など、事故防止のために必ず無理と負担が軽減できるような規制を設けていただくと良いと思います。
長距離運転による疲労の蓄積〜実際にあった労働災害事例
2019年3月ごろ、長時間、車両を運転して取引先を回っていた従業員が出張先のホテルで過労で亡くなったという報道がありました。
この男性は、直近6ヶ月の間で計100日ほど出張し、そのうち54日は宿泊。社用車を運転し、東北から東海まで12県の取引先を回り、日によっては10時間以上運転することもあったそうです。走行距離が1ヶ月で約7,000kmに及ぶこともあったため、度重なる出張と長時間運転による負荷が大きく、長時間労働による過労死へとつながりました。
極端な例かと思われるかもしれませんが、出張とそれに伴う運転時間は、企業が思っている以上に従業員に負担をかけていることを忘れないようにしましょう。よく、車の運転は労働時間には該当しないと言われていますが、長距離運転を繰り返す場合、余裕を持ったスケジュールの作成、こまめに休養日を設けるなどして、従業員の健康管理を徹底しましょう。
社員の負担を減らし、効率性アップを狙うなら移動手段を変えるのもあり
出張時に社用車を使用する理由として、よく「地方だと都心のように交通インフラが整っていないから、移動がスムーズにいかない」ことが挙げられます。とはいえ、働き方改革の推進、業務工率の向上、従業員の負担軽減、そしてリクスマネジメントを考慮すると、「電車+レンタカー」の組み合わせを採用する方が安心・安全です。
出張時こそ活用したい!レンタカーアプリ
とはいえ、地方にどんなレンタカーショップがあるのか、かたっぱしから探したり、利用する従業員が多く申し込みや支払い手続きを行ったりすることが面倒だと感じる管理者さまもいるのでは。そこで是非とも活用いただきたいのが、全国どの地域でもすぐに予約できて、管理も一元化できる法人利用特化型のアプリです。
予約や支払いの煩わしさをなくし、管理を容易にしたのがこのレンタカーアプリ。従業員は手配が簡単に行え、管理者は誰がどの車両を利用したのか、コストと予約状況を一元管理できます。
手配:
トヨタレンタカー、タイムズカーレンタル、ニッポンレンタカー、日産レンタカーなど、利用できるのはなんと、全国約3,800店舗ものレンタカー会社。用途・目的に合わせてぴったりの車種を選択できます。店鋪受取のみならず、配車サービス、ワンウェイ(乗り捨て)など、利用状況に合わせて直感的に操作・手配できるのも大きなポイントです。
過去の依頼履歴を活用して、定期的に訪問している地域はより簡単な手配を実現。所属や連絡先を登録しておくことで手配にかかる時間を大幅に短縮します。
管理:
請求を一本に集約でき、利用者ごと、組織ごとの請求明細も出力可能。煩わしい精算業務が容易になります。誰が・いつ・どれくらい利用したのか、予約情報と実績を照会できるため、労務管理の強化も可能に。
まとめ
事故や過労のリスクを減らし、かつ管理者が管理を強化する観点もさることながら、昨今事務所スペースの縮小、車両台数の削減といった働き方を変えることによるコスト削減が検討されているようです。一度、公共交通機関+「レンタカー」の組み合わせを検討してみてはいかがでしょうか。
記事の中で紹介しております「レンタカーアプリ」にご興味のある方は、以下より資料をダウンロードいただけます。
住友三井オートサービス株式会社
本店所在地 |
東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 |
設立 |
1981年(昭和56年)2月 |
資本金 |
136億円 |
売上高 |
3,061億円(2021年3月期:単体) |
従業員数 |
1,975名(2021年4月1日時点:単体) |
事業内容 |
1. 各種自動車・車両のリース・割賦販売 2. 各種自動車・車両の整備修理、検査、点検に関する業務 3. 中古の自動車・車両の売買 4. 金融業務 5. 上記1~4に関連する一切の業務 |
URL |
https://www.smauto.co.jp/index.html |
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