DNPは、リアルとバーチャルの双方を行き来できる新しい体験と経済圏を創出する「XRコミュニケーション事業」を2021年より展開。メタバースを活用した教育支援や、自治体の地域活性化、「メタバース役所」等の行政サービス向上と窓口業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援しています。
本記事では、DNPが提供する「メタバース役所」についてご紹介します。
こんな方におすすめの記事です:
- 行政DXを推進されている方。
- XR(クロスリアリティ)やメタバースの活用を検討されている方。
- オンラインを活用した体験型機能/サービスに関心のある方。
江戸川区で「メタバース区役所」の先行運用がスタートしました!
社会のコミュニケーション手段は、より多くの情報を、より表現豊かなカタチで届けられるよう、デバイスやインフラ環境の変化に併せて日々進化しています。2Dを中心とする現在のコミュニケーションが、3Dへ移行していく中、DNPは「メタバース役所」サービスを提供しています。
江戸川区は2024年6月26日(水)より、「メタバース区役所」の先行運用を開始しました。DNPは「メタバース役所」サービスの提供を通じて、江戸川区の取り組みを支援します。
そもそも、なぜDNPが「メタバース」?
DNPは、「人と社会をつなぎ、新しい価値を提供する。」という企業理念のもと、創設の起点となった書籍・包材などの印刷技術と、ICカードやディスプレイの製造・開発などで培った情報技術を掛け合わせ、新たな製品やコミュニケーションの手段、コンテンツなどの創出に日々取り組んできました。
時代の変化に伴い、コミュニケーションのカタチが多様化するなかで、DNPはメタバース空間を活用した安全安心な「XRコミュニケーション®」事業を推進しています。
「メタバース」の良さとは?
メタバースは、特定のアプリケーション、または、ネット環境があれば手軽にアクセスできる仮想空間です。DNPの「メタバース役所」は、ウェブブラウザからアクセスできるため、手軽に利用できます。
DNPの「メタバース役所」におけるコミュニケーション方法は、音声・テキストから選べ、エモート(感情を簡単に表現できる機能)もあります。また、空間内ではアバターを通じてコミュニケーションをとるため、直接顔や氏名を明かすことはありません。匿名性の元、アバターを介して対面のようなコミュニケーションが図れ、場合によってはテキストや感情表現機能でも会話が成立します。
メタバースに慣れている方以外にも、ご高齢の方や、対面での会話が難しいまたは苦手な方にも活用いただきたいです。
「メタバース役所」ってどんなサービス?
DNPの「メタバース役所」は、主にコミュニケーションが必要とされる行政サービスにフォーカスしたDXシステムです。DNPの「メタバース役所」を活用することで、大きく以下2点が期待できます。
■ 住民の方は、どこからでも気軽に行政サービスを利用できる
DNPのメタバース役所を利用することで、現地の役所で受けていた行政サービスを、メタバース上で受けることができます。
今まで仕事や育児で開庁時間に役所へ赴くのが負担だった方や、自宅から役所まで距離があり来庁が困難な高齢の方、怪我や障害等で外出が難しい方も、インターネットを使える環境下であれば、移動時間や距離など気にせずに行政サービスを受けることができます。
■ 自治体職員の方の負担軽減
住民の方の利便性を向上することで、自治体職員の方の業務に対する負担を軽減できます。
例えば、住民が相談しやすい環境として、メタバース役所で住民向けの相談窓口を提供できます。その結果、従来よりも早い段階で住民の悩みをキャッチでき、結果的に職員の方の対応時間削減が期待できます。また、行政業務のアウトソーシングとメタバース役所を組み合わせることも可能です。さまざまな方法で、職員の方の負担軽減を支援します。
「メタバース役所」の今後の展望
これまでDNPでは、実証事業を通じて誰ひとり取り残さないデジタル社会の実現に向けたサービス開発を進めてきました。今後もより多くの方が利用しやすいよう、さまざまな機能拡充を予定しています。ぜひお問合せください。
※本記事は、DNP Innovation Portに掲載の記事を基にしています。原文記事はこちら(https://www.dnp-innovationport.com/news-report/20240614/)
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