 <p>奄美市様LINE公式アカウントでは、4種類の受信設定アンケートを設けて、きめ細かな市政情報配信に取り組まれています！<br /><br />▼奄美市様LINE公式アカウントにおける受信設定<br />・基本情報<br />・ごみの収集日<br />・子育て情報<br />・学校給食献立<br /><br />特に子育て支援分野では、専用の受信アンケートを設けて、きめ細かな情報配信に注力されています。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/a/a-mitsuda/20221104/20221104162301.png" width="500" height="905" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>利用者は、子どもの年代と欲しい情報種別を登録すると「小学生向けイベント情報」「児童手当の振込日通知」など、個々の状況に合わせた情報を受信できます。<br /><br />また、「学校給食献立配信」は奄美市様独自の取組です。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/a/a-mitsuda/20221104/20221104162604.png" width="600" height="935" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>利用者は受信設定において子どもが在籍している学校を選択すると、献立の写真とメニューの説明が毎食届きます。<br /><br />メニュー説明には、献立の工夫点や食育に関するコメントが含まれており、保護者と子どものコミュニケーションにつながります！</p>
<center>
<div class="jto-p-buttonGroup"><a href="https://kanameto.me/case/amamicity.html" target="_blank" class="jto-c-button jto-c-button__primary">詳細はこちら</a></div>
</center>
<p> </p>
<div>transcosmos online communications株式会社</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<th>所在地</th>
<td>〒170-6015 東京都豊島区東池袋三丁目1番1号（サンシャイン60）</td>
</tr>
<tr>
<th>設立</th>
<td>2016年5月</td>
</tr>
<tr>
<th>資本金</th>
<td>374百万円（資本準備金を含む）</td>
</tr>
<tr>
<th>事業内容</th>
<td>LINEを活用した行政のDXツール「KANAMETO」の開発、販売など</td>
</tr>
<tr>
<th>URL</th>
<td><a href="https://transcosmos-online.com/index.html" target="_blank">https://transcosmos-online.com/index.html</a></td>
</tr>
<tr>
<th>お問い合わせ電話番号</th>
<td>03-5904-9091</td>
</tr>
</tbody>
</table>

自治体のDXを支援するLINEアカウント運用ツール「KANAMETO（カナメト）」を開発・販売・提供しています。セグメント配信、アンケート、QAチャットボット、チャット相談の情報配信・案内機能のほか、防災・安全対策、子育て支援、窓口・来庁予約など自治体特有の課題解決に特化したソリューションをご用意しています。自治体のLINE活用に必要な機能をオールインワンで提供し、住民の利便性向上と職員工数の削減を両立することができます。

鹿児島県奄美市様：LINEで子育て情報・学校給食献立のセグメント配信

 <div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">茨城県常陸大宮市の取り組み</span></p>
<p class="jto-c-topic">公共料金支払い業務の改善</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="煩雑な公共料金の支払い管理は一括請求で大幅な効率化が可能">煩雑な公共料金の支払い管理は「一括請求」で大幅な効率化が可能</h3>
<div class="jto-c-interviewee">常陸大宮市<br />産業観光部 商工観光課 課長補佐<br />(総務省 経営・財務マネジメント強化事業 【公営企業関係】アドバイザー)　佐藤 真一<br />上下水道部 総務経営課 主査　加藤 義隆</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] NTTファイナンス株式会社</div>
</div>
<p>※下記は自治体通信 Vol.44（2022年11月号）から抜粋し、記事は取材時のものです。</p>
<div class="jto-c-lead">
<p>紙ベースの業務が現場に負担をかけている例は多くの自治体で存在している。業務上発生する公共料金の支払い業務は、その典型例のひとつである。これに対して、常陸大宮市(茨城県)では、上下水道部が管理する通信料金や電力料金の支払い業務をめぐり、新たなサービスを導入し、業務の効率化に成功したという。サービス導入の経緯やその効果について、同市担当者に話を聞いた。</p>
<div class="jto-p-jumpToMaterial"><a href="#material-area"><span class="fa fa-chevron-circle-down"> </span> 本記事で紹介しているサービス概要資料はこちら</a></div>
</div>
<div class="municipality-data">[常陸大宮市] ■人口:3万8,056人(令和4年10月1日現在) ■世帯数:1万5,653世帯(令和4年10月1日現在) ■予算規模:390億4,930万円(令和4年度当初) ■面積:348.45km2 ■概要:那珂郡大宮町・山方町・美和村・緒川村・東茨城郡御前山村の5町村が合併し、平成16年10月に誕生した。市の面積は、県内では常陸太田市に次いで2番目の規模を誇る。緑豊かな自然のなか、ネギ・シイタケなどの特産品の産地化や、県北工業振興の拠点である水戸北部中核工業団地など、農林業と工業の、調和ある発展を目指している。</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221028/20221028181847.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">常陸大宮市</div>
<div class="jto-p-person__position">産業観光部 商工観光課 課長補佐<br />(総務省 経営・財務マネジメント強化事業 【公営企業関係】アドバイザー)</div>
<div class="jto-p-person__name">佐藤 真一 <span class="jto-p-person__kana">さとう しんいち</span></div>
</div>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221028/20221028181909.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">常陸大宮市</div>
<div class="jto-p-person__position">上下水道部 総務経営課 主査</div>
<div class="jto-p-person__name">加藤 義隆 <span class="jto-p-person__kana">かとう よしたか</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="負担軽減が課題となっていた毎月130枚の請求書処理">負担軽減が課題となっていた、毎月130枚の請求書処理</h4>
<p><strong>―公共料金の支払い業務で、どのような課題を感じていましたか。</strong></p>
<p><strong>佐藤</strong>　上下水道部では、市域が県内2番目の大きさを誇るため、非常に多くの施設を管理しなければなりません。その数は上下水道合わせて542となり、そこで使われる通信回線は約400契約、電力契約で約350契約にのぼります。</p>
<p><strong>加藤</strong>　これらの請求書は膨大な数にのぼり、時期もバラバラに届くので、業務を効率化するため通信会社や電力会社に依頼し、できるだけ伝票を集約してもらっています。それでも請求書の数は130枚ほどにするのが限界でした。</p>
<p><strong>―それらを毎月処理するのですね。</strong></p>
<p><strong>佐藤</strong>　はい。請求書の開封から予算科目の分類、起票、支払い処理に毎月約40時間も要していたため、この業務負担の軽減は大きな課題となっていました。そんなとき、同じ課題を抱えていた近隣の稲敷市から、NTTファイナンスが提供する一括請求サービス『ビリングONE』を紹介されたのです。</p>
<p><strong>―どのようなサービスでしょう。</strong></p>
<p><strong>加藤</strong>　複数の通信会社や電力会社からの支払いをまとめ、立替払いしてくれるサービスです。結果、当市の支払い処理は毎月一度で完了できます。稲敷市では通信料管理に使用していましたが、同社によると電力料金もまとめて一括請求でき、電力使用量までデータ管理ができるとのことでした。<br /><br />　水道事業においては、次年度の財政計画の立案のほか、水道統計として国に提出する目的から、電力使用量の管理は必須となります。『ビリングONE』では、これらをまとめて一括管理できることから、すぐに導入を決め、今年7月から運用を開始しています。</p>
<h4 id="40時間もの業務が約1時間に">40時間もの業務が約1時間に</h4>
<p><strong>―導入効果はいかがですか。</strong></p>
<p><strong>佐藤</strong>　Web上で毎月25日に届く集計データを承認するだけで、一連の仕分けや起票などの処理が一切必要なくなった結果、毎月約40時間の業務がわずか1時間程度に短縮されました。人為的なミスの心配もなくなり、負担軽減効果は大きいと感じています。新たに生まれた時間は、今後の下水道網のさらなる整備や施設の老朽化対策、漏水対策といった住民サービスの向上に充てていきたいです。</p>
<p><strong>加藤</strong>　実際の使用感にも満足しています。画面は直感的にわかりやすく、誰でも使いこなせそうなので、今後人事異動があったとしても、業務の引き継ぎに不安は感じません。将来的に『ビリングONE』をほかの部署にも導入できれば、市役所全体の働き方改革もさらに進むかもしれませんね。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221028/20221028182433.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<hr />
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">支援企業の視点</span></p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="公共料金の一括管理システム導入が経理業務効率化の切り札になる">公共料金の一括管理システム導入が、経理業務効率化の切り札になる</h3>
<div class="jto-c-interviewee">NTTファイナンス株式会社 ビリング事業本部 ビリングソリューション部 首都圏営業部門<br />南関東ビリング ソリューション担当　金原 三都</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] NTTファイナンス株式会社</div>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221028/20221028182655.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">NTTファイナンス株式会社</div>
<div class="jto-p-person__position">ビリング事業本部 ビリングソリューション部 首都圏営業部門<br />南関東ビリング ソリューション担当</div>
<div class="jto-p-person__name">金原 三都 <span class="jto-p-person__kana">きんばら みつ</span></div>
</div>
</div>
<p class="jto-p-headline__heading jto-c-heading"><strong>―公共料金支払い業務に課題を抱えている自治体は多いですか。</strong></p>
<p class="jto-p-headline__heading jto-c-heading">　とても多いです。公共料金の請求書はどの自治体にも届くもので、その処理の煩雑さは共通の課題です。特に、規模の大きな自治体ほど、通信費や電力料金などの請求書は膨大な数になり、仕分けや起票、支払い管理といった業務に大きなマンパワーを割いています。こうした経理業務における業務効率化の切り札として、当社では一括請求サービス『ビリングONE』を提案しています。</p>
<p class="jto-p-headline__heading jto-c-heading"><strong>―特徴を教えてください。</strong></p>
<p class="jto-p-headline__heading jto-c-heading">　本来、各自治体に届く公共料金の請求書を当社が一括で管理するサービスで、自治体における開封や仕分け、データ入力といった一連の煩雑な支払い管理業務を大幅に効率化します。請求の発生状況は、請求書が届くタイミングで、随時Web上で確認でき、翌月には当社が支払いを代行。各自治体は、当社への一度の支払いだけで、迅速かつ簡便に公共料金の支払い業務を終えることができるのです。組織変更や新規契約の追加なども、画面上の操作で簡単に行えます。また、常陸大宮市での導入にあたり、電力使用量までデータ提供できるようになったことで、幅広い自治体のニーズに応えられるようになりました。</p>
<p class="jto-p-headline__heading jto-c-heading"><strong>―今後、自治体の業務効率化をどのように支援していきますか。</strong></p>
<p class="jto-p-headline__heading jto-c-heading">　『ビリングONE』では、通信、電気以外にも水道といったさまざまな公共料金の一括管理機能もあるほか、今後は改正電子帳簿保存法にも対応し、自治体での導入ニーズに幅広く対応していく考えです。ぜひ、お問い合わせください。</p>
<div class="jto-p-profile">
<div class="jto-p-profile__heading">金原 三都 (きんばら みつ) プロフィール</div>
<div class="jto-p-profile__body">平成27年にNTTファイナンス株式会社に入社。平成30年7月より現職。</div>
</div>
<hr />
<div>NTTファイナンス株式会社</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">設立</span></th>
<td>昭和60年4月</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">資本金</span></th>
<td>167億7,096万円</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">売上高</span></th>
<td>1,899億円 (連結:令和4年3月期)</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">従業員数</span></th>
<td>4,153人(連結:令和4年3月末現在)</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">事業内容</span></th>
<td>通信サービスなど料金の請求・回収業務、集金代行・支払代行および企業の計算事務代行、クレジットカード業など</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">URL</span></th>
<td><a href="https://www.ntt-finance.co.jp/" target="”_blank”"><span style="color: #3d4245;"><span style="color: #3d4245;">https://www.ntt-finance.co.jp/</span></span></a></td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">問い合わせ先</span></th>
<td>ビリング事業本部 ビリングソリューション担当<br />0800-666-0070 (平日9:00～17:00、土日祝日、年末年始を除く)<br /><a href="https://www.ntt-finance.co.jp/billing/service/one/" target="”_blank”">https://www.ntt-finance.co.jp/billing/service/one/</a></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div id="material-area" class="jto-p-material">
<div class="jto-p-material__lead">この記事で支援企業が提供している<br />ソリューションの資料をダウンロードする</div>
<div class="jto-p-buttonGroup">
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</div>

当社は、1985年４月の設立以来、NTTグループにおける金融会社として、お客さまの多様化するニーズや経済環境及びグローバル化・デジタル化の進展などの変化に対応し成長してまいりました。
ＩＣＴの担い手であるＮＴＴグループで培った金融決済、財務サービスの経験を活かした先進の金融ソリューションにより、お客さまに新しい価値をお届けします。

煩雑な公共料金の支払い管理は「一括請求」で大幅な効率化が可能

 <div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">長野県高森町の取り組み</span></p>
<p class="jto-c-topic">電子契約システムの導入①</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="契約書のデジタル化によって地元事業者も巻き込んだDXを実現">契約書のデジタル化によって、地元事業者も巻き込んだDXを実現</h3>
<div class="jto-c-interviewee">高森町<br />総務課 DX推進係 主任　伊藤 健<br />総務課 財務係 主事　松島 健司</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] 東日本電信電話株式会社</div>
</div>
<p>※下記は自治体通信 Vol.44（2022年11月号）から抜粋し、記事は取材時のものです。</p>
<div class="jto-c-lead">
<p>令和3年1月の地方自治法施行規則改正により、自治体が民間企業と電子契約を締結するハードルが低くなったことを受け、電子契約システムを検討・導入する自治体が増えている。高森町(長野県)もそうした自治体のひとつで、システムの導入により、庁内だけでなく地元事業者にもDXが波及していくことに手応えを感じているという。同町の担当者2人に、導入した背景や得られた成果などを聞いた。</p>
</div>
<div class="jto-p-jumpToMaterial"><a href="#material-area"><span class="fa fa-chevron-circle-down"> </span> 本記事で紹介しているサービス概要資料はこちら</a></div>
<div class="municipality-data">[高森町] ■人口:1万2,914人(令和4年8月1日現在) ■世帯数:4,591世帯(令和4年8月1日現在) ■予算規模:120億820万6,000円(令和4年度当初) ■面積:45.36km2 ■概要:中央アルプスと南アルプスに囲まれた信州・伊那谷の南部、天竜川の西岸に広がる段丘に位置している。町の東には四季折々に色を変える仙丈ヶ岳、塩見岳、赤石岳など、南アルプスの3,000m峰を望むことができる。昭和32年に市田村と山吹村が合併し、両村を山頂で結ぶ本高森山に由来して高森町となった。長野県を代表する地域ブランドである、干し柿「市田柿」発祥の町としても知られている。</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221026/20221026163422.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">高森町</div>
<div class="jto-p-person__position">総務課 DX推進係 主任</div>
<div class="jto-p-person__name">伊藤 健 <span class="jto-p-person__kana">いとう けん</span></div>
</div>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221026/20221026163643.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">高森町</div>
<div class="jto-p-person__position">総務課 財務係 主事</div>
<div class="jto-p-person__name">松島 健司 <span class="jto-p-person__kana">まつしま けんじ</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="契約課がないため各担当者が処理していた">「契約課」がないため、各担当者が処理していた</h4>
<p><strong>―電子契約システムを導入した経緯を教えてください。</strong></p>
<p><strong>伊藤</strong>　そもそも当町では、町長の「ICT環境を整備し行政効率を向上させます」という公約を果たすため、全正規職員にテレワーク用PCを配布したほか、議会用にタブレット端末を配布したり、電子決裁システムを導入したりなどのDXに取り組んできました。そうしたなか、ある業者から提案を受けたことで電子契約システムに関心をもちました。そこで、導入効果があるかどうか、年間の契約書数を庁内で調査してみたのです。</p>
<p><strong>―調査の結果はどうだったのでしょうか。</strong></p>
<p><strong>松島</strong>　契約書が、庁内で年間約700件存在していました。しかも、当町には契約に関する業務を担う「契約課」がなく、各課の担当者が契約書の処理をしており、押印や郵送といった手間がかかっていたのです。電子契約システムを導入すれば、そうした手間が軽減されるほか、なにより当町と契約している地元事業者の業務負担軽減につながります。結果、導入効果は高いと判断し、システムの検討を開始。そこで、NTT東日本が弁護士ドットコムからOEM提供を受けている電子契約システム『クラウドサイン for おまかせ はたラクサポート』に注目したのです。</p>
<p><strong>―注目した理由はなんですか。</strong></p>
<p><strong>伊藤</strong>　3つあります。1つ目は充実したバックアップ体制です。システムの説明を受けた際、導入から運用までフォローをしてもらえると聞き、「導入がしやすい」と感じました。2つ目は、直感的に操作できる点。実際に操作した際、非常に簡単で経験がない人でもすぐに使えると判断しました。そして、3つ目は「適法性」を満たしている点。同システムは、「グレーゾーン解消制度<a href="#f-13b0d5c6" name="fn-13b0d5c6" title="※グレーゾーン解消制度 : 事業者が新たな事業活動を行おうとする際、当該法令による規制が適用されるかを国に確認できる制度">*1</a>」に基づき、国から「問題なく適法に利用できる」という確認を得ていました。そうした点を評価し、令和4年4月から導入したのです。</p>
<h4 id="ICTツールや人材面でもDX支援を期待">ICTツールや人材面でも、DX支援を期待</h4>
<p><strong>―導入はスムーズに進んだのでしょうか。</strong></p>
<p><strong>松島</strong>　はい。両社に職員向けおよび地元事業者向けに説明会を開いてもらい、それ以降は特に問い合わせもなく、運用できています。不明点がある場合など、AIとオペレーターによるチャットなどのサポートがあるため、安心です。また意外だったのは、地元事業者向けの説明会の際、小さい町なのに100人を超える事業者に来ていただいたことです。みなさんの電子契約に対する関心の高さがうかがえましたね。</p>
<p><strong>―導入後の効果はいかがですか。</strong></p>
<p><strong>伊藤</strong>　現時点で、約700件のうち約130件が電子化されています。職員の業務効率化はもちろんですが、地元事業者から「収入印紙が不要になり、印刷や郵送する必要がないのですごく楽になった」などの声をもらっています。さらに、ある建設業者さんから「施主さんと住宅の契約を交わす際に電子契約を導入したい」といった相談の声も。結果として、地域にもDXが波及していくことに、手応えを感じています。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221026/20221026164156.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p><strong>―今後の電子契約システムの活用方針を教えてください。</strong></p>
<p><strong>伊藤</strong>　まだ約130件ですから、契約書の電子化をさらに進めていきたいですね。金融機関などは業務フローの変更に時間がかかるケースがあるため、こちらからも働きかけながら進めていきたいと考えています。またNTT東日本では、ICTツールやICT人材の提供も可能ということですので、そうした面からもDX支援をお願いしたいですね。</p>
<hr />
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">支援企業の視点</span></p>
<p class="jto-c-topic">電子契約システムの導入②</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="サポート体制が充実していれば契約相手の導入もスムーズに進む">サポート体制が充実していれば、契約相手の導入もスムーズに進む</h3>
<div class="jto-c-interviewee">東日本電信電話株式会社 ビジネス開発本部 第三部門 サポートサービス担当 主査　横塚 浩章</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] 東日本電信電話株式会社</div>
</div>
<div class="jto-c-lead">
<p>ここまでは、電子契約システムを導入することによる高森町のDX推進事例を紹介した。このページでは、同町の取り組みを支援したNTT東日本を取材。担当の横塚氏に、自治体が電子契約システムを導入していくうえでのポイントなどを聞いた。</p>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221026/20221026164623.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">東日本電信電話株式会社</div>
<div class="jto-p-person__position">ビジネス開発本部 第三部門 サポートサービス担当 主査</div>
<div class="jto-p-person__name">横塚 浩章 <span class="jto-p-person__kana">よこつか ひろあき</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="手間がかからない方式が自治体でも選択可能に">手間がかからない方式が、自治体でも選択可能に</h4>
<p><strong>―電子契約システムの導入を検討している自治体は増えているのでしょうか。</strong></p>
<p>　増えています。背景としては、令和3年1月に地方自治法施行規則が改正されたことがあげられます。改正前は、契約者双方が電子証明書を取得したうえで、それぞれ署名しなくてはならないという厳密なルールがありました。改正後は、電子契約サービスを提供する「第三者」が立会人になることで、当事者が電子証明書を取得する必要がなくなりました。この方式は電子契約の手間がかからないことから、すでに民間企業の間で普及しており、自治体でも選択できるようになったのです。</p>
<p><strong>―電子契約システムを導入する際に、おさえておくべきポイントはなんですか。</strong></p>
<p>　我々は最低限3点をおさえておくべきだと考えています。1点目は、情報セキュリティが担保されているか。高いレベルで情報セキュリティ対策が求められる自治体にとっては必須と言えるでしょう。2点目は、導入がしやすいか。大がかりなシステム改修が必要だったり、操作が難しかったりすれば、コストや手間がかかりますから。3点目は、豊富な導入実績があるか。実績は安心感につながりますし、知名度が高ければ取引先の理解も得られやすいです。たとえば、当社が弁護士ドットコムからOEM提供を受けている電子契約システム『クラウドサイン for おまかせ はたラクサポート』では、3点のポイントを満たしています。</p>
<p><strong>―それぞれどのようにポイントを満たしているのでしょう。</strong></p>
<p>　 情報セキュリティについては、「政府情報システムのためのセキュリティ評価制度(ISMAP)<a href="#f-d2212a76" name="fn-d2212a76" title="※政府情報システムのためのセキュリティ評価制度 : 政府が求めるセキュリティ要求を満たしているクラウドサービスをあらかじめ評価・登録する制度">*2</a>」に登録されているほか、LGWANでも利用できます。ちなみに、「グレーゾーン解消制度」でも認められており、適法性も担保しています。また、クラウドサービスのため大きなシステムを導入する必要がなく、直感的に使えることから導入も簡単です。そして、平成27年に提供を開始して以降、自治体や民間企業で幅広く利用され、電子契約市場では、シェアNo.1<a href="#f-6ccbe7c6" name="fn-6ccbe7c6" title="※シェアNo.1 : 株式会社富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2021年版」(電子契約ツール2020年度実績)市場占有率より">*3</a>です。<br /><br />　さらに、このシステムには大きな特徴があります。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221026/20221026170423.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<h4 id="自治体職員はもちろん地元事業者も支援">自治体職員はもちろん、地元事業者も支援</h4>
<p><strong>―それはなんですか。</strong></p>
<p>　有償ですが、手厚いサポート体制があることです。当社では、電子契約システムを導入する際の運用体制構築や、庁内勉強会および地元事業者への導入説明会も開催します。また、問い合わせにも、チャットやリモート会議などで幅広く対応。自治体職員はもちろん、地元事業者からの問い合わせにも対応します。電子契約は相手の合意があってなされるもの。地元事業者への導入がうまくいかなければ、電子契約自体が成り立ちませんから。そうした、自治体と地元事業者の不安や困りごとをまるごとサポートできるのも、黎明期から地域に密着したインターネットの普及支援を行ってきた当社だからこそです。</p>
<p><strong>―自治体に対する今後の支援方針を教えてください。</strong></p>
<p>　『クラウドサイン for おまかせ はたラクサポート』を普及させることで自治体だけでなく、地域全体のDXも支援していきたいと考えています。また当社では、過去の契約書も含めた書類の電子化や、勤怠管理といったバックヤードのデジタル化、ICTツールやデジタル専門人材の提供も可能です。ぜひお問い合わせください。</p>
<h4 id=""><img class="hatena-fotolife" itemprop="image" src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221026/20221026170024.jpg" title="" /></h4>
<div class="jto-p-profile">
<div class="jto-p-profile__heading">横塚 浩章 (よこつか ひろあき) プロフィール</div>
<div class="jto-p-profile__body">昭和50年、栃木県生まれ。平成8年に日本電信電話株式会社(NTT)に入社後、交換機保守、法人向けシステムエンジニア、社内システム開発、NWサービス開発などの業務を担当。令和2年から現職にて、バックオフィス系サービス開発業務に従事している。</div>
</div>
<hr />
<div>東日本電信電話株式会社</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<th>設立</th>
<td>平成11年7月</td>
</tr>
<tr>
<th>資本金</th>
<td>3,350億円</td>
</tr>
<tr>
<th>従業員数</th>
<td>4,900人(令和4年3月31日現在)</td>
</tr>
<tr>
<th>事業内容</th>
<td>東日本地域<a href="#f-f7da35fa" name="fn-f7da35fa" title="北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県および長野県">*4</a>における地域電気通信業務<a href="#f-73cc2e46" name="fn-73cc2e46" title="県内通話にかかる電話、専用、総合デジタル通信などの電気通信サービス">*5</a>およびこれに附帯する業務、目的達成業務、活用業務</td>
</tr>
<tr>
<th>URL</th>
<td><a href="https://www.ntt-east.co.jp/" target="”_blank”">https://www.ntt-east.co.jp/</a></td>
</tr>
<tr>
<th>お問い合わせ電話番号</th>
<td>NTT東日本 ICTコンサルティングセンタ<br />0120-765-000 （平日 9:00～17:00 (年末年始を除く)）</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div id="material-area" class="jto-p-material">
<div class="jto-p-material__lead">この記事で支援企業が提供している<br />ソリューションの資料をダウンロードする</div>
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</div><div class="footnote">
<p class="footnote"><a href="#fn-13b0d5c6" name="f-13b0d5c6" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">※グレーゾーン解消制度 : 事業者が新たな事業活動を行おうとする際、当該法令による規制が適用されるかを国に確認できる制度<br /></span></p>
<p class="footnote"><a href="#fn-d2212a76" name="f-d2212a76" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">※政府情報システムのためのセキュリティ評価制度 : 政府が求めるセキュリティ要求を満たしているクラウドサービスをあらかじめ評価・登録する制度</span></p>
<p class="footnote"><a href="#fn-6ccbe7c6" name="f-6ccbe7c6" class="footnote-number">*3</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">※シェアNo.1 : 株式会社富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場 2021年版」(電子契約ツール2020年度実績)市場占有率より</span></p>
<p class="footnote"><a href="#fn-f7da35fa" name="f-f7da35fa" class="footnote-number">*4</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県および長野県</span></p>
<p class="footnote"><a href="#fn-73cc2e46" name="f-73cc2e46" class="footnote-number">*5</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">県内通話にかかる電話、専用、総合デジタル通信などの電気通信サービス</span></p>
</div>

地域の魅力　×　みんなの思い　×　ICT　＝　循環型ミライ
地域の循環型ミライをめざして、地域だけを見つめ、ともに歩んできたNTT東日本グループ。
地域の魅力と、みんなの思いに、ICTをかけ合わせ、つぎのミライをつくりはじめています。
めざしているのは、それぞれが循環しながらお互いがつながり持続的に発展できる地域の循環型ミライです。
これまでも、そしてこれからも、地域のパートナーでありつづけることを約束します。

契約書のデジタル化によって、地元事業者も巻き込んだDXを実現

 <div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">福島県鏡石町の取り組み</span></p>
<p class="jto-c-topic">農産物の六次産業化</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="農産物に付加価値を与え新たな地域産業を生み出す糸口に">農産物に付加価値を与え、新たな地域産業を生み出す糸口に</h3>
<div class="jto-c-interviewee">鏡石町 総務課 まちづくり調整グループ 主査　石井 秀樹<br />郡山女子大学附属高等学校 食物科 主任 教諭　佐々木 淑子</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] 株式会社八芳園</div>
</div>
<p>※下記は自治体通信 Vol.43（2022年10月号）から抜粋し、記事は取材時のものです。</p>
<div class="jto-c-lead">
<p>地域活性化の取り組みとして、地元産品を活用した六次産業化に注目する自治体は多い。しかし、どのような商品をつくればよいかわからず、企画段階から頭を悩ませるケースも少なくない。こうしたなか、鏡石町(福島県)では、いちごを使った新商品を開発し、本格生産の前からファンを獲得するなど、六次産業化のプロジェクトを順調に進めている。プロジェクトを推進している同町と郡山女子大学附属高等学校の担当者に、取り組みの詳細を聞いた。</p>
<div class="jto-p-jumpToMaterial"><a href="#material-area"><span class="fa fa-chevron-circle-down"> </span> 本記事で紹介しているサービス概要資料はこちら</a></div>
</div>
<div class="municipality-data">[鏡石町] ■人口:1万2,210人(令和4年9月1日現在) ■世帯数:4,444世帯(令和4年9月1日現在) ■予算規模:118億8,895万円(令和4年度当初) ■面積:31.30km<sup>2</sup> ■概要:福島県中央部、中通り地方の南にあり、北は須賀川市と接する。地形はほぼ平たんで、国道4号線と東北本線、東北縦貫自動車道が町の中央を縦断する。昭和52年に完成した工業団地のほか、郡山地域テクノポリス構想圏域内に立地している。明治13年に宮内省御開墾所として開設された岩瀬牧場は国内初の西洋式牧場で、文部省唱歌「牧場の朝」のモデルとなった。</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221003/20221003175535.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">鏡石町</div>
<div class="jto-p-person__position">総務課 まちづくり調整グループ 主査</div>
<div class="jto-p-person__name">石井 秀樹 <span class="jto-p-person__kana">いしい ひでき</span></div>
</div>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221003/20221003175600.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">郡山女子大学附属高等学校</div>
<div class="jto-p-person__position">食物科 主任 教諭</div>
<div class="jto-p-person__name">佐々木 淑子 <span class="jto-p-person__kana">ささき しゅくこ</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="鮮度を活かす商品アイデアは流通期間の短さがネックに">鮮度を活かす商品アイデアは、流通期間の短さがネックに</h4>
<p><strong>―地域活性化の一環として六次産業化に取り組んでいると聞きます。どのような取り組みですか。</strong></p>
<p><strong>石井</strong>　令和2年より、県内の郡山女子大学附属高等学校と、町の農産品を使って新たな商品をつくる取り組みを行っています。</p>
<p><strong>佐々木</strong>　取り組みは、当校食物科の生徒がさまざまな農産品を使ったメニューを考案するかたちで進めています。商品化に対する生徒の想いが特に強かったのは、県内でもブランド力が高い「鏡石いちご」でしたが、早くも商品企画の段階で計画は滞ってしまいました。</p>
<p><strong>―それはなぜでしょう。</strong></p>
<p><strong>佐々木</strong>　生徒からは、商品のアイデアが70案ほどあがったのですが、その多くがケーキやジェラートなど、いちごの鮮度を活かすメニューであり、流通可能な期間が制限されてしまうことが商品化のネックになっていたからです。</p>
<p><strong>石井</strong>　そうした課題を感じていたとき、ウェディング事業で有名な八芳園が地域の食材をプロデュースする事業も手がけていることを知りました。そこでさっそく、六次産業化の取り組みについて相談をもちかけ、そこから八芳園も加わるかたちで鏡石いちごの六次産業化プロジェクトがスタートしました。</p>
<p><strong>―そこから、どのようにプロジェクトを進めていったのですか。</strong></p>
<p><strong>佐々木</strong>　商品化するメニューについては、八芳園のペストリーシェフの提案により「いちごバター」に決まりました。当校の生徒や町の職員さんは知らなかったのですが、ペストリー業界では近年流行しているトレンド商品とのことでした。保存期間も長く、年間を通して流通が可能なため、この提案は非常に魅力的でしたね。</p>
<p><strong>石井</strong>　その後も、生産体制の構築を含め、地域に深く入り込んだ八芳園のサポートによってプロジェクトは順調に進んでいます。</p>
<h4 id="ふるさと納税返礼品への商品登録も目指す">ふるさと納税返礼品への、商品登録も目指す</h4>
<p><strong>―具体的に、どういったサポートがあったのですか。</strong></p>
<p><strong>石井</strong>　「地域活性化」という取り組みの本質を追求し、パッケージのデザインなども含め、可能な限り地域の人々や事業者を巻き込むかたちで生産体制を築いてくれました。商品のお披露目は今年2月、八芳園が東京・白金台で運営するポップアップ型ショールームで行ったのですが、商品開発に携わった生徒や生産者の声を伝える演出が印象的でした。この演出により、我々の取り組みそのものに共感して鏡石いちごのファンになってくれる来場者も多く現れたそうです。いちごバターの生産は近く本格化し、今後はふるさと納税の返礼品登録も目指します。これに続く商品として、現在は「いちごミルクのもと」の開発も進んでおり、町の新たな名産品を生み出す基盤ができあがってきたと感じています。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221003/20221003180219.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<hr />
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">支援企業の視点</span></p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="開発とプロモーションの両輪で消費者に選ばれる商品づくりを">開発とプロモーションの両輪で、消費者に選ばれる商品づくりを</h3>
<div class="jto-c-interviewee">株式会社八芳園 コンテンツ プロデュース事業部　矢内 加奈</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] 株式会社八芳園</div>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221003/20221003180359.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">株式会社八芳園</div>
<div class="jto-p-person__position">コンテンツ プロデュース事業部</div>
<div class="jto-p-person__name">矢内 加奈 <span class="jto-p-person__kana">やない かな</span></div>
</div>
</div>
<p><strong>―六次産業化を推進する自治体は多いのでしょうか。</strong></p>
<p>　多いですね。たとえば、ふるさと納税の返礼品にはいま、六次産業化の取り組みから生まれた食品が数多く見られるようになっています。しかし、商品数が増えるにつれ、「いかに商品を消費者に選んでもらえるか」に課題を感じる自治体も増えてきました。そこで当社では、商品の開発からプロモーションまで、自治体における六次産業化の取り組みを一気通貫で支援するプロデュースを行っています。</p>
<p><strong>―プロデュースの特徴を教えてください。</strong></p>
<p>　当社がブランディング事業で長年培ってきた「食」や「演出」に関する知見や技術を、それぞれのプロフェッショナルが提供できる点です。たとえば商品開発では、和食やフレンチ、イタリアン、中華、製菓などのシェフが、食材の魅力を活かし、かつ消費トレンドにも合ったアイデアを考案できます。また、商品のプロモーションでは、作り手の「想い」や「ストーリー」を伝える企画に強みがあります。その地域の人々しかもちえない固有の要素を商品ブランディングにつなげることで、「この地域の商品だから買いたい」と思ってくれるファンを増やせると当社は考えるのです。</p>
<p><strong>―自治体に対する今後の支援方針を聞かせてください。</strong></p>
<p>　当社では、映像制作や空間デザインなどでも、地域の魅力を最大化する支援が可能です。六次産業化を一過性の取り組みで終わらせることなく、幅広い支援を通じて地域の活性化に貢献し続けていきたいですね。</p>
<div class="jto-p-profile">
<div class="jto-p-profile__heading">矢内 加奈 (やない かな) プロフィール</div>
<div class="jto-p-profile__body">昭和59年、福島県生まれ。平成19年、神奈川大学外国語学部を卒業後、医療機器専門商社に入社。海外でウェディング業務を経験後、平成28年、株式会社八芳園に入社。婚礼課に配属後、令和2年より現職。地域の魅力を国内外にPRするプランナーを担当。</div>
</div>
<hr />
<div>株式会社八芳園</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">設立</span></th>
<td>昭和27年9月</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">資本金</span></th>
<td>1億円</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">売上高</span></th>
<td>88億円(平成29年9月期)</td>
</tr>
<tr></tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">事業内容</span></th>
<td>ウェディング事業、宴集会&amp;レストラン事業、自治体プロデュース事業、デジタルサービス事業など</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">URL</span></th>
<td><a href="https://www.happo-en.com/" target="”_blank”"><span style="color: #3d4245;"><span style="color: #3d4245;"><span style="color: #3d4245;">https://www.happo-en.com/</span></span></span></a></td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">お問い合わせ電話番号</span></th>
<td>0570-064-128<br />([受付]平日10:00〜19:00 / 土日祝9:30～19:30)</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">お問い合わせメールアドレス</span></th>
<td><a href="mailto:musubu@happo-en.com"><span style="color: #3d4245;">musubu@happo-en.com</span></a></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div id="material-area" class="jto-p-material">
<div class="jto-p-material__lead">この記事で支援企業が提供している<br />ソリューションの資料をダウンロードする</div>
<div class="jto-p-buttonGroup">
<div class="jto-p-buttonGroup__aboveButtonText">＼ たった1分で完了！ ／</div>
<a href="https://raban.jt-tsushin.jp/materials?keyword=%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E5%85%AB%E8%8A%B3%E5%9C%92" target="_blank" class="jto-c-button jto-c-button__primary"><span class="fa fa-chevron-circle-right"> </span>資料ダウンロードフォーム</a></div>
</div>

農産物に付加価値を与え、新たな地域産業を生み出す糸口に

 <p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221012/20221012170157.jpg" title="" /></p>
<div class="jto-p-headline">
<p class="jto-c-topic">「こゆ財団」をきっかけに次々と連携協定を締結</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="関係人口を増やしながら目指す子どもが帰ってきたくなるまち">関係人口を増やしながら目指す、「子どもが帰ってきたくなるまち」</h3>
<div class="jto-c-interviewee">新富町長　小嶋 崇嗣</div>
</div>
<p>※下記は自治体通信 Vol.43（2022年10月号）から抜粋し、記事は取材時のものです。</p>
<hr />
<div class="jto-c-lead">
<p>海、川、台地といった自然が豊かな新富町(宮崎県)。人口約1万7,000人の小さな町ながら、近年は民間企業と次々に連携協定を締結している。そして公民連携のもと、さまざまな取り組みを行い、まちの活性化を目指しているという。なぜ、そのような連携協定を積極的に行えているのだろうか。町長の小嶋氏に、取り組みの詳細も含め、連携協定を行えている背景、さらにその先に見すえる町政ビジョンなどを聞いた。</p>
</div>
<h4 id="22の連携協定を結び企業とのつながりを創出">22の連携協定を結び、企業とのつながりを創出</h4>
<p><strong>―近年、新富町では民間企業と積極的に連携協定を結んでいるそうですが、具体的にどのような取り組みを行っているのでしょう。</strong></p>
<p>　民間のノウハウを町政運営に活用するのが連携の主目的ですが、たとえばユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングと連携協定を結んだ際、令和3年に町内に新設されたサッカースタジアムの命名権を付与しました。その代わりに、役場との人材交流や研修をしてもらったり、プラスチックごみ削減のため、町内で同社製品の『ダヴ』の量り売りをしてもらったりしています。また、三洋化成工業とは持続可能な農業の実現を目指し、当町が試験研究用ハウス施設を提供して、ペプチド<a href="#f-9b72dad1" name="fn-9b72dad1" title="※ペプチド : タンパク質が消化酵素で分解されて、アミノ酸が複数結合した化合物のこと">*1</a>を使ったミニトマトなどの栽培を地元農業者と一緒に行ってもらっています。さらに、宮崎トヨタグループの協力を得て、町内100ヵ所以上の停留所を結ぶ乗り合いタクシー『トヨタク』事業がスタートしています。1つずつ紹介するとキリがないのですが、平成30年から数えると22の連携協定を結んでいます。<br /><br />　くわえて、そういったつながりもあって、ありがたいことに企業版ふるさと納税も多くの企業から寄附を受けています。令和3年度は22企業、総額2億1,864万円を寄附してもらいました。</p>
<p><strong>―なぜそのように多くの企業と連携を結べているのですか。</strong></p>
<p>　私が町長に就任する前ですが、平成29年に設立された、一般財団法人こゆ地域づくり推進機構、通称「こゆ財団」がもとになっています。これは、「とにかく町を元気にしていく」「関係人口を増やしていく」などを目的に、当町が旧観光協会を法人化して設立した地域商社です。そこで、ふるさと納税の返礼品開発や企業誘致、人材育成などを行っているのですが、「新富町がおもしろいことをやっている」と、多くの人たちに注目していただいたのです。企業や個人、行政とのつながりが生まれ、そこからさらに人を呼び込むといった良い循環ができ、結果としてさまざまな連携協定につながっているのです。ちなみに同財団は、得た利益を町に還元するビジネスモデルが評価され、令和3年度の総務省「ふるさとづくり大賞」において、「団体表彰」を受賞するなど、さまざまな賞を受賞しています。</p>
<h4 id="企業版ふるさと納税の活用でまちの活性化につなげる">企業版ふるさと納税の活用で、まちの活性化につなげる</h4>
<p><strong>―連携協定を結ぶことで、どのような成果が生まれていますか。</strong></p>
<p>　実際の成果が出るのはまだまだこれからですが、企業版ふるさと納税の活用で、新たな町の活性化につながっています。三洋化成工業との農業栽培は、企業版ふるさと納税によって昨年設立された農業公社によって運営されていますし、『トヨタク』の運営も宮崎トヨタグループからの企業版ふるさと納税でまかなわれています。さらに、当町をホームタウンとし、令和2年に発足した女子サッカーチーム『ヴィアマテラス宮崎』があるのですが、その運営補助にも使われています。現在、九州女子サッカーリーグ1部にて首位で、来年の「なでしこリーグ」への参入を見すえているため(9月7日現在)、それが成果と言えるかもしれませんね。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221012/20221012171222.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<h4 id="職員数は減らすべきか大前提を疑う">職員数は減らすべきか。大前提を疑う</h4>
<p><strong>―小嶋さんが行政を運営していくうえで、重視していることはなんでしょう。</strong></p>
<p>　つねに「問う」ことです。なにを行うにも、「それは本当に必要な投資か」と自分自身に問い続けています。たとえば道路を整備しようとした際、特に高齢化率が30%を超える自治体が増えているなか、運転免許証を返納している高齢者も多い。その人たちには、いくら道路を整備しても意味がありません。本当に必要なのは、それこそ乗り合いタクシーなどソフト面に関する整備の議論をすべきで、ハード重視で投資するだけではもったいないわけです。なかでも、私が特に意識しているのは、「大前提を疑うこと」です。<br /><br />　たとえば、そういった観点で実施した取り組みに「夢・応援プロジェクト」があります。これは、コロナ禍の影響で、内定取り消しや解雇された人を会計年度任用職員として採用する取り組みです。また、中途採用の採用枠も増やし、対象年齢も引き上げました。</p>
<p><strong>―大前提で考えると、人口減および財政難になるなか、職員を減らしていく風潮とは逆行している印象です。</strong></p>
<p>　みなさん本当にそう言うんですよ。でも、「本当に減らすことが正しいのか」と。もし災害があった場合、役場の責任で避難所を設置し、高齢者、障がい者、病気の人、ペット同伴の人にコロナ禍のなか、個別で対応しなければなりません。新富町の職員は現在約180人で、町民は約1万7,000人です。果たして、十分に対応できるでしょうか。私は、特に中山間地域の小規模自治体こそ、きちんとした人数を確保しておかないと、本当に取り残される人たちが出てくると思っているのです。民間企業との連携協定を結んでいるのだってそうです。なにかあったときに、関係人口が多ければ、助けてくれる人も増えるでしょうから。<br /><br />　対応する職員は大変です。大雨警報などが出れば、職員が庁舎に集合し、「配備体制」を敷いて徹夜するんです。台風が起こり、自分の家が被害にあっても職員はそれを差し置いて出てくるんです。でも、これを美談にしてはいけない。ちゃんと交代制で休めるようにしないと、持続可能な行政運営は望めないと考えているのです。</p>
<h4 id="必要なものを選択して未来に投資していく">必要なものを選択して、未来に投資していく</h4>
<p><strong>―今後における町政ビジョンを教えてください。</strong></p>
<p>　今後も自身に問い続けることで、町民の幸せにつながるような町政運営を行っていきたいと考えています。正直、町政に決まった正解はありません。「子育て支援を充実させてほしい」「健康寿命を延ばす施策をしてほしい」など、個々の住民によって希望は異なります。そうしたなか、住民と対話を重ねつつ、限られた財源から本当に必要だと思えるものを選択して、未来に投資していかなければなりません。その主導役として自治体が存在するのですが、我々だけではリソースも含めて限定的になりかねない。そのためにも、積極的な連携協定の締結などにより、今後も新富町の関係人口を増やしていきます。そしてその先に、我々が総合戦略として掲げている「子どもが帰ってきたくなるまち」を目指していきたいですね。</p>
<p><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221012/20221012171247.jpg" alt="" width="1200" height="400" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<div class="jto-p-profile">
<div class="jto-p-profile__heading">小嶋 崇嗣 (こじま そうし) プロフィール</div>
<div class="jto-p-profile__body">昭和46年、宮崎県新富町生まれ。淑徳大学総合福祉学部社会福祉学科を卒業。平成15年に新富町議会議員に初当選し、3期を務める。その後、NPO法人ライフカンパニー新富の理事などを経て、平成30年、新富町長に就任する。現在は2期目。</div>
</div><div class="footnote">
<p class="footnote"><a href="#fn-9b72dad1" name="f-9b72dad1" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">※ペプチド : タンパク質が消化酵素で分解されて、アミノ酸が複数結合した化合物のこと</span></p>
</div>

関係人口を増やしながら目指す、「子どもが帰ってきたくなるまち」

 <div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">山形県寒河江市の取り組み</span></p>
<p class="jto-c-topic">ICT人材を活用したDX①</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="デジタル専門人材の積極登用でDX計画策定とツール導入が加速">デジタル専門人材の積極登用で、DX計画策定とツール導入が加速</h3>
<div class="jto-c-interviewee">寒河江市 デジタル戦略課 課長　石橋 慶幸</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] 東日本電信電話株式会社</div>
</div>
<p>※下記は自治体通信 Vol.43（2022年10月号）から抜粋し、記事は取材時のものです。</p>
<div class="jto-c-lead">
<p>「各自治体がDXに取り組むなか、特に小規模の自治体においては「ICTの知識をもった職員がなかなかいない」と悩むケースは少なくない。そうしたなか、寒河江市(山形県)では、ICTの知識が豊富な人材を外部から登用することで、「デジタル戦略計画」の策定や庁内DXを進めているという。同市デジタル戦略課の石橋氏に、詳細を聞いた。</p>
</div>
<div class="jto-p-jumpToMaterial"><a href="#material-area"><span class="fa fa-chevron-circle-down"> </span> 本記事で紹介しているサービス概要資料はこちら</a></div>
<div class="municipality-data">[寒河江市] ■人口:4万195人(令和4年7月末日現在) ■世帯数:1万4,530世帯(令和4年7月末日現在) ■予算規模:386億7,305万3,000円(令和4年度当初) ■面積:139.03km<sup>2</sup> ■概要:山形県のほぼ中央に位置している。西村山地域の中核として発展し、市内を庄内地方と県都・山形市を結ぶ国道112号が走るほか、山形県の中央を横断し、庄内地方と宮城県とを結ぶ山形自動車道には、寒河江ICと寒河江SAスマートICでアクセスしており、県内高速交通網の要衝になっている。さくらんぼをはじめとするフルーツの産地として有名なほか、太平18年(746年)建立の慈恩寺をはじめ、多数の神社仏閣が存在している。</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221007/20221007180511.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">寒河江市</div>
<div class="jto-p-person__position">デジタル戦略課 課長</div>
<div class="jto-p-person__name">石橋 慶幸 <span class="jto-p-person__kana">いしばし よしゆき</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="地域には詳しくてもICTに詳しい人材がいない">地域には詳しくても、ICTに詳しい人材がいない</h4>
<p><strong>―寒河江市ではどのようにDXを進めていったのでしょう。</strong></p>
<p>　当市では、本格的にDXを進めていくため、令和3年4月にデジタル戦略課を新設しました。それまでDXというと、行政事務の業務改善など、おもに庁内向けのデジタル化がメインでしたが、今後は地域も含めた寒河江市全体のDXを推進していこうと。そのために、まずは「デジタル戦略計画」を1年かけて策定していくことになったのです。</p>
<p><strong>―どのように「デジタル戦略計画」を策定していったのでしょう。</strong></p>
<p>　策定するうえで課題だったのは、地域に詳しい職員はいても、ICTの知識をもった職員が見当たらなかったことです。これは、当市のような規模の基礎自治体であれば、どこでも抱えている課題だと思います。そのため、内閣府の「デジタル専門人材派遣制度」を活用し、NTT東日本からICTの専門知識をもつ川野さんに、デジタル戦略課の新設と同時に着任してもらいました。そして、川野さんの協力を得ながら「デジタル戦略計画」の策定を進めていったのです。</p>
<p><strong>―策定するうえで苦労したことはありますか。</strong></p>
<p>　各関係者の理解を得たうえで、どのように調整を図っていくのか、という点です。市全体のDX計画を立てるわけですから、職員や農業団体、商工団体、金融機関などと幅広く意見交換するわけです。そうなると、当然人ごとにデジタル化に対する温度差がある。そんなときにICTの知識がある川野さんから、「現在、このようなツールが活用されています」「ある市ではこうしたDX推進を行っています」と説明すると、みなさん話を聞いてくれるのです。その点で、非常に助かりましたね。我々も、地域の実情を川野さんと共有することで、より地域に合った話ができたと思います。また、計画策定と平行して、庁内システムツールの導入も進めたのですが、そこでも川野さんに力を発揮してもらいました。</p>
<h4 id="知識がある人材が話すことで説得力が増す">知識がある人材が話すことで、説得力が増す</h4>
<p><strong>―具体的にどのようなところで力を発揮してもらったのですか。</strong></p>
<p>　令和3年度には、AI-OCRとRPA、AI議事録の検討を進めたのですが、ICTツールの比較検討やトライアル、講習会の実施といったところで率先して動いてくれました。特に、AI-OCRとRPAは令和2年度に1度導入したのですが、職員が使うには高スペック過ぎてツールを再検討することになった経緯があったのです。そうしたなか、原課の担当者とヒアリングを重ねて、本当に現場にあったツールの選定をしてくれたと思います。また、我々が言っても「まだ早い」という職員もいるなか、川野さんが言えば説得力が増すので力になってもらいました。</p>
<p><strong>―そうした取り組みを行った結果はいかがでしたか。</strong></p>
<p>　令和4年4月に「行政におけるDX」「市民生活におけるDX」「産業におけるDX」という、3つの柱で構成された「デジタル戦略計画」を発表しました。ICTツール別に見ると、AI-OCRとRPAをデジタル戦略課と税務課、AI議事録は各課にて令和4年4月から導入しています。まだ始まったばかりですが、職員、住民、専門人材など関係者が一丸となってDXを進めていきます。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221007/20221007180802.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<hr />
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">デジタル専門人材の声</span></p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="良い意味でよそ者目線を意識し市内の人が気づけない解決策を提案">良い意味で「よそ者目線」を意識し、市内の人が気づけない解決策を提案</h3>
<div class="jto-c-interviewee">寒河江市 デジタル戦略課 デジタル戦略アドバイザー　川野 翔馬</div>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221007/20221007181102.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">寒河江市</div>
<div class="jto-p-person__position">デジタル戦略課 デジタル戦略アドバイザー</div>
<div class="jto-p-person__name">川野 翔馬 <span class="jto-p-person__kana">かわの しょうま</span></div>
</div>
</div>
<p>　私のミッションは、「デジタル戦略計画」の策定に対して積極的にかかわりつつ、庁内のICTツールの導入も進めていくことでした。意識したのは、良い意味で「よそ者の目線」で、寒河江市の人たちが気づかない市の課題やその解決策を客観視して伝えること。研究開発中の技術や他地域の検討中施策などを含めた最新のICTのトレンド情報を提供することも心がけました。結果、説得力をもった提案ができたのではないかと。また、ICTツールに関しては、フラットな視点で選定するようにしました。特に、AI-OCRとRPAはツール自体を再検討した経緯があったので、自社ツールも含めて慎重に検討しました。引き続き、俯瞰的な「よそ者の目線」と、これまでの派遣を通じて芽生えた「寒河江マインド」で、より強力に寒河江市のDX推進支援をしていきたいです。</p>
<div class="jto-p-profile">
<div class="jto-p-profile__heading">川野 翔馬 (かわの しょうま) プロフィール</div>
<div class="jto-p-profile__body">平成2年、鹿児島県生まれ。平成26年に東日本電信電話株式会社(NTT東日本)に入社。総務省事業の「多言語翻訳技術の高度化に関する研究開発」など多数の産学官連携プロジェクトに携わり、令和3年4月から寒河江市のデジタル戦略課に派遣され、同市のDX推進に取り組んでいる。</div>
</div>
<hr />
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">支援企業の視点</span></p>
<p class="jto-c-topic">ICT人材を活用したDX②</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="地元の職員とICT人材が交われば地域全体のDXへの筋道が見通せる">地元の職員とICT人材が交われば、地域全体のDXへの筋道が見通せる</h3>
<div class="jto-c-interviewee">東日本電信電話株式会社 ビジネス開発本部 第三部門　北森 雅雄</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] 東日本電信電話株式会社</div>
</div>
<div class="jto-c-lead">
<p>ここまでは、寒河江市におけるデジタル専門人材を登用したDX推進の取り組みを紹介した。このページでは、同市にデジタル専門人材を派遣したNTT東日本を取材。担当の北森氏に、自治体がDXを推進していくうえでのポイントなどを聞いた。</p>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221007/20221007181636.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">東日本電信電話株式会社</div>
<div class="jto-p-person__position">ビジネス開発本部 第三部門</div>
<div class="jto-p-person__name">北森 雅雄 <span class="jto-p-person__kana">きたもり まさお</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="よそ者の視点による業務改革が必要に">「よそ者」の視点による、業務改革が必要に</h4>
<p><strong>―各自治体において、DXの取り組みは進んでいるのでしょうか。</strong></p>
<p>　具体的に進めている自治体がある一方で、「DXはまだまだこれから」の自治体が多いという印象をもっています。実際に当社が自治体に対してヒアリングを行ったところ、特に小規模の自治体においては「令和5年までにはなんとかしようと思っています」など、具体的なアクションにはいたっていない回答がかなりありました。そうした自治体は、「どこからDXに手をつけていいのかわからない」のが、ホンネだと思います。</p>
<p><strong>―そうした自治体がDXを進めていくにはどうすればいいですか。</strong></p>
<p>　ICTの知識が豊富な外部人材から、「よそ者」の意見を取り入れることが重要だと考えています。今後自治体は、庁内をはじめ地域との関係性も含めたDXを目指すことが必要です。そのためには、庁内や地域の実情に詳しい自治体職員の存在は必要不可欠です。ただ、DXという新しいことに取り組むには、複数のICTツールを組み合わせる専門知識や、地域への先入観をもたない斬新なアイデアが必要です。地域の専門家である自治体職員とICT人材である「よそ者」が組み合わさることで、DXの推進計画の策定やICTツールによる業務改革など、地域にあったイノベーションが図れるのです。その支援の一環として、当社では内閣府の「デジタル専門人材派遣制度」を通じた自社人材の自治体派遣や、営業担当によるICTコンサルを進めています。</p>
<p><strong>―自治体に対してどのような人材が対応しているのでしょう。</strong></p>
<p>　ICTの専門知識やノウハウはもちろん、地域に寄り添えるような人材が対応しています。当社はインターネットが普及し始めた頃から、自治体向けに庁内LANの整備や地元の住民や企業に対してWi-Fiの整備などを支援してきました。また、「インターネットのことがよくわからない」という人たちに対して、ひざをつき合わせてヒアリングを行うことで、インターネットの利用を促してきた自負があります。<br /><br />　そして、近年では複数のICT要素を組み合わせることなどにより、地域課題の解決に自治体と取り組んできた実績もあります。当社では、そういった経験やノウハウを活かすことで、より地域に合ったDX支援を提供しています。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221007/20221007182140.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<h4 id="電子契約が地域に広がればDX支援の輪が広がる">電子契約が地域に広がれば、DX支援の輪が広がる</h4>
<p><strong>―支援している内容を具体的に教えてください。</strong></p>
<p>　大量にある書類の電子化やコールセンターなどの受付対応を支援するほか、AI-OCRツール『AIよみと～る』やRPAツール『おまかせRPA』、勤怠管理や契約などのバックオフィスをICT化するサービス『おまかせ はたラクサポート』を提供しています。なかでも、LGWAN対応の電子契約サービス『クラウドサイン for おまかせ はたラクサポート』を利用すると、取引のある地域の企業は来庁せず契約処理ができるようになり、地域企業とのやり取りのDX化につながるのです。また、電子契約に関するサポートを地域企業へ広げることも可能です。こうした支援を提供することで、自治体はもちろん、地域全体のDXに貢献していきたいですね。興味のある自治体のみなさんは、ぜひ問い合わせてください。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20221007/20221007182214.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<div class="jto-p-profile">
<div class="jto-p-profile__heading">北森 雅雄 (きたもり まさお) プロフィール</div>
<div class="jto-p-profile__body">昭和62年、東京都生まれ。平成23年に東日本電信電話株式会社(NTT東日本)に入社後、自治体向けのシステムエンジニアとして、庁内ネットワークや公共機関向けアプリケーションなどのコンサルティングを担当。平成28年から現職にて、AI関連サービスの開発・デジタルマーケティングを担当。</div>
</div>
<hr />
<div>東日本電信電話株式会社</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<th>設立</th>
<td>平成11年7月</td>
</tr>
<tr>
<th>資本金</th>
<td>3,350億円</td>
</tr>
<tr>
<th>従業員数</th>
<td>4,900人(令和4年3月31日現在)</td>
</tr>
<tr>
<th>事業内容</th>
<td>東日本地域<a href="#f-72b68dfd" name="fn-72b68dfd" title="北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県および長野県">*1</a>における地域電気通信業務<a href="#f-34aeb653" name="fn-34aeb653" title="県内通話にかかる電話、専用、総合デジタル通信などの電気通信サービス">*2</a>およびこれに附帯する業務、目的達成業務、活用業務</td>
</tr>
<tr>
<th>URL</th>
<td><a href="https://www.ntt-east.co.jp/" target="”_blank”">https://www.ntt-east.co.jp/</a></td>
</tr>
<tr>
<th>お問い合わせ電話番号</th>
<td>NTT東日本 ICTコンサルティングセンタ<br />0120-765-000 （平日 9:00～17:00 (年末年始を除く)）</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div id="material-area" class="jto-p-material">
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</div><div class="footnote">
<p class="footnote"><a href="#fn-72b68dfd" name="f-72b68dfd" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県および長野県</span></p>
<p class="footnote"><a href="#fn-34aeb653" name="f-34aeb653" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">県内通話にかかる電話、専用、総合デジタル通信などの電気通信サービス<br /></span></p>
</div>

デジタル専門人材の積極登用で、DX計画策定とツール導入が加速

 <center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jt-staff2/20221007/20221007155218.jpg" width="600" height="400" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>国をあげて地方創生の取り組みが行われている昨今、公民連携の動きも活発になっています。<br />地域と深く係わりながらまちづくりを手掛ける株式会社FoundingBase様では、京都府宮津市の地方共創を手掛けられています。<br /><br />宮津市のまちおこしにかける想い、ならびに関係人口創出のための拠点となる「クロスワークセンターMIYAZU」に導入したRemoteLOCKの活用状況について、ご担当の筒井様からお伺いしました。</p>
<hr /><center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jt-staff2/20221007/20221007154714.png" width="300" height="328" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<h6>株式会社FoundingBase　様<br /><a href="https://foundingbase.jp/" target="_blank">https://foundingbase.jp/</a></h6>
<p><span style="font-size: small;">“「自由」をUpdateする”というMISSIONのもと、地方を軸に事業展開している地方共創ベンチャー企業。<br />魅力あるContents（事業 / サービス / Community, etc）をベースにした仕掛けが重要であると考え、社員自らが現地に移住し、地域住民と共にContentsを創り出し、地方経済活性化の歯車を動かし続けている。</span></p>
<hr />
<h5>＜インタビュイー＞<br />株式会社FoundingBase　Contents Director / 宮津team　筒井 章太様</h5>
<p>（掲載内容は取材日：2022年8月30日時点の情報です）</p>
<h5>Q　事業内容とご担当の業務について教えてください。</h5>
<p><strong>A　株式会社FoundingBaseは、「自由」をUpdateするというMISSIONのもと、地方を軸に事業展開している地方創生企業、まちづくり企業です。プロジェクトの一環で、京都府宮津市の指定管理者として「クロスワークセンターMIYAZU」の運営を担い、移住者・定住者を増やすための関係人口創出事業を行っています。</strong></p>
<p>「まちづくり」を細分化すると、「観光事業」「教育事業」「関係人口創出事業」「一次産業振興事業」「シティプロモーション事業」などに分けられます。FoundingBaseでは、それぞれの自治体の限られた資源に合わせて、そのまちが持続可能な状態になるために必要な事業を開発・構築しています。<br /><br />例えば、<strong><mark>遊休不動産の利活用やその町に滞在したくなるようなコンテンツや仕掛けを提案</mark></strong>し、地域内にお金の循環を生み出す事業を展開しています。一例として、大分県の豊後高田市では、人工海岸にキャンプ施設を設け、BBQ場やトレーラー、サウナを設置するなどアクティビティの充実を図りました。結果として、ありがたいことに九州地区の口コミランキング上位にあがるようなキャンプ場になりました。<br /><br />加えて、教育事業もメインの柱として行っています。<strong><mark>”地域が好きな人を育む”</mark></strong>というコンセプトで、地域に特化した公設塾をつくり、その地域ならではの遊びや生き方を最大限楽しめるような施設や教育コンテンツを作っています。<br /><br />地方創生を手掛けている他の企業と違うのは、<strong><mark>現地に社員が移り住んでその町の方々と一緒に、事業主体者としてプロジェクトを動かす「地方共創」</mark></strong>を掲げていることです。現在、日本全国21の自治体で事業を行っており、ありがたいことに、ある地域の活動を知って「うちでもやりたい！」とお声掛けいただくケースも増えてきています。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jt-staff2/20221007/20221007162028.png" width="600" height="870" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center><center><span style="font-size: small;">出典：<a href="https://foundingbase.jp/m/me53c461273f3" target="_blank">株式会社FoundingBase 活動レポート</a><br />全国の自治体での取り組みが紹介されている</span></center>
<p>私が手掛ける京都府宮津市は、「天橋立」という有名な観光資産はあるものの、観光で訪れる方の多くは天橋立が宮津市にあるということをご存じありません。「天橋立は宮津市に存在する」と知って、宮津市の魅力にもっと触れて「また宮津市に行きたい」「宮津市で暮らしたい」と感じていただきたいです。<br />また、市民の方にもより自分たちのまちの良さを認識してもらい好きになってもらうための取り組みを、ここ<strong><mark>クロスワークセンターMIYAZU</mark></strong>を中心に活動しています。</p>
<h5>Q　クロスワークセンターMIYAZUについて教えてください。</h5>
<p><strong>A　最終的に移住・定住者が増えるようになるために必要な関係人口を創出するための活動の拠点が、クロスワークセンターMIYAZUです。</strong></p>
<p>天橋立という素晴らしい景勝地を持つ観光地でありながら、<strong><mark>観光客が市で消費するお金、顧客単価が同規模の観光地と比べて低い</mark></strong>という課題を宮津市では持っていました。天橋立で写真を撮って、近くの商店街でお土産を買って日帰りで帰る、といった観光客の行動パターンがほとんどでしたので、天橋立周辺エリアに観光客が留まり、市内全体として観光による財政効果を最大限に得られていない状態でした。<br /><br />コロナ禍で、リモートワークなど多様な働き方が受け入れられやすくなりました。そこで、ワーケーションで誘致を図る目的で、国の地方創生テレワーク交付金を活用し、記念文庫会館を改修して「クロスワークセンターMIYAZU」が生まれました。<br /><br />私達の宮津市での活動の目的は、<strong><mark>「最終的に移住・定住者が増えるようになるために必要な関係人口を創出すること」</mark></strong>です。私自身は、宮津での地域共創の責任者として活動しており、移住・定住者が増えるためには、まずはまちの方々がいきいきとしていることが大前提だと考え、その次のステップとして、魅力あるまちに外から人を招いてくる、といった流れを考えています。<br /><br />最初のステップとして、少しずつまちを好きになってもらう、変化を起こしていくための取り組みを展開しています。例えば、<strong><mark>朝活イベントやヨガ、移住者トークナイト、海ゴミアートイベントといったイベントの実施。</mark></strong>また、教育系コンテンツとして全国のFoundingBaseの拠点と連携し、それぞれが担当している生徒を招いて越境イベントを開催しています。また、施設内に設けたコワーキングスペースは、<strong><mark>LINEやFacebook、Twitterなどから登録して気軽に予約、利用できる環境</mark></strong>を構築しています。<br /><br />2つ目のステップでは、「外から人を呼んでくる」ために、ワーケーションツアーの実施や、地域研修ツアーといった旅程の一貫でクロスワークセンターMIYAZUを使っていただくような取り組みを行っています。天橋立の魅力を堪能しつつ、それだけじゃない魅力も感じてもらう、つまり、<strong><mark>宮津市というまちのファンになってもらうための仕掛け</mark></strong>です。</p>
<figure class="figure-image figure-image-fotolife mceNonEditable" title="視線の導線を意識した仕切りやBGMにもこだわって創られた空間"><center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jt-staff2/20221007/20221007164159.jpg" width="500" height="500" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<figcaption class="mceEditable"><center>視線の導線を意識した仕切りやBGMにもこだわって創られた空間</center></figcaption>
</figure>
<figure class="figure-image figure-image-fotolife mceNonEditable" title="8月に開催された「フミダス！ツアー2022」の様子。北は北海道、南は九州まで全国5拠点12名の地方に住む中高生が地元を飛び出し、宮津に集い、まちづくりについて学んだ"><center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jt-staff2/20221007/20221007164421.jpg" width="500" height="500" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<figcaption class="mceEditable"><center>8月に開催された「フミダス！ツアー2022」の様子。<br />北は北海道、南は九州まで全国5拠点12名の地方に住む中高生が地元を飛び出し、宮津に集い、まちづくりについて学んだ</center></figcaption>
</figure>
<figure class="figure-image figure-image-fotolife mceNonEditable" title="フミダス！ツアー2022 報告会の様子。現地の方々も30名近く参加するなど、高い関心が伺える"><center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jt-staff2/20221007/20221007164717.jpg" width="500" height="500" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<figcaption class="mceEditable"><center>フミダス！ツアー2022 報告会の様子。現地の方々も30名近く参加するなど、高い関心が伺える</center></figcaption>
</figure>
<h5>Q　RemoteLOCK導入の経緯を教えてください。</h5>
<p><strong>A　記念文庫会館として利用していた建物をクロスワークセンターMIYAZUとして改修した際、市の担当者の方が入室を遠隔管理するセキュリティシステムとしてRemoteLOCKを導入されました。</strong></p>
<p>担当の方からは、「複数ある電子ロックシステムを比較検討した結果、<strong><mark>実績が豊富でコワーキングスペースでの使い勝手も良い点や、地方での導入も積極的に提案されている</mark></strong>点を評価し、RemoteLOCKを導入した」と伺っています。<br /><br />現在、クロスワークセンターMIYAZUでは<a href="https://remotelock.kke.co.jp/products/remotelock-5i/" target="_blank">RemoteLOCK 5i</a>を11台導入し、私たちが管理者として運用しています。1-2階にあるサテライトオフィスそれぞれの扉と、当センターの事務所の扉や勝手口にRemoteLOCKを設置しており、トラブルなど全くなく使えています。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jt-staff2/20221007/20221007165233.jpg" width="500" height="500" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>サテライトオフィスのテナントさんには、大学の学生さんから年配の方まで幅広い世代の方がいらっしゃいます。アプリが不要で暗証番号だけで解錠でき、誰にでも使っていただける点が便利です。<br /><br />コワーキングスペースは、現在は受け付けスタッフがいる9−21時のみ利用が可能ですが、入居者の方々は受け付け不在の早朝や夜間の時間帯も24時間出入り可能な運用を行っています。これもスマートロックならではの利便性ですね。<strong><mark>入居者の方々に向けて利便性の向上を図りつつ、暗証番号を知っている方のみが入れるため、セキュリティも担保できる</mark></strong>と考えています。<br /><br />また、セキュリティという面では、施設の責任者として、定期的にRemoteLOCKの管理画面で不審な利用履歴が無いか確認するなども行っています。手間がかからず、最小限の時間でセキュリティをある程度担保できるという今の仕組みは、このクロスワークセンターMIYAZUの運営にちょうどよいと思っています。</p>
<h5>Q　今後の展望について教えてください。</h5>
<p><strong>A　おかげさまで現在、クロスワークセンターMIYAZUのレンタルオフィスは全てテナントさんが入居しています。一方で、UターンやIターンで宮津市に居を構え、ご自宅でビジネスを始められるローカルプレーヤーの方も少なからずいらっしゃるのですが、こういった方々にオフィスとして使ってもらえるスペースを提供できれば事業や交流が活性化するのでは、と考えています。</strong></p>
<p>地域の起業家に、名刺に記載いただけるオフィスとしてスペースを提供することで、地方共創を加速できると思います。ローカルの事業者や起業家はノウハウや交流を常に求めていますので、そういったニーズをマッチングできたら、と。古民家を仕切って、「<strong><mark>トキワ荘のローカルプレーヤー版</mark></strong>」といった形でも提供できたら面白いですよね。<br /><br />今後も、「まちづくり会社」として、ここに住んでいる大人も子どもも、来訪される方も、宮津というまちを好きになってもらえるような事業やコンテンツづくりを継続していきます。<strong><mark>宮津が記憶に残るまちになり、また、数十年経った際に宮津が「選ばれるまち」になるようにしていきたい</mark></strong>と考えています。<br /><br />その中で、私達が現場にいて感じた課題をテクノロジーの力で解決できるのであれば、どんどん導入すべきだと思っています。施設のセキュリティや管理の効率化、利便性を高めるといった文脈でRemoteLOCKを活用する可能性は十分にあると思います。<br /><br />今後は、施設運営などのソフト面はFoundingBaseが、入退室管理に関してはRemoteLOCKが、といった枠組みで、お互い連携して地方のまちおこしを提案していきたいです。</p>
<figure class="figure-image figure-image-fotolife mceNonEditable" title="お話を伺った、株式会社FoundingBase Contents Director / 宮津team 筒井 章太様"><center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jt-staff2/20221007/20221007165856.jpg" width="500" height="500" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<figcaption class="mceEditable"><center>お話を伺った、株式会社FoundingBase Contents Director / 宮津team 筒井 章太様</center></figcaption>
</figure>
<p> </p>
<div>株式会社構造計画研究所</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<th>設立</th>
<td>1959年5月6日</td>
</tr>
<tr>
<th>資本金</th>
<td>1,010百万円</td>
</tr>
<tr>
<th>本所所在地</th>
<td>東京都中野区本町4丁目38番13号 日本ホルスタイン会館内</td>
</tr>
<tr>
<th>従業員数</th>
<td>611名 （※2021年9月8日時点）</td>
</tr>
<tr>
<th>上場市場</th>
<td>東京証券取引所 JASDAQスタンダード</td>
</tr>
<tr>
<th>URL</th>
<td><a href="https://www.kke.co.jp/" target="_blank">https://www.kke.co.jp/</a></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p>関連リンク<br /><a href="https://www.jt-tsushin.jp/article/kke-release-20220913/" target="_blank">■スポーツのまち全国No.1の磐田市、スマートロックで「窓口に行かない」体育施設利用の実現に向けた実証実験を開始 〜ICT技術を活用した体育施設利用に関する連携協定」を締結〜</a><br /><a href="https://www.jt-tsushin.jp/article/kke-release-20220905/" target="_blank">■実証実験で効果を検証、神戸市でICTによる学校体育館の夜間開放が11月より本格運用</a><br /><a href="https://www.jt-tsushin.jp/article/kke-release-20211203/">■浜松市で学校開放事業に関する実証実験の協定調印式 〜施設予約や鍵の受け渡し、決済手続きのオンライン化・スマート化を検証〜</a><br /><a href="https://www.jt-tsushin.jp/article/kke-interview-20211122/">■実例から学ぶ、施設のスマート管理で住民も職員もハッピーになる方法</a><br /><a href="https://www.jt-tsushin.jp/article/kke-report-20211108/">■公共施設の管理業務と住民の利用を 手軽、そしてスマートに。</a><br /><a href="https://www.jt-tsushin.jp/article/kke-report-20210930/">■自治体向けウェビナー潜入レポート「先進自治体に聞く！自治体DXと公共施設運用ICT化のポイント」 構造計画研究所、茨城県小美玉市</a><br /><a href="https://www.jt-tsushin.jp/article/kke-Interview-expert/">■エキスパートに聞く、ICTで公共施設の管理省力化・無人化のすすめ</a></p>

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 <div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">東京都渋谷区の取り組み</span></p>
<p class="jto-c-topic">住民サービスのオンライン化①</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="住民サービスをLINEに実装し真のDX成功例を生み続ける">住民サービスをLINEに実装し、「真のDX成功例」を生み続ける</h3>
<div class="jto-c-interviewee">渋谷区 デジタルサービス部 デジタルサービス推進担当課長　宝田 英之</div>
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</div>
<p>※下記は自治体通信 Vol.43（2022年10月号）から抜粋し、記事は取材時のものです。</p>
<div class="jto-c-lead">
<p>住民サービスの向上や職員の業務効率化を目指し、いま多くの自治体が行政手続きのオンライン化に取り組んでいる。こうしたなか、テレワーク制度の導入やペーパーレス化など積極的なDXの推進で知られる渋谷区(東京都)は、さまざまな行政手続きをSNSのLINE上で行える仕組みを構築。さらに、その手続きの数も職員の手で次々と増やしているという。取り組みの詳細について、同区デジタルサービス部の宝田氏に聞いた。</p>
</div>
<div class="jto-p-jumpToMaterial"><a href="#material-area"><span class="fa fa-chevron-circle-down"> </span> 本記事で紹介しているサービス概要資料はこちら</a></div>

<div class="municipality-data">[渋谷区] ■人口:22万9,553人(令和4年9月1日現在) ■世帯数:14万584世帯(令和4年9月1日現在) ■予算規模:1,552億2,100万円(令和4年度当初) ■面積:15.11km<sup>2</sup> ■概要:東京都の東寄り、特別区区域の西南部に位置する。中心部には明治神宮と代々木公園があり、新宿御苑の一部をくわえると全体の10分の1を緑地が占めている。行政区画としては、慶応4年以降、武蔵県、武蔵県および東京府、小管県および東京府、品川県および東京府、朱印外1区などと変更が繰り返された。昭和7年に、渋谷町と千駄ヶ谷町、代々幡町が合併し、東京市渋谷区が成立した。</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220928/20220928171809.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">渋谷区</div>
<div class="jto-p-person__position">デジタルサービス部 デジタルサービス推進担当課長</div>
<div class="jto-p-person__name">宝田 英之 <span class="jto-p-person__kana">たからだ ひでゆき</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="行政手続きのオンライン化で来庁者ゼロを目指す">行政手続きのオンライン化で、「来庁者ゼロ」を目指す</h4>
<p><strong>―渋谷区では、どのような方針で行政手続きのオンライン化に取り組んでいるのですか。</strong></p>
<p>　「来庁者ゼロ」をキーワードに掲げ、住民が庁舎に足を運ばなくても区のあらゆるサービスを受けられる体制づくりを目指しています。行政手続きをオンライン化する手段についても、人々が使い慣れたツールを活用し、住民に極力負担をかけないものを検討してきました。そうしたなかで我々は、多くの人々が利用しているLINEに注目。LINE社との協定締結を経て、平成29年に公式アカウントを開設しました。</p>
<p><strong>―開設後、どのような活用を始めたのですか。</strong></p>
<p>　まずは、子育て支援情報の発信から始めました。LINE上に便利な機能を実装できる「拡張ツール」を併用することで、セグメント配信やAIチャットボットなどの機能を追加し、住民が手軽に情報を受け取れる体制をつくりました。<br /><br />　その後は、Bot Expressという会社が住民票申請をLINE上で行う実証実験を進めているとの情報を得ました。その取り組みは、まさに我々が目指す「来庁者ゼロ」の考えと方向性が一致するものだったため、令和2年にはBot Expressが開発した拡張ツール『GovTech Express』を導入。LINE公式アカウント上で、新たな機能の実装を進めていきました。</p>
<p><strong>―具体的に、どのような機能を実装しているのですか。</strong></p>
<p>　現時点で、住民票や税証明の申請、各種講座・面談の予約など、約30の機能を実装しています。これにより住民は、従来、庁舎へ出向いたり電話をかけたりしていたさまざまな申請や予約をスマホ1台で気軽に行えるようになりました。庁内においても、「LINEを通じた予約が半数以上を占めるようになり、電話対応の負担が軽減した」といった業務効率化の成果が多数、報告されています。<br /><br />　『GovTech Express』については、職員自ら機能を簡単に開発・アレンジできる点も評価しています。現在は、庁内のさまざまな部署から「この手続きもLINEを使ってオンライン化できないか」という要望が届き、職員自身がユーザビリティを意識しながら機能を開発する流れができています。LINEは職員も使い慣れたアプリであるため、オンライン化のアイデアが生まれやすいのでしょう。</p>
<h4 id="複数のパーツを組み合わせオリジナルの機能を開発">複数のパーツを組み合わせ、オリジナルの機能を開発</h4>
<p><strong>―職員の発想から生まれた機能の例を教えてください。</strong></p>
<p>　今年夏に実装した「ハッピーマザー出産助成金」申請機能はまさにその好例です。この助成金事業では、住民がセブン銀行のATMで現金を受け取れるようになるサービスが始まるところでした。その際、「せっかくならば、助成金の申請をLINEで行えるようにもしたい」という要望が庁内からあがったのです。そこで我々は、対象住民へのプッシュ通知や、マイナンバーカードなどを用いた本人認証などの機能パーツを組み合わせ、申請機能を開発したのです。この機能は、住民からも「幼い子どもを連れて区役所へ行かなくて済むので助かります」と好評です。</p>
<p><strong>―今後の活用方針を聞かせてください。</strong></p>
<p>　現状、渋谷区LINE公式アカウントの「友だち」登録者数は、30～40代の子育て世代が特に高い割合を占めています。そのため今後は、高齢者向けのサービスなどもLINE上で充実させ、あらゆる世代に対する住民サービスの向上を目指していきます。<br /><br />　『GovTech Express』については、住民サービスの向上と職員の業務効率化を同時に実現するという、「真のDX」を追求できる点を非常に高く評価しています。今後も引き続き、LINEを活用した「真のDX」の成功事例を増やしていきます。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220928/20220928172923.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<hr />
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">支援企業の視点</span></p>
<p class="jto-c-topic">住民サービスのオンライン化②</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="柔軟性の高い拡張ツールを活用しLINEを有力なDX推進基盤に">柔軟性の高い拡張ツールを活用し、LINEを有力なDX推進基盤に</h3>
<div class="jto-c-interviewee">株式会社Bot Express 代表取締役　中嶋 一樹</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] 株式会社Bot Express</div>
</div>
<div class="jto-c-lead">
<p>ここまでは、LINE公式アカウントを活用してさまざまな住民サービスのオンライン化を実現している渋谷区の取り組みを紹介した。このページでは、同区を支援したBot Expressを取材。住民サービスのオンライン化を進める際のポイントについて、同社代表の中嶋氏に聞いた。</p>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220928/20220928173108.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">株式会社Bot Express</div>
<div class="jto-p-person__position">代表取締役</div>
<div class="jto-p-person__name">中嶋 一樹 <span class="jto-p-person__kana">なかじま かずき</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="暮らしや仕事が便利になるDXの本質を追求せよ">暮らしや仕事が便利になる、「DXの本質」を追求せよ</h4>
<p><strong>―住民サービスのオンライン化をめぐる自治体の取り組みを、どのように見ていますか。</strong></p>
<p>　近年、DX推進の機運が高まったことに伴い、さまざまな住民サービスのオンライン化を進める自治体が急速に増えている印象です。ただし、「人々の暮らしや仕事を便利にする」というDXの本質を突き詰めるならば、オンライン化の取り組みにはまだまだ改善の余地があると私は考えています。</p>
<p><strong>―どのようなオンライン化を目指すべきなのでしょう。</strong></p>
<p>　住民サービス向上の観点から言えば、住民が説明書を読まずとも、操作に迷うことなく、簡単に手続きや申請を行えることです。貴重な財源を投じてオンライン化を実現しても、ツールの使い方が複雑だったり、専用のツールを用意する手間がかかったりすれば、住民に使われなくなってしまうこともありえるからです。<br /><br />　また、庁内における業務効率化の観点からは、オンライン化で得られる効果を多くの部署・業務に広げられる仕組みづくりも目指すべきでしょう。</p>
<p><strong>―そうしたオンライン化はどのように実現できますか。</strong></p>
<p>　UXが優れ、すでに住民に幅広く普及したLINEの活用をおすすめします。これに、いわゆる「拡張ツール」を併用すれば、LINE公式アカウントのリッチメニュー<a href="#f-dfec71d0" name="fn-dfec71d0" title="※リッチメニュー : ユーザーを各種コンテンツに誘導するためにトーク画面の下部に大きく表示されるメニュー">*1</a>上に「行政手続きの申請」「予約」といった便利な機能を追加できるようになるため、オンライン化の対象となる業務を増やすことも可能です。ただしその際は、ツールの選定が重要になってきます。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220928/20220928174017.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p><strong>―ツール選定のポイントを教えてください。</strong></p>
<p>　ポイントは2つあります。1つ目は、LINEに実装する機能を柔軟に開発できることです。たとえば当社の『GovTech Express』は、「公的個人認証サービスとの連携」「キャッシュレス決済」「アンケート」など、さまざまなコンポーネント<a href="#f-d273b2cc" name="fn-d273b2cc" title="※コンポーネント : ソフトウェアやシステムの構成要素">*2</a>を組み合わせることで、職員自ら機能を柔軟に増やすことができます。その際、サブスクリプション契約によって、機能の修正や新規開発に追加費用は発生しません。そのため自治体は、事業者への委託や、そのための予算化に時間をかけることなく、住民と職員それぞれのニーズに合ったオンライン化を、とことん追求することができるのです。</p>
<h4 id="トライアンドエラーを重ねスマホ市役所の構築を">トライアンドエラーを重ね、「スマホ市役所」の構築を</h4>
<p><strong>―もう1つのポイントはなんでしょう。</strong></p>
<p>　ベンダーによる伴走支援のもとでサービスを作り込めることです。『GovTech Express』は、プログラミングに関する専門知識がなくても職員がオリジナルの機能をノーコードで開発できるのが特徴ですが、実際の業務に使用される機能を自らつくることに不安を感じる職員も少なくないでしょう。そこで当社では、職員がオンライン化の取り組みに向けて自走できるようになるまで、一丸となってサービスの構築と改善を徹底的にサポートする体制を整えています。現在、『GovTech Express』を導入している自治体の数は80以上にのぼるため、ほかの自治体における開発事例なども参考に、職員目線に立ったアドバイスを行うことができます。</p>
<p><strong>―自治体に対する今後の支援方針を聞かせてください。</strong></p>
<p>　『GovTech Express』の開発コンセプトは、DXの象徴とも言えるスマホにあらゆる行政業務を集約した、言わば「スマホ市役所」を確立させることにあります。「スマホ市役所」はバーチャルでありながらも「組織」と言えるわけですから、当然、短期間にして完成するものではありません。当社では、自治体とともにトライアンドエラーを重ねながら、その完成に向けて伴走します。「スマホ市役所」を通じて住民サービスの向上や職員の業務効率化を追求したい自治体のみなさんはぜひ、お気軽にお声がけください。</p>
<div class="jto-p-profile">
<div class="jto-p-profile__heading">中嶋 一樹 (なかじま かずき) プロフィール</div>
<div class="jto-p-profile__body">昭和53年、大阪府生まれ。平成13年に大学を卒業後、一貫してエンジニアを務める。日本オラクル株式会社、株式会社セールスフォース・ドットコム(現:株式会社セールスフォース・ジャパン)、LINE株式会社などを経て、平成31年に株式会社Bot Expressを設立、代表取締役に就任。</div>
</div>
<hr />
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220928/20220928174134.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">「スマホ市役所」構築事例</span></p>
<p class="jto-c-topic">沖縄県与那原町</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="職員自ら機能開発を手がけ早ければ着手翌日にも実装できる">職員自ら機能開発を手がけ、早ければ着手翌日にも実装できる</h3>
<p>　与那原町では、学校における連絡手段をLINEに置き換える目的で、令和3年に<strong><em>『GovTech Express』</em></strong>を導入。総務課の職員が、Bot Express社員のサポートを受けながら、<strong>独自の<em>「欠席連絡機能」を開発</em></strong>した。いまでは、Bot Expressのサポートがなくとも<strong><em>職員が自ら開発</em></strong>を行えるようになり、早ければ開発に着手した<strong><em>翌日にはLINEへ機能を実装</em></strong>できるようになったという。現在、同町のLINE公式アカウントには、「乳幼児健診予約」「ワクチン予約」「臨時職員募集」などの機能が実装され、<strong><em>さまざまな業務において住民サービスの向上と職員の負担軽減</em></strong>を実現している。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220928/20220928182304.jpg" width="400" height="300" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<hr />
<div>株式会社Bot Express</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<th>設立</th>
<td>平成31年2月</td>
</tr>
<tr>
<th>資本金</th>
<td>1億円</td>
</tr>
<tr>
<th>従業員数</th>
<td>7人(令和4年7月現在)</td>
</tr>
<tr>
<th>事業内容</th>
<td>官公庁専用対話型アプリケーション『GovTech Express』の開発提供</td>
</tr>
<tr>
<th>URL</th>
<td><a href="https://www.bot-express.com/" target="”_blank”">https://www.bot-express.com/</a></td>
</tr>
<tr>
<th>お問い合わせメールアドレス</th>
<td><a href="mailto:hello@bot-express.com">hello@bot-express.com</a></td>
</tr>
<tr>
<th>Bot ExpressのLINE<br />公式アカウントはこちら</th>
<td>
<p><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220929/20220929062458.jpg" width="120" height="120" loading="lazy" /></p>
<p style="line-height: 1.25rem;">デモアカウントより、実際の操作感を体験できます。ぜひお試しください。<br />自治体事例紹介イベントの情報なども公開。実証実験への参加も先着で募集中。</p>
<p><span style="display: inline-block; padding: 0 0.5rem; background-color: #ffeec0; font-weight: bold;">今年度は無償トライアルを実施中</span></p>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div id="material-area" class="jto-p-material">
<div class="jto-p-material__lead">この記事で支援企業が提供している<br />ソリューションの資料をダウンロードする</div>
<div class="jto-p-buttonGroup">
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<a href="https://raban.jt-tsushin.jp/materials?keyword=%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BEBotExpress" target="_blank" class="jto-c-button jto-c-button__primary"><span class="fa fa-chevron-circle-right"> </span>資料ダウンロードフォーム</a></div>
</div>
</div><div class="footnote">
<p class="footnote"><a href="#fn-dfec71d0" name="f-dfec71d0" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">※リッチメニュー : ユーザーを各種コンテンツに誘導するためにトーク画面の下部に大きく表示されるメニュー</span></p>
<p class="footnote"><a href="#fn-d273b2cc" name="f-d273b2cc" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">※コンポーネント : ソフトウェアやシステムの構成要素</span></p>
</div>

オンライン行政窓口を実現するサービス「GovTech Express」を開発・提供しています。スマートフォンからいつでも利用できる役所窓口を開設し、Chatbotが住民に応対。住民はLINEを通じてその窓口を利用し様々な手続きや相談をChatbotとの会話によって完結することができます。
「今、すぐに、利用できる。説明書がいらない。ゆえにほとんどの住民が利用できる。」従来のアプリケーションを置き換えるのではなく、人の代替となるサービスです。また自治体職員が思い付いたら即時的に実装できるプラットフォームでもあります。「開発が速いから、実現が早い。」これがBot Expressの特徴です。

住民サービスをLINEに実装し、「真のDX成功例」を生み続ける

 <div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">鹿児島県天城町の取り組み</span></p>
<p class="jto-c-topic">会議用音響システムの刷新</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="地方にあってこそさらに実感するオンライン会議での音の重要性">「地方」にあってこそさらに実感する、オンライン会議での「音の重要性」</h3>
<div class="jto-c-interviewee">天城町<br />総務課 デジタル推進係 係長　記原 健悟</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] Shure Incorporated(シュア・インコーポレーテッド)</div>
</div>
<p>※下記は自治体通信 Vol.42（2022年9月号）から抜粋し、記事は取材時のものです。</p>
<div class="jto-c-lead">
<p>コロナ禍を機に自治体DXは急速に進み、職員の働き方は大きく変わりつつある。会議や議会のオンライン化はその最たる例であり、とりわけ都市部から距離を隔てた自治体では、業務効率向上に大きく寄与している。そうした自治体のひとつである徳之島の天城町(鹿児島県)では、オンライン会議の効率的な運営に向けて、「音」の重要性に着目し、会議用音響システムを刷新したという。同町担当者の記原氏に、システム刷新の経緯とその効果について聞いた。</p>
</div>
<div class="jto-p-jumpToMaterial"><a href="#material-area"><span class="fa fa-chevron-circle-down"> </span> 本記事で紹介しているサービス概要資料はこちら</a></div>
<div class="municipality-data">［天城町］　■人口：5,682人（令和4年3月1日現在）　■世帯数：3,046世帯（令和4年3月1日現在）　■予算規模：85億9,949万9,000円（令和4年度当初） ■面積：80.40km<sup>2</sup>　■概要：徳之島の北西部にあり、徳之島のほぼ西半分を占める。東が徳之島町、南が伊仙町と隣接し、北東から東南にかけて一連の山岳によって囲まれている。気候は温暖な亜熱帯海洋性で、降雨量も多く、6月頃から10月頃まで台風が多く来襲する。</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220913/20220913061055.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">天城町</div>
<div class="jto-p-person__position">総務課 デジタル推進係 係長</div>
<div class="jto-p-person__name">記原 健悟 <span class="jto-p-person__kana">きはら けんご</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="オンライン会議での支障で認識した音声の重要性">オンライン会議での支障で、認識した「音声の重要性」</h4>
<p><strong>―オンライン会議用音響システムを刷新した経緯を教えてください。</strong></p>
<p>　コロナ禍以前、当町ではオンライン会議を開催する機会はほとんどありませんでした。徳之島に位置する当町の場合、国や県による会議に出席する際は、担当者が出張するのが当たり前でした。しかし、コロナ禍の影響により徐々にオンライン会議の機会が増え、当町としても対応できる専用設備を整備する必要に迫られていました。</p>
<p>　そうしたなか、ありがたいことに、設備事業者からカメラとマイクが一体化した簡易的な機器の寄贈を受けることができました。それによって、当面のオンライン会議需要には対応できると考えていました。しかし、オンライン会議の機会が増えるにつれ、このシステムだけでは十分に対応しきれない場面が増えていきました。</p>
<p><strong>―どういうことでしょう。</strong></p>
<p>　ひとつは、単純にオンライン会議の機会がどんどん増えたため、設備の増設が必要になったことです。もうひとつは、10人以上のような大人数での会議の場合、設備能力の限界から音声をクリアに拾うことができなかったことです。オンライン会議が増えるにつれ、進行に支障をきたす場面が多くなったことで、参加者の間では「音声がいかに重要か」が認識されるようになっていきました。</p>
<p>　折しも、町議会でも委員会室のマイクシステムが更新時期を迎えていたこともあり、固定設備にくわえ、多くの用途に対応できるよう可搬型のシステムを追加することも条件のひとつにして、令和２年の夏頃から設備の刷新を検討し始めました。</p>
<h4 id="デモ参加者が一様に驚いた集音性能の高さ"><strong>デモ参加者が一様に驚いた、集音性能の高さ</strong></h4>
<p><strong>―検討の結果、どのようなシステムを導入したのですか。</strong></p>
<p>　シュアのアレイマイクで、天井設置型『MXA910』１台のほか、バータイプの『MXA710』を可搬型のシステムに仕立ててもらい、2式導入しました。このアレイマイクは、最新の会議用音響システムとして設備事業者から紹介されたもので、シュアと協力事業社が実施してくれたデモで実感した集音性能が導入の決め手になりました。10人以上が出席する規模の会議室でも、天井に設置した約60cm四方のマイクが部屋の隅々までカバーし、端にいる人の小声まで明瞭に拾うのです。その集音性能の高さに、デモ参加者が一様に驚いていました。</p>
<p><strong>―導入効果はいかがですか。</strong></p>
<p>　こちらの音声が先方に届かない、といった場面はほぼなくなりました。また、発言者はマイクを意識する必要がないので、自然なコミュニケーションが図られるようになりました。職員の間では、設備刷新を機に積極的にオンライン会議を開く傾向を感じるほど好評です。</p>
<p>　可搬型システムに仕立てた『MXA710』は自在に持ち運べ、設置も簡単なため、多くのシーンで活用しています。当町は台風被害が多く、緊急で災害対策室を設置することも多いのですが、迅速にオンライン会議の環境を構築できるため、町の防災対策強化にも一役買っていると思います。</p>
<p><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220913/20220913065211.jpg" width="1200" height="675" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<hr />
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">支援企業の視点</span></p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="自治体のオンライン会議環境は最新の技術活用で大きく変わる">自治体のオンライン会議環境は、最新の技術活用で大きく変わる</h3>
<div class="jto-c-interviewee">シュア・ジャパン株式会社<br />インテグレーテッド・システムズ シニアディレクター　大友 裕己</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] Shure Incorporated(シュア・インコーポレーテッド)</div>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220913/20220913061056.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">シュア・ジャパン株式会社</div>
<div class="jto-p-person__position">インテグレーテッド・システムズ シニアディレクター</div>
<div class="jto-p-person__name">大友 裕己 <span class="jto-p-person__kana">おおとも ゆうき</span></div>
</div>
</div>
<p><strong>―音響システムを見直す自治体は増えていますか。</strong></p>
<p>　とても増えています。音声の乱れでオンライン会議の進行が止まり、ストレスを感じるという経験を多くのみなさんがしています。そこで当社では、1世紀にわたりコンサートや大規模会場でのスピーチに使われるマイクで培った技術と堅牢性を自治体向けにも提供。最近では「アレイマイク」という新たな集音方法が人気を集めています。</p>
<p><strong>―「アレイマイク」の特徴を教えてください。</strong></p>
<p>　製品内部に複数のマイクを平面状に配置することで、高い指向性を持つ集音性能と広いカバー範囲を両立した画期的なシステムです。本来、マイクは集音部が口元に近いほど集音性能が高まります。しかし、アレイマイクは複数のマイクをデジタル技術で制御して指向性を高め、マイクから遠い人物の声も、口元にあるマイクと遜色ない音質で集音できるようになりました。天井設置型にくわえ、バータイプのリニアアレイマイクは可搬式にも仕立てることができるため、複数の部屋を移動して使用することも可能です。</p>
<p><strong>―今後の自治体への支援方針を聞かせてください。</strong></p>
<p>　当社ではサポート体制を強化し、離島地域でも協力事業者とともにシステム提案からアフターケアまで行っています。また、マイクのみならず、スピーカーや、それらをつなぐ制御装置なども一貫して提供し、オンライン会議環境の改善に貢献していきます。遠方でも現場での製品デモに対応していますので、ぜひお問い合わせください。</p>
<div class="jto-p-profile">
<div class="jto-p-profile__heading">大友 裕己 (おおとも ゆうき) プロフィール</div>
<div class="jto-p-profile__body">平成16年、慶應義塾大学環境情報学部卒業後、国内音響メーカーを経て、平成27年にシュア・ジャパン株式会社に入社。会議室向けソリューションを扱う「インテグレーテッド・システムズ部門」を立ち上げる。令和3年より現職。</div>
</div>
<div>Shure Incorporated(シュア・インコーポレーテッド)</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<th>設立</th>
<td>1925年</td>
</tr>
<tr>
<th>事業内容</th>
<td>マイクロホン・ミキサー・プロセッサー・スピーカー・ヘッドホン・イヤホンほか音響機器の開発・製造・販売</td>
</tr>
<tr>
<th>URL</th>
<td><a href="https://www.shure.com/ja-JP/conferencing-meetings" target="_blank">https://www.shure.com/ja-JP/conferencing-meetings</a></td>
</tr>
<tr>
<th>お問い合わせ先</th>
<td><a href="https://effortless.shure.com/ja/ご相談はこちら/" target="_blank">https://effortless.shure.com/ja/ご相談はこちら/</a></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div id="material-area" class="jto-p-material">
<div class="jto-p-material__lead">この記事で支援企業が提供している<br />ソリューションの資料をダウンロードする</div>
<div class="jto-p-buttonGroup">
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</div>

シュア・ジャパン株式会社は、まもなく創業100年を迎える音響機器メーカーShureの日本法人です。革新的な技術と信頼性を象徴するマイクロホン製品は、世界中で歴史的な瞬間を飾る数々のスピーチやコンサートで、20世紀から今なおその一翼を担っています。 行政機関や自治体で採用されているShureの会議音響ソリューションは災害対策室の通信設備から庁舎ホールの拡声設備、議場や委員会室の専用会議システムから議事録文字起こし用システム、また庁内会議室のオンライン会議設備まで、盤石の信頼性と高い性能をご評価いただいています。

「地方」にあってこそさらに実感する、オンライン会議での「音の重要性」

 <div class="jto-p-headline">
<p class="jto-c-topic">生産性向上を目指した「オフィス改革」のその後</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="市民と一緒に地域課題を解決できる市役所の基盤が強化できた">市民と一緒に地域課題を解決できる「市役所の基盤」が強化できた</h3>
<div class="jto-c-interviewee">西予市長　管家 一夫</div>
</div>
<p>※下記は自治体通信 Vol.41（2022年8月号）から抜粋し、記事は取材時のものです。</p>
<hr />
<div class="jto-c-lead">
<p>人口減少が進み、財政状況が厳しくなるなか、地域課題の解決力を高めることを目的に、西予市(愛媛県)は平成26年度から「オフィス改革プロジェクト」という独自の取り組みを進めてきた。柔軟な働き方の実現をベースに、職員の生産性向上を図るこの取り組みの成果について、市長の管家氏は、「今後のまちづくりを支える基盤を強化できた」と評価する。同プロジェクトによって強化できた基盤とはどのようなものか。また、今後のまちづくりにどう活かされるのか。同氏に詳しく聞いた。</p>
</div>
<h4 id="生産性向上を図る取り組みは待ったなしの状態だった">生産性向上を図る取り組みは、「待ったなし」の状態だった</h4>
<p><strong>―西予市では、平成26年度から始めた「オフィス改革プロジェクト」が注目を集めてきましたね。</strong></p>
<p>　ええ。このプロジェクトでは、「職員の柔軟な働き方」の実現に向けて、固定席や袖机の廃止、ICT機器の導入、庁内ネットワークの無線LAN化などを行い、職員が庁舎内のどこでも業務ができる環境を整備しました。また、一部業務にはクラウドサービスを導入し、外出先や自宅からでも情報を確認できるようにして、情報共有のスピード化を図りました。今後も継続させるこのプロジェクトの目的は、「生産性の向上」です。それを掛け声だけで終わらせることなく、「職員の生産性を上げるにはどのような職場環境が必要か」を考えて進めたものです。</p>
<p><strong>―どのような経緯から、そのプロジェクトに着手したのでしょう。</strong></p>
<p>　当市が平成16年の合併で誕生した当時、人口は約4万7,000人でした。その状況がいまでは約3万5,000人に減少し、約20年後には人口がさらに1万人ほど減る予測が出ています。厳しくなる財政状況において、現在の職員数を維持することが困難となる一方で、医療・福祉、子育てなどの行政サービスは充実させなければいけません。また、当市は「平成30年7月豪雨」で大きな被害を受け、激甚化する災害への対策も喫緊の課題です。数々の課題に限られた職員の数で対応しなければならず、生産性向上の取り組みは当市にとって「待ったなし」だったのです。このプロジェクトは前市長がスタートさせ、それを私がしっかり引き継いで推進しています。</p>
<h4 id="チャレンジを奨励する雰囲気の醸成">チャレンジを奨励する、「雰囲気」の醸成</h4>
<p><strong>―このプロジェクトを通じ、どのような成果を実感していますか。</strong></p>
<p>　先ほど申し上げた数々の課題に対応していけるだけの「市役所の基盤」が強化できたのは、プロジェクトの成果だったと考えています。当市は、令和2年3月に改訂した「第2次西予市総合計画」のなかで、「常に危機感」「常にチャレンジ」「常に一歩先行く」「常に市民と共に手をとりあって」という基本理念を掲げています。仮に、課題を抱えながら「現状維持」のままだと次々に課題は積み重なり、それは「後退」を意味していくと考えるからです。ですから、現状に対してつねに危機感を持ち、いろいろなことに向けて積極的にチャレンジして状況を打開していく意識がなければ、先に進めません。<br /><br />　そのためにも、職場自体がチャレンジを奨励する「雰囲気」を持っていなければなりません。そうした庁内の雰囲気が、一連の「オフィス改革プロジェクト」を通じて醸成されてきたと感じています。</p>
<p><strong>―どういった部分で、その成果を感じますか。</strong></p>
<p>　明らかに、職員同士のコミュニケーションが活発化した部分ですね。固定席がないことで、さまざまな立場の職員が机をともにし、ときには業務以外のことで話が盛り上がる場面も見受けられます。そういったコミュニケーションのなかから、新たな発想やアイデアは生まれるものです。本庁と支所のあいだでも、打ち合わせたいことがあればすぐにWeb会議を開いています。そこでは、「このようにしたらいい」「新たなことをすべきだ」といった前向きな意見が飛び交っています。いまや当市の職員は、チャレンジすることを恐れていないと思いますよ。</p>
<h4 id="地域の課題解決に向けた新たな拠点をオープンへ">地域の課題解決に向けた、新たな拠点をオープンへ</h4>
<p><strong>―個々の職員の意識変革が庁内の雰囲気を変えたと。</strong></p>
<p>　そう思います。私は約15年間、旧宇和町で職員として働いた経験がありますが、当時と比べ、いまは行政が解決すべき課題はさらに多様化・複雑化しています。それらを解決するには、職員同士の連携強化は欠かせません。そのためのコミュニケーション活性化であり、「オフィス改革プロジェクト」でした。そして、その連携強化は、職員同士の話だけでなく、いまでは市民も一緒にまちづくりに取り組んでもらえるような連携にまで、発展させていくことを目指しています。行政のリソースだけでは解決できない課題にも着手しなければならないからです。総合計画に「常に市民と共に手をとりあって」という基本理念を盛り込んでいるのは、そのためです。</p>
<p><strong>―どのようにして、市民との連携に取り組んでいきますか。</strong></p>
<p>　大きな取り組みとして、令和5年4月から市内27ヵ所に「地域づくり活動センター(以下、センター)」をオープンします。これまでの地区公民館が持つ機能を維持しつつ、各地域の自治活動をより一層支援できる拠点を目指すものです。各センターの運営には、市の職員以外に地域が雇用する「地域任用職員」の方々にも参画してもらいます。地域の福祉や子育て、防災のあり方から日常的な困りごとまでさまざまな議論が重ねられる場になるでしょう。その内容を本庁や支所の職員がつねに共有できる体制を整え、各センターで積極的な活動ができるようサポートします。地域を熟知した市民と、チャレンジを恐れない職員が連携することで、地域の未来を想像しながら理想とする地域が各地で生まれると期待しています。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220808/20220808151642.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<h4 id="楽しむことを忘れない市政運営を心がける">「楽しむ」ことを忘れない、市政運営を心がける</h4>
<p><strong>―今後の市政ビジョンを聞かせてください。</strong></p>
<p>　当市には、日本ジオパーク委員会から認定を受けた「四国西予ジオパーク」があります。そこでは、豊かな自然や多様な生態系をベースに、魚介類や米、果物、畜産品などの特産品が豊富に生み出され、まさに当市のさまざまな魅力が凝縮されています。こうした、まだまだ知られていない当市の魅力を積極的にアピールし、今後は移住政策にも注力する方針です。<br /><br />　当市は当面、少子高齢化が進展していくため、描いたような理想的なまちづくりを進められないことがあるかもしれません。それでも私は、楽しみながらチャレンジし続けます。いまの西予市には、市民とともにまちづくりを進める基盤が整いつつあるという自信があるのです。一歩でも前に進めば、「住んでみたい」「生活したい」と思ってもらえる魅力ある西予市になっていくはずです。そのためにも、「楽しむ」ことを忘れない市政運営を心がけたいですね。</p>
<p><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220808/20220808151004.jpg" alt="" width="1200" height="400" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<div class="jto-p-profile">
<div class="jto-p-profile__heading">管家 一夫 (かんけ かずお) プロフィール</div>
<div class="jto-p-profile__body">昭和29年、愛媛県東宇和郡宇和町(現:西予市)生まれ。昭和48年、愛媛県立宇和高等学校卒業後、宇和町役場に入庁。約15年間勤務した後、平成2年から社会福祉法人宇和町社会福祉施設協会(現:社会福祉法人西予総合福祉会)に勤務。平成22年から同法人理事長に就任する。平成28年5月、西予市長に就任。現在、2期目。</div>
</div>

市民と一緒に地域課題を解決できる「市役所の基盤」が強化できた

オンプレミス/クラウドを意識させない共通プラットフォームで、シンプルな運用管理、段階的な拡張が可能です。自治体においては特に災害発生時において止まらないシステムを構築する事が重要ですが、BCP対策​（遠隔地でのDR環境整備）も数クリックで復旧が可能なため、自治体における業務継続性強化を実現します。Nutanixは自治体DXを支えるインフラ基盤の性能、信頼性、災害対策までの一貫したソリューションを提供​しています。導入事例も多数掲載していますのでご覧ください。

「仮想化基盤」の刷新で実現した、全庁規模でのシステム運用改善

 <p>岸和田市・白浜町・アドベンチャーワールド（株式会社アワーズ）は、ジャイアントパンダが食べ残した竹（パンダバンブー）をきっかけとした、幅広い分野における相互の地域交流の活性化を促し、それぞれの資源や強みを活かして公民共創による地域のSmileを創造することを目的として、令和４年８月25日にアドベンチャーワールド（和歌山県西牟婁郡白浜町堅田2399）内にて「パンダバンブーSmile広域包括連携協定」締結式を執り行った。</p>
<div class="jto-p-buttonGroup"><a href="https://osakakoumin.news/news/pandabamboo/" target="_blank" class="jto-c-button jto-c-button__primary">詳細はこちら</a></div>

“パンダバンブーSmile広域包括連携協定”を締結（岸和田市・白浜町・アドベンチャーワールド）

 <div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">北海道上士幌町の取り組み</span></p>
<p class="jto-c-topic">帳票のデータ化を皮切りとしたDX①</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="ICT人材を活用したDX推進で職員が自走する環境づくりを目指す">ICT人材を活用したDX推進で、職員が自走する環境づくりを目指す</h3>
<div class="jto-c-interviewee">上士幌町<br />企画財政課 主査　山本 敦志<br />デジタル推進課 主幹　菊地 充一</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] 東日本電信電話株式会社</div>
</div>
<p>※下記は自治体通信 Vol.42（2022年9月号）から抜粋し、記事は取材時のものです。</p>
<div class="jto-c-lead">
<p>各自治体がDXに取り組むなか、ICTツールを導入するだけでなく、民間企業からデジタル専門人材を受け入れ、さらなるICT推進を目指す自治体が増えている。上士幌町(北海道)もそうした自治体のひとつで、ふるさと納税の処理業務をデジタル化する際に、その効果を発揮したという。企画財政課の山本氏に、詳細を聞いた。</p>
</div>
<div class="jto-p-jumpToMaterial"><a href="#material-area"><span class="fa fa-chevron-circle-down"> </span> 本記事で紹介しているサービス概要資料はこちら</a></div>
<div class="municipality-data">[上士幌町] ■人口:4,931人(令和4年7月末日現在) ■世帯数:2,611世帯(令和4年7月末日現在) ■予算規模:106億9,326万円(令和4年度当初) ■総面積:694.23km<sup>2</sup> ■概要:十勝地方の北部、大雪山国立公園の東山麓に位置している。町内の約76%が森林地帯であり、大自然の恩恵を受けた畑作、酪農などの農業や林業などの第一次産業や公共育成牧場のナイタイ高原牧場、北海道遺産旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群などの観光業も盛ん。スロータウンの理念のもと、それらの地域資源を活用しながら、健康・環境・観光と子育て・教育をコンセプトにしたまちづくりを進めている。</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220907/20220907163010.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">上士幌町</div>
<div class="jto-p-person__position">企画財政課 主査</div>
<div class="jto-p-person__name">山本 敦志 <span class="jto-p-person__kana">やまもと あつし</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="繁忙期の年末には10人体制でも追いつかず">繁忙期の年末には、10人体制でも追いつかず</h4>
<p><strong>―上士幌町がふるさと納税の処理業務で抱えていた課題を教えてください。</strong></p>
<p>　ワンストップ特例申請書類の処理に、時間がかかっていました。当町では、ありがたいことに全国から多くのふるさと納税寄附金をいただいており、申請書の処理件数は年々増加。具体的には、令和2年度では3万4889件の処理が必要で、それが11～12月に集中していたのです。そのため、多いときでは1日に約800件の申請書が当町に届いていました。通常は5人体制、繁忙期はパートも含め10人体制で処理していたのですが、それでも追いつかない状況に。また、処理数が増えると手入力の打ち間違いも増え、さらに最終チェックに時間がかかるという悪循環が続いていました。</p>
<p><strong>―それをどのように解決しようとしたのでしょう。</strong></p>
<p>　まずは、ICTの専門家にアドバイスをいただきました。そもそも当町においては、「Society 5.0」を見すえたまちづくりを行っていくために、令和2年4月からICT推進室を新たに設置。そのタイミングで、内閣府の「デジタル専門人材派遣制度」を活用し、NTT東日本からICTの専門知識をもつ人材に1人着任してもらっています。町全体のICT活用推進をお願いしていたのですが、その人物の意見を参考にして、新型コロナワクチンの申込処理にて、同社のAI-OCR『AIよみと～る』とRPA『おまかせRPA』を先んじて導入。業務効率化につながったという報告を聞き、ワンストップ特例申請書類の処理でも令和3年度から導入することになったのです。</p>
<h4 id="現場にあわせた運用最適化がツールの潜在能力を高める">現場にあわせた運用最適化が、ツールの潜在能力を高める</h4>
<p><strong>―導入後の効果はありましたか。</strong></p>
<p>　平均のデータをとったのですが、500枚の申請書類を処理するのに、通常510分かかるところを400分に短縮できました。AI-OCRの識字率も100%に近く、手入力による打ち間違いがなくなったため、最終チェックの時間短縮にもつながっています。また、NTT東日本の専門人材と相談し、寄附者にも理解いただいたうえで、添付書類を申請書に貼り付ける様式から、それぞれ分けて提出する様式に変えました。様式変更に伴って、書類の審査手順が一部簡素化されることもわかり、単純にツール導入だけでなく、現場にあわせて運用を最適化するアイデアが、ICTツールの潜在能力を引き出すことにつながったと実感しています。そのぶん空いた時間を、ほかの業務にあてるなどの相乗効果が生まれていますね。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220907/20220907163425.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p><strong>―今後におけるDX推進の方針を聞かせてください。</strong></p>
<p>　簡易的な問い合わせに応対するAIチャットボットを新たに導入するなど、さらなる業務効率化を図っていきます。今回のAI-OCRとRPAの導入では、NTT東日本の専門人材に本庁へ着任してもらった効果は大きいと考えています。職員だけではICTの専門的な知識がないため、今回のように短期導入はできなかったでしょう。近くに専門家がいると、気軽に相談できますし、大変助かっています。ゆくゆくは職員が自走してDXを推進していくことを見すえ、まち全体のICT活用に取り組んでいきたいですね。</p>
<hr />
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">デジタル専門人材の声</span></p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="少しずつ成功体験を積み重ねICT化への意欲醸成につなげる">少しずつ成功体験を積み重ね、ICT化への意欲醸成につなげる</h3>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220907/20220907163036.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">上士幌町</div>
<div class="jto-p-person__position">デジタル推進課 主幹</div>
<div class="jto-p-person__name">菊地 充一 <span class="jto-p-person__kana">きくち じゅういち</span></div>
</div>
</div>
<p>　私は、前任担当者の任期満了に伴い、NTT東日本から出向し、令和4年4月より上士幌町にて勤務しています。現在、町では「Society 5.0」を見すえ、さまざまなICTを駆使しながらよりよいまちづくりを進めようとしています。私が着任したタイミングでICT推進室に代わってデジタル推進課が新設。AI-OCRやRPAの横断的な利活用も含め、専門家の立場としてさらなるICTを浸透させる活動をしています。重要なのは、ICTを導入することで「こんな課題解決につながるんだ」といった成功体験を少しずつ積み重ね、職員のICT化への意欲を醸成していくこと。そしてゆくゆくは、当社の人材がいなくても自力でDXを推進していける環境を整えていくのが、私のミッションだと考えています。まだ着任して間もないですが、ICTによって町民がより暮らしやすくなる支援を行っていきたいですね。</p>
<div class="jto-p-profile">
<div class="jto-p-profile__heading">菊地 充一 (きくち じゅういち) プロフィール</div>
<div class="jto-p-profile__body">昭和50年、北海道生まれ。平成11年に日本電信電話株式会社に入社。地域が抱える課題解決を目指すバリュークリエイト業務に携わり、令和4年4月から上士幌町のデジタル推進課に派遣され、同町のDX推進に取り組んでいる。</div>
</div>
<hr />
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">支援企業の視点</span></p>
<p class="jto-c-topic">帳票のデータ化を皮切りとしたDX②</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="ICTツールと人材の組み合わせでさらなるDX推進が望める">ICTツールと人材の組み合わせで、さらなるDX推進が望める</h3>
<div class="jto-c-interviewee">東日本電信電話株式会社 ビジネス開発本部 第三部門　北森 雅雄</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] 東日本電信電話株式会社</div>
</div>
<div class="jto-c-lead">
<p>これまでは、上士幌町におけるデジタル専門人材の活用も含めたDX推進の取り組みを紹介した。このページでは、同町をツールと人材面から支援したNTT東日本を取材。担当の北森氏に、自治体がDXを推進していくうえでのポイントなどを聞いた。</p>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220907/20220907165139.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">東日本電信電話株式会社</div>
<div class="jto-p-person__position">ビジネス開発本部 第三部門</div>
<div class="jto-p-person__name">北森 雅雄 <span class="jto-p-person__kana">きたもり まさお</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="現場で有効活用されなければICTの導入に意味はない">現場で有効活用されなければ、ICTの導入に意味はない</h4>
<p><strong>―自治体においてDXの推進は進んでいるのでしょうか。</strong></p>
<p>　徐々に進んでいると感じています。当社では、手書きの紙帳票をシステムに手入力する業務が多い自治体に向けて、約3年前からAI-OCRツール『AIよみと～る』とRPAツール『おまかせRPA』の提供を開始。当初は、「AI-OCRとRPAってなに?」というような職員の反応でしたが、現在は60自治体以上で導入されています。こうした身近で単純な業務をICTによって効率化させることで、職員が利便性を実感し、DXに対する意欲も向上していると思います。<br /><br />　ただ、さらなるDX推進のためには、ICTツールの導入プラスアルファの一手が必要です。</p>
<p><strong>―それはなんでしょう。</strong></p>
<p>　ICTの知識をもった人材の登用です。いくら高性能なICTツールを導入しても、現場で有効に活用できなければ意味がありませんから。そのため当社では、ICTツールの提供にくわえて、ICT人材派遣によってツールの利用定着を支えています。普段から専門家が身近にいる環境なら、細かな相談もできるうえに、自治体内でのDX推進に対する意識の醸成や人材育成を図っていくことが可能です。自治体ごとの状況にあわせて、ICTツールと人材をうまく組み合わせていくことがDX推進の鍵と捉えているのです。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220907/20220907165902.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p><strong>―自治体に提供している人材サービスにはどのような特色があるのですか。</strong></p>
<p>　当社は、インターネットが普及し始めたころから、個人・法人向けや自治体向けに、光回線の導入やオフィスソフトの使い方など、地域に根差したICTに関する支援を長年にわたってコツコツと行ってきた実績があります。そうしたノウハウの活用により、ICTの知識の豊富さはもちろん、現場の困りごとに寄り添った支援や利用者の自走に向けた育成まで支えていく特色があります。<br /><br />　また、NTT東日本グループでは「業務をまるごと委託したい」といったニーズに対しても、BPO支援サービスを提供しています。たとえば、大量にある書類の電子化やコールセンターなどの業務も請け負うことが可能です。</p>
<h4 id="電子契約を活用すれば地域全体のDXも進む">電子契約を活用すれば、地域全体のDXも進む</h4>
<p><strong>―自治体に対する今後の支援方針を教えてください。</strong></p>
<p>　引き続き、ICTツールと人材を自治体ニーズごとにミックスさせた支援をしていくことで、自治体の業務効率化と住民サービスの向上に貢献していきたいと考えています。また当社では、さらなる自治体支援のため、今年の6月から新しいサービスを開始しました。</p>
<p><strong>―どのようなサービスですか。</strong></p>
<p>　Webサイトへの契約書のアップロードとメール送信のみで契約締結が完了できる、クラウド型かつLGWAN内でも使用が可能な電子契約サービス『クラウドサイン for おまかせ はたラクサポート』です。これを自治体が活用すれば、取引のある地元の事業者は来庁せずとも契約処理できるようになるほか、デジタル化による効率化体験を地域に広げられます。この体験を広めることで、自治体が旗振り役となって、地域を巻き込んだDXを推進していくビジョンを当社は描いているのです。自治体とその先の地域にまで広げた支援を行い、住民や事業者がさらなるDXの恩恵が受けられるような環境の構築をサポートしていきたいですね。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220907/20220907165945.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<div class="jto-p-profile">
<div class="jto-p-profile__heading">北森 雅雄 (きたもり まさお) プロフィール</div>
<div class="jto-p-profile__body">日本電信電話株式会社(NTT東日本)に入社後、自治体向けのシステムエンジニアとして、庁内ネットワークや公共機関向けアプリケーションなどのコンサルティングを担当。平成28年から現職にて、AI関連のサービス開発に従事。</div>
</div>
<hr />
<div>東日本電信電話株式会社</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<th>設立</th>
<td>平成11年7月</td>
</tr>
<tr>
<th>資本金</th>
<td>3,350億円</td>
</tr>
<tr>
<th>従業員数</th>
<td>4,900人(令和4年3月31日現在)</td>
</tr>
<tr>
<th>事業内容</th>
<td>東日本地域<a href="#f-72b68dfd" name="fn-72b68dfd" title="北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県および長野県">*1</a>における地域電気通信業務<a href="#f-34aeb653" name="fn-34aeb653" title="県内通話にかかる電話、専用、総合デジタル通信などの電気通信サービス">*2</a>およびこれに附帯する業務、目的達成業務、活用業務</td>
</tr>
<tr>
<th>URL</th>
<td><a href="https://www.ntt-east.co.jp/" target="”_blank”">https://www.ntt-east.co.jp/</a></td>
</tr>
<tr>
<th>お問い合わせ電話番号</th>
<td>NTT東日本 ICTコンサルティングセンタ<br />0120-765-000 （平日 9:00～17:00 (年末年始を除く)）</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div id="material-area" class="jto-p-material">
<div class="jto-p-material__lead">この記事で支援企業が提供している<br />ソリューションの資料をダウンロードする</div>
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</div><div class="footnote">
<p class="footnote"><a href="#fn-72b68dfd" name="f-72b68dfd" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、山梨県および長野県</span></p>
<p class="footnote"><a href="#fn-34aeb653" name="f-34aeb653" class="footnote-number">*2</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">県内通話にかかる電話、専用、総合デジタル通信などの電気通信サービス<br /></span></p>
</div>

ICT人材を活用したDX推進で、職員が自走する環境づくりを目指す

 <div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">山梨県市川三郷町の取り組み</span></p>
<p class="jto-c-topic">郵便関連業務の効率化①</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="郵便物の集計作業を自動化し省力化とコスト低減を同時に実現">郵便物の集計作業を自動化し、省力化とコスト低減を同時に実現</h3>
<div class="jto-c-interviewee">市川三郷町 総務課 課長　一瀬 浩</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] ピツニーボウズジャパン株式会社</div>
</div>
<p>※下記は自治体通信 Vol.42（2022年9月号）から抜粋し、記事は取材時のものです。</p>
<div class="jto-c-lead">
<p>自治体では日々、多くの通知物や帳票を住民に発送している。その際は、職員が全庁ぶんの郵便物を集計する作業に手間をかけているケースも少なくない。こうしたなか、市川三郷町(山梨県)は、郵便物の集計作業を自動化し、業務の省力化を実現した。さらに、「郵便物の発送コストを低減させることもできた」と話す同町総務課の一瀬氏に、取り組みの詳細を聞いた。</p>
</div>
<div class="jto-p-jumoToMaterial"><a href="#material-area"><span class="fa fa-chevron-circle-down"> </span> 本記事で紹介しているサービス概要資料はこちら</a></div>
<div class="municipality-data">[市川三郷町] ■人口:1万5,035人(令和4年8月1日現在) ■世帯数:6,660世帯(令和4年8月1日現在) ■予算規模:149億8,720万5,000円(令和4年度当初) ■面積:75.18km<sup>2</sup> ■概要:甲府盆地の南西に位置する。曽根丘陵および丘陵性山地と富士川に囲まれた平坦地と中山間地が広がる。肥沃な土壌を活かした農業、和紙・花火・印章などの伝統産業が盛ん。「百祭り」と称されるほど、祭りが盛んな町としても知られる。町内を縦断するJR身延線の駅を7つ有しており、中部横断自動車道のインターチェンジが設置されるなど、交流の結節点としての発展が期待される。</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220905/20220905162335.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">市川三郷町</div>
<div class="jto-p-person__position">総務課 課長</div>
<div class="jto-p-person__name">一瀬 浩 <span class="jto-p-person__kana">いちのせ ひろし</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="時間内での集計に精一杯で割引適用に手が回らなかった">時間内での集計に精一杯で、割引適用に手が回らなかった</h4>
<p><strong>―市川三郷町ではどのような郵便物発送業務を行っていましたか。</strong></p>
<p>　まず、各部署の職員が14時までに郵便物を総務課へ集めます。次に、総務課の職員がこれらを1通ずつ数えたり、重さを量ったりして、郵便物の数と料金をまとめた「差出票」を作成。これを郵便物とともに、16時に郵便局員へ手渡していました。その間、職員はこの集計作業に追われっぱなしになることが通常で、ときには郵便局員を待たせてしまうこともありました。集計に誤りがあれば郵便物を発送できなくなってしまうので、担当職員は限られた時間で大量の郵便物を処理するこの作業に毎日、心理的な負担を感じていました。<br /><br />　同時に、集計作業にかかる負担はコスト面におけるムダの発生にもつながってしまっていました。</p>
<p><strong>―どういうことでしょう。</strong></p>
<p>　担当職員は日々、すべての郵便物を集計して差出票をつくるのに手一杯で、割引料金の適用を念頭に入れた集計まで行えていなかったのです。たとえば、郵便物を「郵便区内特別郵便物」として割引料金で発送するには、同一の郵便区内宛で、同一の重量帯の郵便物を100通以上集める必要があります。しかし、これらの条件を満たすよう取りまとめる作業には手が回らず、コスト面でムダが生じていたのです。このように、労力とコストの両面で課題を感じていたときに知ったのが「郵便料金計器」という機械の存在でした。</p>
<p><strong>―郵便料金計器とはどのような機械なのですか。</strong></p>
<p>　郵便物の数や重さを自動で計測し、郵便局から承認を得た印影と料金を印字する機械です。この機械に通した郵便物を発送する場合は、差出票の作成も不要になります。この機械を活用すれば、業務効率化に向けた確かな効果を得られると期待し、平成26年に、自治体での導入実績が豊富なピツニーボウズ製の機械を導入しました。</p>
<p><strong>―導入成果を教えてください。</strong></p>
<p>　1分当たり最高180通という高速処理がなされるため、集計作業にかかる職員の負担を大きく軽減できました。郵便物を機械に通す作業は、郵便物を発送する部署や総務課の職員が行っていますが、現在ではそれぞれ10～20分程度の単純作業となっています。また、導入によって時間的な余裕が生まれたことで、郵便区内特別郵便物の適用も増やせました。<br /><br />　さらに、割引料金の適用以外でも、郵便物発送コストの低減を実現しています。</p>
<h4 id="部門別の集計データ蓄積がコスト意識醸成につながった">部門別の集計データ蓄積が、コスト意識醸成につながった</h4>
<p><strong>―機械の導入がどのようにコスト低減につながったのですか。</strong></p>
<p>　郵便物を機械に通す際に部署名を設定することで、郵便物の数や料金といったデータを部署別に蓄積できるため、まずは全庁における発送実績を「見える化」しました。当町は以前、郵便物発送など「通信運搬費」の予算はすべて総務課に割り当てられていたのですが、郵便物の発送履歴をもとに、それぞれの部署に配分する体制に見直したのです。それにより、郵便物発送に関するコスト意識が各部署で醸成され、「同一の宛先への郵便物は1回の発送にまとめる」といった工夫が生まれ、コスト低減につながっていったのです。</p>
<p><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220908/20220908105557.jpg" width="1200" height="816" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p><strong>―今後の活用方針を聞かせてください。</strong></p>
<p>　郵便料金計器を約8年にわたり使用しているものの、まだ活用しきれていない機能に「任意のテキストやイラストを印字する」というものがあります。ほかの導入自治体では、部署名が記載された専用の封筒を発注しなくとも、部署名を無地の封筒に印字することでコスト削減につなげられたという活用事例を聞いています。こうした、さまざまな機能の活用や、ほかの自治体における郵便料金計器の運用事例も参考に、さらなる業務効率化を研究していきたいですね。</p>
<hr />
<p id="section2"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220905/20220905163133.jpg" alt="" width="1200" height="630" /></p>
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">福岡県柳川市の取り組み</span></p>
<p class="jto-c-topic">郵便関連業務の効率化②</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="自動計測による正確な集計で厳格化する適正収納に対応">自動計測による正確な集計で、厳格化する適正収納に対応</h3>
<div class="jto-c-interviewee">柳川市 総務部 総務課 庶務法制係　永島 佑哉</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] ピツニーボウズジャパン株式会社</div>
</div>
<div class="jto-c-lead">
<p>郵便物の集計を手作業で行っている自治体のなかには、「作業の正確さ」に課題を感じているケースも少なくない。特に割引料金を適用する場合は、郵便局による「適正収納」の厳格化が進み、より慎重な作業が求められている。こうしたなかで柳川市(福岡県)は、「郵便料金計器」の機能により職員の作業負担を抑えながらも正確な処理を実現している。取り組みの詳細を、同市総務課の永島氏に聞いた。</p>
</div>
<div class="municipality-data">[柳川市] ■人口:6万3,483人(令和4年6月末現在) ■世帯数:2万6,162世帯(令和4年6月末現在) ■予算規模:787億6,303万5,000円(令和4年度当初) ■面積:77.15km<sup>2</sup> ■概要:福岡県南部、筑後平野の西南端に位置する。北は大川市、大木町、筑後市、東はみやま市に接し、南は有明海に面している。大部分は、古くから開拓・干拓された大小規模の干拓地が魚鱗状に広がる海面干拓地帯となっている。有明海は干満差日本一で大潮時には6mに達し、干潮時には広大な干潟が現れる。平成26年には、同市出身の詩人、北原白秋の詩情を育んだ水郷柳川の風景が国の名勝に指定された。</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220905/20220905163340.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">柳川市</div>
<div class="jto-p-person__position">総務部 総務課 庶務法制係</div>
<div class="jto-p-person__name">永島 佑哉 <span class="jto-p-person__kana">えいしま ゆうや</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="独自に効率化を試みるも効果を得られなかった">独自に効率化を試みるも、効果を得られなかった</h4>
<p><strong>―柳川市では、郵便物の集計作業をどのように行っていましたか。</strong></p>
<p>　各部署から集まる郵便物を総務課の会計年度任用職員が集計していました。その職員は作業に慣れていたため、普段は大きなミスもなく集荷時間までに集計を終えられていました。ただ、その職員が不在の場合は、私やほかの職員が代わりに集計していたため、作業の煩雑さを実感していました。まずは、郵便物を「定形・定形外」といった形状別に分けたうえで、次に重量や特殊取扱郵便の種類から適正な料金を確認しなければなりません。そこからさらに郵便物の数を数え、料金を足し込んでいくのです。近年は郵便局による「適正収納」が厳格化しているため、正確さを保ちながら時間内に集計を終えることは心理的負担が非常に大きな作業でした。そのため私は、だれでも正確かつ迅速に集計できる方法をいくつか試みてみました。</p>
<p><strong>―具体的に、どのような方法を試みたのですか。</strong></p>
<p>　最初は、Excelを使って郵便料金を簡単に算出できる集計票を独自に作成してみました。しかし、はじめに郵便物を種類別に分ける作業は依然として必要でしたし、料金体系があまりにも複雑なため、入力項目の数も多くなり、効率化の効果は得られませんでした。<br /><br />　そこであらためて着目したのが、以前にピツニーボウズジャパンから提案を受けたことがあった「郵便料金計器」でした。郵便物の集計を自動化するこの機械ならば、職員が煩雑な作業に追われる現状を改善できるはず。自ら集計作業を経験したことでその確信を得られ、今年3月に導入しました。</p>
<h4 id="設定した重量を超えた場合は料金印字を自動で停止できる">設定した重量を超えた場合は、料金印字を自動で停止できる</h4>
<p><strong>―導入成果はいかがですか。</strong></p>
<p>　形状や重量が異なる郵便物を一緒に通しても1通ずつ正確な料金を印字できるので、職員は複雑な料金体系のことを意識することなく、簡単に集計を行えるようになりました。また、一定の条件を満たすことで料金が割り引かれる「郵便区内特別郵便物」を集計する際は、「重量制限機能」が役立っています。これは、あらかじめ機械に設定した重量を、実際の郵便物の重量が超過した場合に、料金を印字せず稼働を自動停止する機能です。この機能を使えば、設定した重量帯の郵便物だけに対して印字できるのです。</p>
<p><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220905/20220905164041.jpg" width="1200" height="900" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<p><strong>―今後の活用方針を聞かせてください。</strong></p>
<p>　将来、郵便区内特別郵便物を発送する際には、1g単位の重量ごとに郵便物の数を票に記載する必要が出てくると聞いていますが、ピツニーボウズ製の郵便料金計器では、そのような票を自動で作成する機能もあるそうです。こうした機能を活用することで、職員の業務負担を増やすことなく適正収納に対応していきます。</p>
<hr />
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">支援企業の視点</span></p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="郵便関連業務で増え続ける負担自動化こそが抜本的な解消策に">郵便関連業務で増え続ける負担。自動化こそが抜本的な解消策に</h3>
<div class="jto-c-interviewee">ピツニーボウズジャパン株式会社<br />Sending Technology ソリューションズ<br />営業本部 福岡支店 支店長　小嶋 大介</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] ピツニーボウズジャパン株式会社</div>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220905/20220905164349.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">ピツニーボウズジャパン株式会社</div>
<div class="jto-p-person__position">Sending Technology ソリューションズ<br />営業本部 福岡支店 支店長</div>
<div class="jto-p-person__name">小嶋 大介 <span class="jto-p-person__kana">こじま だいすけ</span></div>
</div>
</div>
<p><strong>―自治体における郵便関連業務の負担は増えているのですか。</strong></p>
<p>　まず、コロナ禍を背景に住民へ届ける通知物や帳票が増えたことで、職員の業務量は増大しています。さらには、郵便局による適正収納の厳格化が進んでいることで、自治体の集計作業はこれまで以上に高い正確性も求められ、同様に業務負担の増大につながっています。</p>
<p><strong>―そうした業務負担に、どのように対応していけばよいのでしょう。</strong></p>
<p>　業務量と正確性のいずれの課題についても、作業の自動化こそが負担軽減に向けた「最適解」になると当社では考えています。当社の「郵便料金計器」は、形状や重量を自動で計測できるなど、集計作業を効率化させる機能が充実しているのが特徴です。タッチパネルの操作やバーコードの読み取りで行える「部署・科目別の集計」、一定の重量を超えた郵便物には集計処理を行わない「重量制限」なども、多くの導入自治体から評価されている機能です。</p>
<p><strong>―自治体に対する今後の支援方針を聞かせてください。</strong></p>
<p>　当社では、自治体における郵便関連業務を効率化するソリューションとして、郵便料金計器のほかに「封入・封かん機」という機械も提案できます。これは、郵便物を宛先ごとにまとめる「名寄せ」から封入、のりづけまでを自動化する機械で、さまざまな帳票の封入作業が発生する税務や福祉といった部門から多くの引き合いがあります。郵便関連業務に課題を感じている自治体のみなさんは、お気軽にご連絡ください。</p>
<div class="jto-p-profile">
<div class="jto-p-profile__heading">小嶋 大介 (こじま だいすけ) プロフィール</div>
<div class="jto-p-profile__body">昭和44年、奈良県生まれ。観光専門学校を卒業後、商社へ入社。その後、佐川急便株式会社を経て、平成19年にピツニーボウズジャパン株式会社に入社。平成26年より現職。山口県、九州全域および沖縄県での新規顧客開拓に従事。</div>
</div>
<hr />
<div>ピツニーボウズジャパン株式会社</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">設立</span></th>
<td>昭和56年1月</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">資本金</span></th>
<td>4億円</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">売上高</span></th>
<td>326億3,100万円(令和3年3月期)</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">従業員数</span></th>
<td>135人(令和3年3月現在)</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">事業内容</span></th>
<td>郵便と小包の発送業務の効率化およびデジタル・トランザクションの分野における、製品・ソリューション、サービスの提供</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">URL</span></th>
<td><a href="https://www.pitneybowes.com/jp/" target="”_blank”"><span style="color: #3d4245;"><span style="color: #3d4245;"><span style="color: #3d4245;">https://www.pitneybowes.com/jp/</span></span></span></a></td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">お問い合わせ電話番号</span></th>
<td>0120-00-9537 (平日 9:00～17:00)</td>
</tr>
<tr>
<th><span style="font-weight: 400;">Webからの問い合わせはこちら</span></th>
<td><a href="https://www.pitneybowes.com/jp/smb-inquiry/" target="”_blank”">https://www.pitneybowes.com/jp/smb-inquiry/</a></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div id="material-area" class="jto-p-material">
<div class="jto-p-material__lead">この記事で支援企業が提供している<br />ソリューションの資料をダウンロードする</div>
<div class="jto-p-buttonGroup">
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</div>

自治体での郵便関連業務を自動化して、職員様の生産性向上をサポートしているピツニーボウズの「郵便料金計器」と「封入封かん機」。いずれの機器も近年、自治体からの注目を多く集めており、郵便関連業務のスタンダード製品として47都道府県で導入実績がございます。
導入が促進されている背景には、「働き方改革の推進」や「人手不足問題の解消」、「法改正による郵便物の増加」、「集荷終了など郵便事情の変化」、「ヒューマンエラーの防止」、「コロナ禍における密の回避」があります。
自治体規模の大小にかかわらず郵便関連業務の課題は共通するため、ピツニーボウズ製品は全ての自治体において高い導入効果が得られます。

郵便物の集計作業を自動化し、省力化とコスト低減を同時に実現

 <div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">福岡県みやこ町の取り組み</span></p>
<p class="jto-c-topic">人事評価システムの導入</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="システム導入で職員の負担を軽減し人事評価制度の運用透明化を実現">システム導入で職員の負担を軽減し、人事評価制度の運用透明化を実現</h3>
<div class="jto-c-interviewee">みやこ町 総務課 課長補佐　白川 茂久</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] ICTコンストラクション株式会社</div>
</div>
<p>※下記は自治体通信 Vol.41（2022年8月号）から抜粋し、記事は取材時のものです。</p>
<div class="jto-c-lead">
<p>平成26年の地方公務員法の一部改正を機に、多くの自治体で能力と実績に基づく人事評価制度が導入された。しかし、紙ベースの業務管理が課題となり、導入時に想定されていた制度運用がなされていない自治体も少なくない。そのようななか、システム導入により制度運用の改善を図る自治体が増えている。みやこ町(福岡県)もそうした自治体のひとつだ。同町総務課の白川氏に、システム導入の効果などを聞いた。</p>
</div>
<div class="jto-p-jumoToMaterial"><a href="#material-area"><span class="fa fa-chevron-circle-down"> </span> 本記事で紹介しているサービス概要資料はこちら</a></div>
<div class="municipality-data">[みやこ町] ■人口:1万8,548人(令和4年6月末現在) ■世帯数:8,434世帯(令和4年6月末現在) ■予算規模:178億786万4,000円(令和4年度当初) ■面積:151.34km<sup>2</sup> ■概要:福岡県の北東部に位置し、東は行橋市と築上郡の築上町、西は田川郡の添田町・赤村・香春町、南は大分県、北は北九州市小倉南区に接している。平成18年3月に、京都郡の勝山町・犀川町・豊津町の3町が合併して、「みやこ町」が誕生した。</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220801/20220801163411.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">みやこ町</div>
<div class="jto-p-person__position">総務課 課長補佐</div>
<div class="jto-p-person__name">白川 茂久 <span class="jto-p-person__kana">しらかわ しげひさ</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="職員にできていなかった評価結果のフィードバック">職員にできていなかった、評価結果のフィードバック</h4>
<p><strong>―みやこ町における人事評価制度の運用状況を教えてください。</strong></p>
<p>　3町合併によって誕生した当町は、職員数の適正化を進める傍ら、平成28年に人事育成基本方針を策定し、職員の能力向上を図るため、能力と実績に基づく人事評価制度を運用してきました。しかし、当時はExcelを使い紙ベースで運用していたため、人事担当者は年度末の集計作業に繁忙を極めていました。各部署での進捗も把握できず、担当者が1ヵ月つきっきりで業務に追われても、集計が完了するのはつねに年度末ギリギリに。一方、各部署では、評価結果を処遇に反映させるための深い議論が行えず、職員への評価結果のフィードバックもなされていませんでした。制度本来の主旨を実現するためには、運用面の改善が必要な状況だったのです。</p>
<p><strong>―どのような改善策を検討したのでしょう。</strong></p>
<p>　紙ベースでの運用管理から脱却し、業務効率化を図るのが不可欠と判断、人事評価システムの導入を決めました。システム選定に際しては、多くの職員が利用するため、まずは職員が使いやすいもの。そして、「業績評価」「能力評価」「勤務態度評価」の3本柱から成る、当町の人事評価制度に適合できる柔軟な設定機能を備えていることを条件とし、人材育成支援システム『ざいなる』の導入を決めました。平成31年4月から運用を開始しています。</p>
<p><strong>―導入後の効果はいかがですか。</strong></p>
<p>　人事担当者の負担は、導入前に比べ大幅に軽減され、劇的に業務の効率化が図られたことが実感できています。評価の集計作業は瞬時に完了しますし、各部署の状況も一目でわかるので、進捗管理がとても楽になりました。現在は、評価業務全体でも担当者1人が1週間ほどで完了させることができています。集計作業が短縮化されたことは、各現場にも大きな効果をもたらしています。</p>
<p><strong>―それはどのような効果ですか。</strong></p>
<p>　システムによって、評価プロセスが透明化されているので、被評価者である各職員の評価に対する納得感や向上意欲が高まったことです。システム導入前には、職員は自分の評価結果を知ることができていませんでしたから。集計業務が短縮化されたことで、評価結果を踏まえた処遇議論も深められ、制度本来の運用をようやく実現することができたと感じています。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220801/20220801163828.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<h4 id="スリムで効率的な組織に向け職員の能力開発は不可欠">スリムで効率的な組織に向け、職員の能力開発は不可欠</h4>
<p><strong>―今後のシステム運用方針を聞かせてください。</strong></p>
<p>　『ざいなる』は、職員の能力開発を支援する機能も充実していますので、これらを活用し、職員のキャリアアップに役立てていきたいと考えています。職員数が減少し、一人ひとりの役割が年々大きくなるなか、スリムで効率的な組織を形成するために、評価に基づく能力開発は不可欠です。<br /><br />　また、アンケート機能を活用し、これまで紙で運用していた職員調書や異動希望調書などの書類も『ざいなる』上で運用・管理し、人事評価の補足資料として有効活用していくことも考えています。</p>
<hr />
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">支援企業の視点</span></p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="職員の能力開発につなげるには人事評価のシステム化は不可欠">職員の能力開発につなげるには、人事評価のシステム化は不可欠</h3>
<div class="jto-c-interviewee">ICTコンストラクション株式会社 内部情報ソリューション部 HRソリューション課　宮本 直弥</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] ICTコンストラクション株式会社</div>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220801/20220801164158.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">ICTコンストラクション株式会社</div>
<div class="jto-p-person__position">内部情報ソリューション部 HRソリューション課</div>
<div class="jto-p-person__name">宮本 直弥 <span class="jto-p-person__kana">みやもと なおや</span></div>
</div>
</div>
<p><strong>―自治体における人事評価制度の運用状況はいかがですか。</strong></p>
<p>　能力と実績に基づく人事評価制度の運用は非常に浸透している一方、いまだに表計算ソフトや紙ベースで運用している自治体もあります。そうした場合、評価の集計作業に膨大な時間を奪われるので、人事担当者の業務負担が問題となるだけではなく、評価結果を分析し、処遇やその後の能力開発に活かすことまではできていないケースも少なくありません。そのため当社では、人事評価のシステム化を推奨し、人材育成支援システム『ざいなる』を提案しています。</p>
<p><strong>―どのようなシステムですか。</strong></p>
<p>　人事評価の効率化だけではなく、そこから先の人材育成の面でも貢献できるシステムです。人事評価の結果を人材の育成につなげる機能が備わっており、さまざまな職種に応じた必要な評価基準を設定できる点などは、業務内容が部署ごとに異なる自治体での運用を考えて開発された結果です。また職員との面談や指導育成の記録を残すこともできますので、職員に対する評価の妥当性を担保できます。さらに、職員ごとのスキルやキャリアを可視化して、今後伸ばすべき能力といった人材育成に必要な情報を取得することもできます。</p>
<p><strong>―今後の自治体への支援方針を聞かせてください。</strong></p>
<p>　当社では、お客さまの声を機能開発に活かし、年2回のアップグレードでつねに最新の成果を届け、自治体組織の改善に貢献していきます。LGWAN-ASP版も展開し、自治体を中心に50以上の団体に導入されています。ぜひお問い合わせください。</p>
<div class="jto-p-profile">
<div class="jto-p-profile__heading">宮本 直弥 (みやもと なおや) プロフィール</div>
<div class="jto-p-profile__body">平成8年、福岡県生まれ。ICTコンストラクション株式会社にて、平成31年4月より人材育成支援システムの企画・開発に携わり、現在は導入・保守に従事。</div>
</div>
<hr />
<div>ICTコンストラクション株式会社</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<th>設立</th>
<td>平成23年7月</td>
</tr>
<tr>
<th>資本金</th>
<td>5,000万円</td>
</tr>
<tr>
<th>事業内容</th>
<td>自治体向け内部情報システムに関するサービス(人事給与、庶務事務、財務会計、文書管理など)、ネットワーク・インフラストラクチャに関するサービス、セキュリティ関連システムに関するサービス、クラウド・ASPサービスなど</td>
</tr>
<tr>
<th>URL</th>
<td><a href="https://www.gyoseiq.co.jp/ict/" target="”_blank”">https://www.gyoseiq.co.jp/ict/</a></td>
</tr>
<tr>
<th>問い合わせ先</th>
<td>092-263-7880 (平日 8:30～17:30) <br /><a href="mailto:ictweb@gyoseiq.co.jp" target="_blank">ictweb@gyoseiq.co.jp</a><br />
<p><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20210907/20210907124516.jpg" alt="f:id:jichitaitsushin:20210907124516j:plain" width="150" height="" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div id="material-area" class="jto-p-material">
<div class="jto-p-material__lead">この記事で支援企業が提供している<br />ソリューションの資料をダウンロードする</div>
<div class="jto-p-buttonGroup">
<div class="jto-p-buttonGroup__aboveButtonText">＼ たった1分で完了！ ／</div>
<a href="https://raban.jt-tsushin.jp/materials?keyword=ICT%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BE" target="_blank" class="jto-c-button jto-c-button__primary"><span class="fa fa-chevron-circle-right"> </span>資料ダウンロードフォーム</a></div>
</div>

私共ＩＣＴコンストラクションは、『人材育成支援システムざいなる』の開発・販売を行っています。自治体様向け人事評価システム導入の豊富な実績がございますので、安心してお任せください。お問合せより、お気軽に課題についてご相談ください。

システム導入で職員の負担を軽減し、人事評価制度の運用透明化を実現

 <h4 id="郵便関連業務の効率化をサポートするピツニーボウズジャパン株式会社は8月26日金に自治体様向けオンラインデモイベントを開催いたします">郵便関連業務の効率化をサポートする、ピツニーボウズジャパン株式会社は<br />8月26日（金）に自治体様向けオンラインデモイベントを開催いたします。</h4>
<center>
<div class="jto-p-buttonGroup"><a href="https://zoom.us/webinar/register/WN_TtWaPRq4S8yLqRkxJp7nEQ" target="_blank" class="jto-c-button jto-c-button__primary">本イベントの詳細・お申し込みはこちらから</a></div>
</center>
<p><br />自治体様の郵便発送業務改善をサポートする「郵便料金計器」と「封入封かん機」の製品デモンストレーションをオンラインで行います。感染症対策が続く中、メーカーに来てもらうのも手続きが大変というケースは多いと思います。オンラインデモなら、気軽にネットを見る感覚で製品概要を知ることができます。<br /><br />今月発刊された自治体通信8月号(vol.41) に掲載された山形県<strong>大石田町様</strong>が本イベントに登壇して頂きます。<br />「封入封かん機」を導入された大石田町様に導入の背景、成果について事例インタビューを行います。<br /><br />※インタビュー終了後には直接質問ができる質疑応答コーナーを用意しております。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/a/a-mitsuda/20220805/20220805160913.jpg" width="600" height="502" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>ご参考：<a href="https://www.jt-tsushin.jp/interview/jt41_pitneybowes/" target="_blank">https://www.jt-tsushin.jp/interview/jt41_pitneybowes/</a><br />大石田町様の記事</p>
<h4 id="イベントスケジュール">◆イベントスケジュール</h4>
<table>
<tbody>
<tr>
<th>9:30-10:30</th>
<td>郵便料金計器のデモ説明会</td>
</tr>
<tr>
<th>11:00-12:00</th>
<td>封入封かん機のデモ説明会</td>
</tr>
<tr>
<th>13:00-13:45</th>
<td>封入封かん機 導入済み自治体様へインタビュー：山形県大石田町様</td>
</tr>
<tr>
<th>14:00-15:00</th>
<td>封入封かん機のデモ説明会</td>
</tr>
<tr>
<th>15:30-16:30</th>
<td>郵便料金計器のデモ説明会</td>
</tr>
</tbody>
</table>
<p> </p>
<center>
<div class="jto-p-buttonGroup"><a href="https://zoom.us/webinar/register/WN_TtWaPRq4S8yLqRkxJp7nEQ" target="_blank" class="jto-c-button jto-c-button__primary">本イベントの詳細・お申し込みはこちらから</a></div>
</center>
<p><span style="font-size: small;">※本セミナーは、ビデオ会議ツール「Zoom」を使ったWebセミナーです。<br />※当社では「Zoom」のご利用に関するサポートはいたしておりませんので、予めご了承ください。<br />※お申し込み後、ご入力いただいたメールアドレス宛に、WebセミナーURLを開催時間までにお送りいたします。<br />※自治体以外の方の申込みや参加はお断りしております。ご了承頂ければと思います。</span></p>
<p> </p>
<div>会社概要</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<th>社名</th>
<td>ピツニーボウズジャパン株式会社</td>
</tr>
<tr>
<th>設立</th>
<td>1981年（昭和56年）1月12日</td>
</tr>
<tr>
<th>本社所在地</th>
<td>〒140-0001　東京都品川区北品川4-7-35　御殿山トラストタワー 12階</td>
</tr>
<tr>
<th>資本金</th>
<td>4億円</td>
</tr>
<tr>
<th>事業内容</th>
<td>郵便と小包の発送業務の効率化およびデジタル・トランズアクションの分野における製品とソリューション、サービス</td>
</tr>
<tr>
<th>従業員数</th>
<td>135名　（2021年3月現在）</td>
</tr>
<tr>
<th>URL</th>
<td><a href="https://www.pitneybowes.com/jp" target="_blank">https://www.pitneybowes.com/jp/</a></td>
</tr>
</tbody>
</table>

【山形県大石田町様登壇：8月26日(金)9時30分～】自治体様向けオンラインデモイベント開催！

書類の封入作業を自動化し、正確かつ迅速な郵便発送業務を実現

 <div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">広島県福山市の取り組み</span></p>
<p class="jto-c-topic">住民サービスのオンライン化①</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="住民が普段使いするLINEをDX推進の重要基盤に">住民が普段使いするLINEを、DX推進の重要基盤に</h3>
<div class="jto-c-interviewee">福山市<br />総務局 総務部 ICT推進課 課長　喜多村 秀樹<br />総務局 総務部 ICT推進課 主事　下田 瑞稀</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] 株式会社Bot Express</div>
<p>※下記は自治体通信 Vol.41（2022年8月号）から抜粋し、記事は取材時のものです。</p>
<div class="jto-c-lead">
<p>DX推進を掲げる多くの自治体において、行政手続きのオンライン化は、住民サービスの向上に資する取り組みのひとつとして関心が高まっている。しかし、そこでどのようなツールを活用すればよいか、頭を悩ませているケースも少なくない。こうしたなか、福山市(広島県)は、SNSのLINEに着目し、住民票や税証明書の発行などさまざまな手続きを同市の公式アカウントで完結できる仕組みを構築した。取り組みの詳細について、同市の担当者2人に聞いた。</p>
</div>
<div class="jto-p-jumoToMaterial"><a href="#material-area"><span class="fa fa-chevron-circle-down"> </span> 本記事で紹介しているサービス概要資料はこちら</a></div>
<div class="municipality-data">[福山市] ■人口:46万2,237人(令和4年6月末現在) ■世帯数:21万4,178世帯(令和4年6月末現在) ■予算規模:3,636億7,551万3,000円(令和4年度当初) ■面積:517.72km<sup>2</sup> ■概要:広島県の東南端、瀬戸内海に面した山陽道のほぼ中央に位置する中核市。鉄鋼業や化学工業、繊維産業など市内各地に多彩な産業が発達し、日本のモノづくりの一翼を担う。今年、築城400年の節目を迎える福山城や、潮待ちの港として栄えた鞆の浦など、豊かな歴史・文化を有する。</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220801/20220801150940.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">福山市</div>
<div class="jto-p-person__position">総務局 総務部 ICT推進課 課長</div>
<div class="jto-p-person__name">喜多村 秀樹 <span class="jto-p-person__kana">きたむら ひでき</span></div>
</div>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220801/20220801151011.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">福山市</div>
<div class="jto-p-person__position">総務局 総務部 ICT推進課 主事</div>
<div class="jto-p-person__name">下田 瑞稀 <span class="jto-p-person__kana">しもだ みずき</span></div>
</div>
</div>
</div>
<h4 id="行政情報の入手方法として多くの住民がLINEを利用">行政情報の入手方法として、多くの住民がLINEを利用</h4>
<p><strong>―DX推進に向けてどういった取り組みを行っていますか。</strong></p>
<p><strong>喜多村</strong>　行政のデジタル化については長年、取り組んできましたが、コロナ禍を背景に人々のライフスタイルが大きく変わったことを受け、従来の「情報化計画」を令和3年度に「デジタル化実行計画」へと刷新しました。なかでも住民サービスの向上に関する取り組みでは、「行かない・書かない・待たない市役所」の実現を目指し、行政手続きのオンライン化や、キャッシュレス決済の導入などDX推進に関する検討に取りかかりました。そうしたなかで着目したのが、当市が令和2年から公式アカウントを開設しているLINEでした。</p>
<p><strong>―それはなぜでしょう。</strong></p>
<p><strong>喜多村</strong>　当市の公式アカウントには、令和3年8月時点で約9万人が「友だち」登録しており、行政と住民との間のコミュニケーション手段として重要な役割をすでに担っていたからです。当時は行政情報の発信がおもな役割でしたが、DXに関する自治体向けセミナーのなかで、LINEをさまざまな住民サービスに活用できることを知ったのです。そこで、LINE公式アカウント上にさまざまな機能を実装できるツールを導入しようと、プロポーザル方式の公募を実施。その結果、Bot Express社の『GovTech Express』を導入し、公式アカウントを令和4年3月にリニューアルしました。</p>
<p><strong>―どういった点が導入の決め手となったのですか。</strong></p>
<p><strong>下田</strong>　特に、「公的個人認証サービス(JPKI)」と連携できる機能を評価しました。これを活用すれば、住民はマイナンバーカードに搭載された「電子証明書」をスマホから読み取るだけで、本人確認を必要とする申請を行えるため、適用できる住民サービスの幅が広がると期待しました。また、各種証明書の発行手数料を支払うためのキャッシュレス決済に対応している点も評価したポイントでした。</p>
<h4 id="DXに関するアイデアが庁内で生まれやすくなった">DXに関するアイデアが、庁内で生まれやすくなった</h4>
<p><strong>―導入によって、どのような成果を得られていますか。</strong></p>
<p><strong>下田</strong>　申請方法に関する住民からの問い合わせがほとんどないことは、大きな成果だと考えています。住民は、チャットボットによる案内に従うだけですべての申請プロセスをLINE上で完結できるので、操作に戸惑うことが少ないのです。<br /><br />　このほか、LINEを介した申請のうち、約5割を開庁時間外の申請が占めていることから、住民がいつでもどこでも申請を行える仕組みを構築できたと実感しています。LINEによる申請が今後さらに増えれば、窓口における職員の負担軽減にもつながるでしょう。</p>
<p><strong>喜多村</strong>　当市のLINE公式アカウントでは証明書の申請のほか、マイナンバーカードに関する窓口予約や、簡易なフレイルチェックなどの機能も実装しました。『GovTech Express』を導入後、当市公式アカウントの「友だち」登録数は順調に増え、現在は12万人を超えています。これはまさに、LINEを活用した住民サービスのオンライン化に対し、住民が利便性を感じてくれている証だと捉えています。</p>
<p><strong>―今後の活用方針を聞かせてください。</strong></p>
<p><strong>喜多村</strong>　LINEは職員にとっても馴染みのあるSNSであることから、「LINEを使うならこんなことも実現できそうだね」と、DXに関するアイデアが生まれるようになってきました。いま、当市におけるLINEは、DX推進の新たな重要基盤としての役割を果たしています。今後も『GovTech Express』を活用し、住民サービスの向上に資するDXを推進していきます。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220801/20220801151935.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<hr />
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">支援企業の視点</span></p>
<p class="jto-c-topic">住民サービスのオンライン化②</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="説明書いらずの対話型UIで住民視点に立ったDXを追求せよ">「説明書いらず」の対話型UIで、住民視点に立ったDXを追求せよ</h3>
<div class="jto-c-interviewee">株式会社Bot Express 代表取締役　中嶋 一樹</div>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] 株式会社Bot Express</div>
</div>
<div class="jto-c-lead">
<p>これまでは、LINEの公式アカウントにさまざまな機能を搭載し、住民サービスの向上に向けてＤＸを推進している福山市の事例を紹介した。ここでは、同市の取り組みを支援したBot Expressを取材。住民サービスのオンライン化を推進するポイントについて、代表の中嶋氏に聞いた。</p>
</div>
<div class="jto-p-person">
<div class="jto-p-person__photo"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220801/20220801152719.jpg" alt="" /></div>
<div class="jto-p-person__meta">
<div class="jto-p-person__organization">株式会社Bot Express</div>
<div class="jto-p-person__position">代表取締役</div>
<div class="jto-p-person__name">中嶋 一樹 <span class="jto-p-person__kana">なかじま かずき</span></div>
</div>
</div>
<h4 id="馴染みないシステムの操作は利用時の大きな障壁に">馴染みないシステムの操作は、利用時の大きな障壁に</h4>
<p><strong>―自治体における住民サービスのオンライン化の動向をどのように見ていますか。</strong></p>
<p>　コロナ禍以降、各種証明書の申請や施設予約など、以前は対面や電話で行っていた住民サービスをオンライン化する取り組みが急速に増えていると感じています。これによって住民は、役所に足を運んで申請書を手書きで作成したり、開庁時間に合わせて窓口に電話をかけたりする手間を省けるようになってきました。しかし、「ITによって人々の暮らしをより良くする」というDXの本質を鑑みると、まだまだ改善できる余地も大きいと私は考えています。</p>
<p><strong>―それはなぜですか。</strong></p>
<p>　オンライン化を実現させても、行政手続きをめぐる「煩雑さ」を完全に払拭しきれていないケースが少なくないからです。たとえば、説明書に記載された内容を理解したうえで、使い慣れないシステムや端末を操作することは、住民が手続きを行ううえで大きな障壁になります。そのため、貴重な財源を使って住民サービスをオンライン化しても、住民に利便性を感じてもらえず、利用が伸び悩んでしまうこともありえるのです。</p>
<p><strong>―どうすればよいのでしょう。</strong></p>
<p>　「説明書いらず」で、かつ、「住民が自ら使い慣れたツールを使える」という、住民視点に立ったオンライン化を追求すべきです。たとえば、多くの人々が普段使いしているLINEは、有効なツールになるでしょう。トーク画面上のチャットボットが必要な操作を案内してくれますから、まさに説明書は要りません。そこで当社では、LINEをはじめとしたデジタルツールをベースに住民視点のオンライン化を実現する、『GovTech Express』を提案しています。</p>
<p><strong>―どういった特徴がありますか。</strong></p>
<p>　ひとつは、LINEの公式アカウント上に、多様な機能を実装できることです。これにより、「公的個人認証サービスを活用した証明書の申請」や「ごみ分別・収集の申し込み」「施設の検索・予約」「アンケート」など、自治体と住民をむすぶあらゆるサービスをLINEのトーク画面で完結させる仕組みを構築できます。<br /><br />　　『GovTech Express』では、多くの自治体での利用が想定される機能をテンプレートとして用意していますが、自治体の職員がそれぞれのニーズに合わせて柔軟に機能をカスタマイズできる点にこそ、大きな特徴があります。</p>
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220801/20220801154327.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<h4 id="現場から生まれた便利機能を自治体間で共有しあえる">現場から生まれた便利機能を、自治体間で共有しあえる</h4>
<p><strong>―どのように機能をカスタマイズできるのですか。</strong></p>
<p>　「公的個人認証サービスとの連携」や「キャッシュレス決済」など、さまざまなコンポーネント<a href="#f-f37b57e5" name="fn-f37b57e5" title="※コンポーネント : ソフトウェアやシステムの構成要素">*1</a>を組み合わせて、ノーコードで機能を開発することができます。その際、『GovTech Express』はサブスクリプション型の契約形態であるため、新たな機能の開発や修正に追加費用がかかりません。これにより自治体は、予算化や事業者への委託に時間をかけることなく、住民サービスのオンライン化を進められるのです。ある導入自治体では、原課の職員が「学校の欠席連絡」といった独自の機能をいくつも開発しています。『GovTech Express』では、こうした現場で生まれた便利な機能を自治体間で共有することもできます。</p>
<p><strong>―今後、どのような方針で自治体を支援していきますか。</strong></p>
<p>　当社は創業以来、自治体と伴走し、DXによって住民の暮らしを豊かにすることに、主眼を置いてきました。そのため、LINEを活用した住民サービスのオンライン化は、あくまでも手段のひとつに過ぎないと当社は考えています。そこで現在は、LINEを使わない住民に対しても、Webや電話応答システムを介して便利な住民サービスを横展開できる仕組みを『GovTech Express』に構築しているところです。住民視点に立った「真のDX」を目指す自治体のみなさまは、お気軽にご連絡ください。</p>
<div class="jto-p-profile">
<div class="jto-p-profile__heading">中嶋 一樹 (なかじま かずき) プロフィール</div>
<div class="jto-p-profile__body">昭和53年、大阪府生まれ。平成13年に大学を卒業後、一貫してエンジニアを務める。日本オラクル株式会社、株式会社セールスフォース・ドットコム(現:株式会社セールスフォース・ジャパン)、LINE株式会社などを経て、平成31年に株式会社Bot Expressを設立、代表取締役に就任。</div>
</div>
<hr />
<p class="text-center"><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/j/jichitaitsushin/20220803/20220803115811.jpg" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></p>
<div class="jto-p-headline">
<p><span class="jto-c-label">機能活用の事例</span></p>
<p class="jto-c-topic">宮崎県串間市</p>
<h3 class="jto-p-headline__heading jto-c-heading" id="施設予約をLINEで受け付け電話対応の負担から職員を解放">施設予約をLINEで受け付け、電話対応の負担から職員を解放</h3>
<div class="jto-c-sponsored">[提供] 株式会社Bot Express</div>
</div>
<p>串間市は令和3年度、市内に新たなキャンプ場を開設した。当初、利用予約は電話で受け付けており、職員は1件最長10分間の対応を、多い時期で1日数十件行い、業務負担が増大していた。そうしたなか、庁内の別部署で活用されている『GovTech Express』に着目。キャンプ場の予約をLINE上で行える仕組みを構築した。利用者は、スマホを使って簡単に予約を済ませられるようになり、職員も電話対応の負担から解放された。現在、LINEを介した予約は全体の約9割を占めている。今後はアンケート機能を用いて収集する利用者の声を参考に、市全体の観光促進も強化していく方針だ。</p>
<hr />
<div>株式会社Bot Express</div>
<table>
<tbody>
<tr>
<th>設立</th>
<td>平成31年2月</td>
</tr>
<tr>
<th>資本金</th>
<td>1億円</td>
</tr>
<tr>
<th>従業員数</th>
<td>7人(令和4年7月現在)</td>
</tr>
<tr>
<th>事業内容</th>
<td>官公庁専用対話型アプリケーション『GovTech Express』の開発提供</td>
</tr>
<tr>
<th>URL</th>
<td><a href="https://www.bot-express.com/" target="”_blank”">https://www.bot-express.com/</a></td>
</tr>
<tr>
<th>問い合わせメールアドレス</th>
<td><a href="mailto:hello@bot-express.com">hello@bot-express.com</a></td>
</tr>
</tbody>
</table>
<div id="material-area" class="jto-p-material">
<div class="jto-p-material__lead">この記事で支援企業が提供している<br />ソリューションの資料をダウンロードする</div>
<div class="jto-p-buttonGroup">
<div class="jto-p-buttonGroup__aboveButtonText">＼ たった1分で完了！ ／</div>
<a href="https://raban.jt-tsushin.jp/materials?keyword=%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E4%BC%9A%E7%A4%BEBotExpress" target="_blank" class="jto-c-button jto-c-button__primary"><span class="fa fa-chevron-circle-right"> </span>資料ダウンロードフォーム</a></div>
</div><div class="footnote">
<p class="footnote"><a href="#fn-f37b57e5" name="f-f37b57e5" class="footnote-number">*1</a><span class="footnote-delimiter">:</span><span class="footnote-text">※コンポーネント : ソフトウェアやシステムの構成要素</span></p>
</div>

住民が普段使いするLINEを、DX推進の重要基盤に

 <p>地域課題×企業のチカラを掛け合わせるワークショップ「第６回 デジマ式 plus」を開催！</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722110317.jpg" width="600" height="337" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>2022年7月１日に、自治体が抱える地域課題をテーマに、企業のチカラで解決に向けた新規事業を創出していくためのワークショップ「デジマ式 plus」を開催しました。<br /><br />今回の「デジマ式 plus」はこれまでと異なり一般社団法人情報サービス産業協会（以下、JISA）が主催となりデジマ式 plusがサポートしました。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722110239.png" width="1200" height="224" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>現在、JISAは情報サービス産業が力を結集してデジタルの力で社会課題の解決に貢献することは業界の使命と考えて、個社を超えて複数の企業がアイデアや知恵を提供しながら社会課題解決を目指す「JISA 版はやぶさプロジェクト 」の企画に取り組んでいます。<br />その取り組みのひとつとして、長崎県の地方自治体（長崎市、雲仙市）の地域課題解決に資する新規事業プランをJISA 会員企業が創造し、実証実験（PoC)を行うプロジェクトとして立ち上げるためデジマ式plusをご活用いただくこととなりました。<br /><br /></p>
<ul class="table-of-contents">
    <li><a href="#１プロローグガイダンスと相互理解へ">１．プロローグ〜ガイダンスと相互理解へ</a></li>
    <li><a href="#２本編プレゼンテーションから課題解決へ">２．本編〜プレゼンテーションから課題解決へ</a></li>
    <li><a href="#３エピローグ新しい事業プランを発表">３．エピローグ〜新しい事業プランを発表</a></li>
    <li><a href="#４参加したみなさまからの声">４．参加したみなさまからの声</a></li>
    <li><a href="#５デジマ式plusのご紹介">５．デジマ式plusのご紹介</a></li>
</ul>
<p>いよいよスタート</p>
<p>今回は長崎市と雲仙市の２市連携によるプレゼンテーションを行っていただきました。<br />長崎市と雲仙市のご担当者さま自らがプレゼンテーションを行い、新規事業アイデアを創出しようとしている４つの企業の参加者に課題を解決したいという想いを伝えます。<br /><br />その想いを受けて、参加企業は地域課題にどのように向き合っていくのか、地域課題の解決プランを考え、そして実現へ。４時間のワークショップがはじまります。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722110221.png" width="600" height="346" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>そしてプレゼンテーションのテーマは、ここ数年注目を浴びている「働き方」について。<br /><br />テーマタイトルは、ずばり<strong>「コロナ渦で加速する「新しい働き方」を企業向けに定着させ、その結果、地方への関係人口流入を増加させるために何ができるか？」</strong>でした。<br /><br />この解決に向けて参加した企業が以下の４社です。デジマ式plusは各社３名ずつチームとして参加します。</p>
<p> </p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722110229.png" width="600" height="336" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>また今回は次のとおり多くの見学者に来ていただきました。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722110232.png" width="600" height="295" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>ワークショップの構成は、プロローグ、本編、エピローグの３つ。それでは、ひとつずつレポートしていきます。</p>
<h5 id="１プロローグガイダンスと相互理解へ">１．プロローグ〜ガイダンスと相互理解へ</h5>
<p>開始の挨拶は、JISA 企画・広報委員会 委員長 尾本 昇氏より「JISA 版はやぶさプロジェクト 」と「デジマ式plus」についてご説明いただきました。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722110237.jpg" width="600" height="398" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>そしてオープニングがはじまります。<br />司会は、デジマ式plus運営事務局の松元と甲斐です。まずはガイダンスを行っていきます。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722110240.jpg" width="600" height="398" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>さらにワークショップの場の一体感とワークショップへの集中力を高めるためのアイスブレイクを行いました。リラックスした雰囲気を作り出すとともに参加者それぞれの個性を出していくことで、参加企業同士のコミュニケーションも生み出していきます。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722111020.png" width="600" height="337" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>次に参加企業が自社紹介の形で各社の新規事業ミッションを共有していきます。新規事業創造のミッションを共通点として各社の理解を深めていきます。</p>
<h5 id="２本編プレゼンテーションから課題解決へ">２．本編〜プレゼンテーションから課題解決へ</h5>
<p>その後本編に進み、まずは発表者である長崎市 商工部 産業雇用政策課 立地創業係 山田貫才さんと雲仙市 観光商工部 観光物産課 黒原廉さんの若いお二人によるプレゼンテーションです。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722111057.png" width="600" height="337" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>長崎における人口減少スピードは顕著で、直近5年で6.4万人も減少しています。特に「外部からの流入減」を起因とする人口減少が課題です。<br /><br />一方、企業ではリモートワークやワーケーションなど地域とつながる「あたらしい働き方」が求められており課題となっています。<br /><br />この双方の課題を「関係人口を増加」させることで解決できないかというプレゼンテーションでした。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722110250.jpg" width="600" height="337" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>また課題の発表とともに、<br />・オープンイノベーション型新規事業創出支援チームNAIGAICREWがあること<br />・茂木バレー、雲仙BASEといった地域の内外を繋ぐ施設があること<br />・域外からのワーケーションに対する補助金が整備されていること<br />・起業や大学など、産学との連携を活発に行っていること<br />などなど<br /><br />長崎市と雲仙市の２市が、企業の新規事業をしっかりと応援する体制や仕組みなどをご紹介いただきました。<br /><br />プレゼンテーションの後は、さっそく参加者のワークがはじまります。<br /><br />まずはプレゼンテーションで聞いた内容と配布資料をもとに、参加者はそれぞれの経験や知識をもとに、プレゼンターである自治体とは異なる視点や切り口で課題を深堀します。<br /><br />得られている情報は少ないながらも「あたらしい働き方」の課題をあらためて考えることで、その運営課題が自分のことのようになっていきます。デジマ式 plusの「自分ごと」化のプロセスです。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722111204.png" width="600" height="337" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p> </p>
<p> </p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722111230.png" width="600" height="337" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>深堀をしていくうちに参加者の頭の中にはさまざまな疑問が沸いてきます。それらの疑問があるとアイデアの創出の際に心理的な大きなブレーキになります。<br /><br />そこで掲示板型のQAサービスを用いて全員から疑問を募った上で、時間をかけて自治体と参加企業の全員で質疑応答を行います。<br /><br />質疑応答を終えると疑問が解消されると共に全員の理解レベルが揃いより話しやすい状態が生まれます。<br /><br />続いてデジマ式 plusではプレゼンテーションで出てきた課題をそのまま考えるのではなく、参加企業がそれぞれの切り口で課題を再設定することができます。そうすることで課題は自社のこととして捉えなおされ、自社にとって解決を目指しやすいものになります。<br /><br />その後、参加企業各社が再設定した課題を発表し共有します。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722111301.png" width="600" height="337" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p> </p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722112823.png" width="600" height="337" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>この共有では、各社ごとに課題の捉え方に特色が出ます。これは自治体にとっても、参加している各社おのおのにとっても新鮮な気づきを得られます。この気づきがこの後のワークにもインスピレーションをもたらします。<br /><br />次は、自分たちで再設定した課題を解決するために自社で「できること」を考えていきます。そして各社ごとに、自社で「できること」を整理、選別、アイデアを深めて、ひとつの「サービス」としてブラッシュアップしていきます。さらにそのサービスが普及するストーリまでを考えます。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722111344.png" width="600" height="337" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>サービス検討の最終フェーズでは、このワークショップ後すぐにはじめることができるファーストステップを考えます。このワークショップで事業プランを考えて終わりではなく、実現へとすぐに行動できるように準備するためです。<br />以上で本編が終了となります。</p>
<h5 id="３エピローグ新しい事業プランを発表">３．エピローグ〜新しい事業プランを発表</h5>
<p>いよいよ、エピローグ。事業プランを長崎市と雲仙市へ発表する時間です。<br /><br />「あたらしい働き方」という課題を「自分ごと」のように考えた参加企業各社は、それぞれ課題を解決するための事業プランについて説明しました。</p>
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<p> </p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722111446.png" width="600" height="337" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<p>それぞれの企業が「自分ごと」として再考した課題を解決するために保有するアセット・リソースを用いた事業プランが発表されました<br /><br />発表後は長崎市 山田さんと雲仙市 黒原さんからは、<br />「各企業の皆さまが、われわれの地域の課題を本気で考える姿勢に感動しました。また、発表された事業プランも自分たちでは考えたこともなかったようなことでぜひ一緒に実現したい」と総評をいただきました。<br /><br />次は実現へ<br />デジマ式 plusは、ここで終わりではありません。<br />参加各社のアイデアは実現の可能性を探るべく次のステップへと進んでいくことになっています。</p>
<center><img src="https://jto-image.s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/images/fotolife/c/c-tang/20220722/20220722110317.jpg" width="600" height="337" loading="lazy" title="" class="hatena-fotolife" itemprop="image" /></center>
<h5 id="４参加したみなさまからの声">４．参加したみなさまからの声</h5>
<p><strong>【開催レポート】雲仙市より</strong></p>
<p>　●<strong> </strong><a href="https://www.unzen-portal.jp/projects/other/it%e4%bc%81%e6%a5%ad%e3%81%a8%e5%85%b1%e3%81%ab%e5%9c%b0%e5%9f%9f%e8%aa%b2%e9%a1%8c%e3%82%92%e8%80%83%e3%81%88%e3%82%8b%e3%80%80%e3%83%87%e3%82%b8%e3%83%9e%e5%bc%8fplus%e3%81%ab%e5%8f%82%e5%8a%a0/" target="_blank">IT企業と共に地域課題を考える　デジマ式plusに参加してきました！ | その他の取り組み | 雲仙温泉の取り組み | 全員集合！ 雲仙ポータル</a></p>
<p><strong>【アンケートより】参加企業の皆さまからの声</strong><br />　● それぞれの観点でアイデアが出て良かった。<br />　● 久しぶりのリアルワークショップという事もありますが、大変、面白かったです。<br />　● なかなかサービスが固まらず難しかったが、満足している。<br />　● 長崎、雲仙と、実際の職員からの課題がわかりやすく興味深かった。また、各企業の特色が感じられて面白かった<br />　● 楽しかったです！ここからが正念場！<br />　● 普段考えないような課題に対して色々とアプローチを考えたことは、楽しい反面とても難しかったです。自社・自部署のアセットで考え過ぎたので、今回のテーマに当てはまるのがなかなか大変でした。</p>
<p><strong>【アンケートより】見学の皆さまからの声</strong><br />　● 地域課題を自治体がプレゼン、それを受けて企業が課題解決法を考える、という場のコンセプトが素晴らしく、このような場を設けているデジマ式さんに感銘を覚えました。<br />　● 自治体の方に具体的に課題を提示いただき、それを民間会社が解決策を議論することの意義が大変参考になった<br />　● 運営がとても良いと思いました。<br />　● 長崎市、雲仙市の方もおっしゃっていた用に、企業様ならでは視点や自分達だけでは出てこないようなアイデアが幾つもでてきて、とても有意義な機会になったと感じました。自分達でもこういう場を設けていけたらとおもいます。</p>
<p>アンケート内容や当日の気づきを含めて、「デジマ式 plus」はさらにバージョンアップしていきます。</p>
<h5 id="５デジマ式plusのご紹介">５．デジマ式plusのご紹介</h5>
<p><strong><span style="color: #000000;">ご興味のある企業さま、自治体担当者さまへ</span></strong><br /><strong><span style="color: #000000;">本ワークショップへのお問い合わせはこちら</span></strong><br /><strong><span style="color: #000000;">メールのみでのお問い合わせとなります。</span></strong></p>
<p>デジマ式plus運営事務局　松元 / 甲斐<br />Email：<a href="mailto:dejima-shiki@ctc-g.co.jp">dejima-shiki@ctc-g.co.jp</a><br /><br />◆デジマ式plusとは？<br /><br />伊藤忠テクノソリューションズ（CTC）では、新規事業・イノベーション創出にチャレンジする企業の方々がオープンイノベーションを実現するための場である「Innovation Space DEJIMA 」（東京都東五反田）を運営しています。<br /><br />Innovation Space DEJIMAでは、全国各地の共創・協働を支援してきた株式会社イー・エージェンシーとCTCの2社（デジマ式plus運営事務局）で、地域課題解決のためのビジネス創出プログラムであるデジマ式plusを定期的に実施しています。</p>
<p>自治体と企業をつなぎ地域発のビジネスを創出する本プログラムは、ビジネス案を考えるワークショップと自治体と企業が連携しビジネスを共創するアフターフォローで構成されています。</p>
<p> </p>
<div><strong>伊藤忠テクノソリューションズ株式会社</strong></div>
<table>
<tbody>
<tr>
<th>設立</th>
<td>1979年7月11日</td>
</tr>
<tr>
<th>所在地</th>
<td>〒105-6950　東京都港区虎ノ門4-1-1 神谷町トラストタワー</td>
</tr>
<tr>
<th>資本金</th>
<td>21,763百万円</td>
</tr>
<tr>
<th>従業員数</th>
<td>単体 4,594名、CTCグループ 9,333名（2021年4月1日現在)</td>
</tr>
<tr>
<th>事業内容</th>
<td>コンピュータ・ネットワークシステムの販売・保守、ソフトウェア受託開発、情報処理サービス、科学・工学系情報サービス、サポート、その他</td>
</tr>
<tr>
<th>URL</th>
<td>
<p><a href="https://www.ctc-g.co.jp/" style="font-size: 16px;"><span style="color: #3d4245; font-family: -apple-system, BlinkMacSystemFont, 'Segoe UI', Helvetica, Arial, sans-serif;">https://www.ctc-g.co.jp/</span></a></p>
</td>
</tr>
</tbody>
</table>

私たちは、テクノロジーを活用しながら、地域の「まち・ひと・しごと」の様々な課題に対して、ベストプラクティスを用意し、住み続けたいまちを実現します。

【開催レポート】長崎市と雲仙市から出されたテーマで新規事業アイデアを創出！「第６回デジマ式 plus」

 <p>【奈良県三宅町連載記事②：総研インタビュー】</p>
<p> </p>
<p><span style="color: #666666;">三宅町連載企画の第2弾は、官民連携によって住民の困りごとを解決に導いた事例「手ぶら登園」をご紹介。当事業は公立園で初めて導入されたものになりますが、実証実験から本格導入に至るまで、どのような経過があったか見ていきましょう。</span></p>
<p> </p>
<ul class="table-of-contents">
    <li><a href="#子育てのまち三宅町">子育てのまち、三宅町</a></li>
    <li><a href="#公立園初の手ぶら登園導入">公立園初の「手ぶら登園」導入</a></li>
    <li><a href="#実証実験にあたって">実証実験にあたって</a></li>
    <li><a href="#現場の反応は">現場の反応は・・・</a></li>
    <li><a href="#職員の挑戦と意識改革">職員の挑戦と意識改革</a></li>
</ul>
<p> </p>
<h4 id="子育てのまち三宅町"><span style="color: #286f2c;">子育てのまち、三宅町</span></h4>
<p>三宅町は保護者や子どもを応援すべく子ども・子育て支援に力を入れています。</p>
<p>基本的な地域子ども・子育て支援事業の他、NECQA（保育士と保育の質に関する研究会。以下、ネクア）や江崎グリコ（株）、NPOアトリエスタなどと、<strong>地域の子育て環境の充実や町の子育て支援の向上を目的に連携協定を結び</strong>、町独自の事業として産婦人科や小児科の医師とのオンライン相談や出産祝品の贈呈、アート体験など、保護者のニーズを汲み取った取り組みを多く行っているのが特徴です。</p>
<p>このように子育て支援に力を入れる三宅町では、BABY JOB株式会社（以下、ベビージョブ）と連携し、<strong>当時（2020年7月時点）公立園初となる「手ぶら登園」を導入しました。</strong></p>
<p> </p>
<h4 id="公立園初の手ぶら登園導入"><span style="color: #286f2c;">公立園初の「手ぶら登園」導入</span></h4>
<p><br />「手ぶら登園」とは、保育施設におむつが直接届く定額制サービスのことです。</p>
<p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Ftebura-touen.com%2F" title="手ぶら登園｜おむつを保育施設に直接お届けする定額制サービス" class="embed-card embed-webcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 155px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://tebura-touen.com/">tebura-touen.com</a></cite></p>
<p> </p>
<p>保育サービスを利用するにあたっては、おむつへの名前書き・補充、使用済みおむつの持ち帰り・処理などの作業が必要となり、<strong>保護者にとってその負担は決して小さいものではありません。</strong></p>
<p>三宅町では、以前から「おむつの持ち帰りに困っている」という声が保護者から挙がっており、森田浩司三宅町長（以下、「森田町長」）自身も子育て当事者として、おむつの処理の負担の大きさを身に染みて感じていました。</p>
<p>この時三宅町は、ベビージョブ（株）からの情報提供でこの事業の存在を知り、これを利用すれば保護者の負担を軽減できるのではないかと考えました。</p>
<p>当時「手ぶら登園」は、民間の保育施設での導入実績はあったものの、<strong>公立園での事例は無く、導入すれば全国初となる試みでした。</strong>そのため、導入の可否や効果の有無を判断すべく、同町健康こども課が主体となり、実証実験を行いました。</p>
<p> </p>
<h4 id="実証実験にあたって"><span style="color: #286f2c;">実証実験にあたって</span></h4>
<p>実証実験を開始するにあたっては、<strong>保育現場の事業に対する理解の不足や日々発生するおむつゴミの処理方法などが課題</strong>にあがりました。</p>
<p>保護者だけでなく保育士の負担軽減も期待できる「手ぶら登園」ですが、保育士にとっては「多忙な保育業務に加えて、新たな業務が発生するのでは」という懸念から、現場で反発が生まれやすい、とベビージョブの担当者は言います。現場の保育士に仕組みやメリットを理解してもらうために、ベビージョブは、これまで民間園で導入した際の基本的な業務フローや懸念となりやすい点を基に、細かい具体的な手順をまとめ、健康子ども課に提供しました。その情報を基に<strong>同課が粘り強く現場と調整した結果、事業の理解と合意を得ることができました。</strong></p>
<p>また、使用済みおむつのゴミ処理についても、庁内組織間で連携することにより解決することができました。</p>
<p>保育所では週２回のゴミ収集日が決まっており、この頻度では日々溜まる使用済みおむつのゴミ箱や保管場所が必要となりますが、健康子ども課がゴミ収集を管轄する環境衛生課と調整し、ゴミ収集日を追加するとともに、ベビージョブから他園で行われているゴミの保管方法を情報提供することで解決することができました。</p>
<p><strong>ベビージョブの後方支援を受けながら、健康こども課が庁内の関係課と調整を行うことでスムーズに合意が得られた好例</strong>と言えます。</p>
<p> </p>
<h4 id="現場の反応は"><span style="color: #286f2c;">現場の反応は・・・</span></h4>
<p>一定期間の実証実験が終了した後は、その効果を検証する必要があるが、職員にアンケート結果の集約や分析を行うための余力がなかったことから、ベビージョブが自社の実績として活用することを視野に入れ、効果検証に協力を申し出ました。</p>
<p>保護者に実施したアンケート調査では、「紙おむつ・おしりふきの準備・持参の必要がなくなったことについてどう感じたか」という設問に対して「とても満足（97%）」、「満足（3％）」という回答を得るなど、とても高い評価を受けました</p>
<p>また、現場の保育士からも「おむつの管理がなくなったことにより業務が軽減され、より保育に集中できるようになった」いう声が寄せられ、<strong>保護者へのサービス向上だけでなく、保育士の業務負担も軽減されました。</strong></p>
<p>これらの結果は、本導入にあたり三宅町議会での説明で使われたほか、ベビージョブでも自治体での導入実績として広く情報発信することができ、<strong>双方にとって利益のあるものとなりました。</strong></p>
<p> </p>
<h4 id="職員の挑戦と意識改革"><span style="color: #286f2c;">職員の挑戦と意識改革</span></h4>
<p>今回の手ぶら登園の導入にあたっては、健康子ども課から保育士に向けて<strong>「試しにやってみて、ダメだったらやめればいい」</strong>と伝え、合意を得たそうです。これはまさに、三宅町が大切にしている「ビジョン・ミッション・バリュー」で示された<strong><span style="text-decoration: underline;">挑戦</span>を体現したものでしょう。</strong></p>
<p>非常に高い評価を得た「手ぶら登園」ですが、事業効果の他にも副次的効果がありました。<strong>それは<span style="text-decoration: underline;">職員の意識改革</span>です</strong>。挑戦が業務改善につながり、成功体験として職員の意識に強く根付きました。<strong>当事業は、住民サービスの向上だけでなく、<span style="text-decoration: underline;">職員の意識の醸成にも成功した好例</span>と言えるでしょう。</strong></p>
<p> </p>
<p>次回は官民連携を用いて行政経営（庁内）に寄与した事例をご紹介いたします。　</p>
<p>ぜひお楽しみに。</p>
<p> </p>
<p> </p>
<p>（続く）</p>
<p> </p>
<p>前回の記事はこちら</p>
<p><iframe src="https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fwww.jt-tsushin.jp%2F2022%2F04%2F26%2F111240" title="”日本で２番目に小さい町”が仕掛ける官民連携の挑戦【奈良県三宅町】 - 自治体通信オンライン" class="embed-card embed-blogcard" scrolling="no" frameborder="0" style="display: block; width: 100%; height: 190px; max-width: 500px; margin: 10px 0px;"></iframe><cite class="hatena-citation"><a href="https://www.jt-tsushin.jp/2022/04/26/111240">www.jt-tsushin.jp</a></cite></p>

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